福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は蝸牛忌です

2024-07-30 | 法話
今日は蝸牛忌です。幸田露伴は昭和22年7月30日に80歳で没しています。露伴の作品は現代人にはもう難解になってきていますが、仏教の教養がないとわからない作品が多いように思います。「連環記」は「日本往生極楽記」を著わした慶滋保胤(かものやすたね)を書いたものであるし、「運命」には一行阿闍梨が出てきます。「五重塔」は題名から仏教そのものですし、「風流佛」に至っては各章の名を法華経方便品の十如是をアレン . . . 本文を読む
コメント

今日は靖国神社社頭掲示の「林秀夫命」の戦死された日

2024-07-30 | 法話
「待望の日が遂に来ました。」陸軍曹長林秀夫命昭和二十年七月三十日 ルソン島にて戦死。長崎県出身。「永らく御世話になりました。待望の日が遂に来ました。遥か大連の空をのぞみ、便りをしたため居る此の思ひ、感無量です。とうとう心配のかけ通し、孝行らしき事何一つせずに発つのは断腸の思ひ。心残りそれのみです。幼かりし想ひ出の事どもは忘れ様としても忘れられない。人一倍キカン気の秀夫を一人前に育てて戴いた御両親の . . . 本文を読む
コメント

地蔵菩薩三国霊験記 5/14巻の4/17

2024-07-30 | 先祖供養
地蔵菩薩三国霊験記 5/14巻の4/17 四、同じく善寂寺の像の事  梁朝(6世紀中国の南北朝時代に江南に存在した国)の漢州徳陽縣(四川省徳陽市)の善寂寺の東廊壁上に絹を張りて観音地蔵各一躰を彩畫す。かたち僧の 張僧孫,地蔵菩薩・観世音菩薩各一体を彩畫す。かたち僧の貌の如し。鋟披(しんひ)して坐せり。時の人瞻礼すれば異光を放つ。麟徳元年(664年)にいたりて寺の僧、敬をなす事常に異ならんとほ . . . 本文を読む
コメント

今日30日は多くの文学者の忌日となっています

2024-07-30 | おすすめ情報
今日30日は多くの文学者の忌日となっています。蝸牛忌(幸田露伴昭和22年7月30日死去。81歳)、左千夫忌(伊藤左千夫大正2年7月30日死去48歳))、谷崎忌 ・潤一郎忌(谷崎潤一郎昭和40年7月30日死去79歳)、弦斎忌(村井弦斎昭和2年7月30日 死去63歳)です。このうち幸田露伴には親近感を覚えます。露伴の「努力論」では「徳」について書いていて、徳には、惜徳(徳を自分のために無駄使いしない) . . . 本文を読む
コメント

今日は左千夫忌

2024-07-30 | 法話
今日は左千夫忌(伊藤左千夫)です。伊藤左千夫は大正2年(1913)7月30日50才で死去。子規の門下の歌人・小説家。『野菊の墓』は小学生の時よんで胸が熱くなった覚えがあります。「さびしさの極みに堪へて天地に寄する命をつくづくと思ふ」「牛飼が歌よむ時に世の中の新しき歌大いにおこる」などの歌は教科書で読んで覚えています。 . . . 本文を読む
コメント

「天地万物と和解せぬときは神は助けたくとも助けることができぬ」

2024-07-30 | 先祖供養
「天地万物と和解せぬときは神は助けたくとも助けることができぬ」   以前四国遍路で77番道隆寺境内に思議な「7つ灯台のことば」という石碑を見つけました。ここには「天地一切のものと和解せよ、和解とは感謝なり、天地万物と和解せぬときは神は助けたくとも助けることができぬ・・・」と書かれています(注)。このことばは素晴らしい力を持っていると思います。何十年か前に数十年間の継母との確執 . . . 本文を読む
コメント