○オルフ アンティゴネ フリッチャイ/ウィーン・フイル他 1949年8月9日(ライヴ)
1949年のザルツブルク音楽祭での初演の録音。
フリッチャイは、1947年のザルツブルク音楽祭でクレンペラーの代役で指揮したアイネムの「ダントンの死」の初演の成功で、翌年にはマルタンの「魔法の酒」の、そして1949年にはオルフの「アンティゴネ」の初演を指揮しましまた。
この曲、不思議と魅力のある曲です。どこか東洋的なところもあるような気がします。ところによってはお経の合唱のようなところもあれば、たんたんと語っているようなところもあります。
曲が始まって少したったところで、木琴(と思います。)が愛らしい印象的なメロディを奏で、徐々に編成と音量が大きくなってくるところがあり、好きな部分です。
オーケストラの編成は、確かのところはわかりませんが、かなり偏っています。メインは打楽器とピアノ。あとはヴァイオリンのソロが聞こえたりします。
録音は、ノイズが多いですが、慣れてくると気になりません。