○バルトーク ピアノ協奏曲第2番 アンダ(Pf)、フリッチャイ/ケルン放送交響楽団 1952年6月27日(ライヴ)
○バルトーク ピアノ協奏曲第3番 アース(Pf)、フリッチャイ/RIAS交響楽団 1954年4月27~30日
第2協奏曲は、ザルツブルク現代音楽祭でのライヴ録音。この演奏は大変好評で、アンコールとして第3楽章を再度演奏しています。
打楽器が前面に出ていて、また残響がほとんどないといってよいくらいくっきりと演奏しています。ピアノの打楽器的な使用とあいまって特徴ある演奏です。
一方、第3協奏曲は、1楽章のピアノの出だしだけですが、テンポが速く、またジャズっぽい?弾き方で、ちょっと気に入りません。フリッチャイは即物的で几帳面な演奏をしていますが、終楽章では熱い演奏になり、聴き手も熱くなりそうです。