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信越線住民の好きなもの~フリッチャイ、鉄道・・・

フリッチャイ同曲異演、同演異盤 その57

2024-08-05 12:38:59 | フリッチャイ
○ドニゼッティ ランメルモールのルチア
放送録音が1種あります。
◎ シュターダー(S)、ワーグナー(A)、ヘフリガー(T)、フィッシャー= ディースカウ(Br)、ホルスト(T)、シュロット(Bs)、 ダイク(T)
  RIAS交響楽団・室内合唱団 1953年1月22~28日(RIAS放送録音)(M)
 ア MYTO盤
 イ WALHOLL盤
 ウ audite盤


演奏時間
 1幕 36’55 2幕 29’28 3幕 39’07

演奏について
フリッチャイは、自伝で「ハンガリーとチェコという自分の血筋と気質に非常に近いヴェルディとイタリア音楽全般に対して、深い親しみと愛情を持っていた」(「フェレンツ・フリッチャイ 理想の音楽を追い続けて」)と述べていますが、その中でもことさら愛情をもって指揮をしたのがこの曲です。
オベラハウスではブダペストとミュンヘンで上演したほか、イスラエルでは演奏会形式で上演しています。そして、RIASにこの放送録音を残しました。
この演奏はドイツ語上演でしたが、世界中に放送されました。
フリッチャイはテンポの速い引き締まった演奏でこの曲を簡潔明瞭にまとめています。シュターダーのルチアは、清涼感のある透き通るような歌声で、この曲の白眉と思います。またフィッシャー=ディースカウがエンリコを歌っているというのも特筆すべきことでしょう。

音質等について
ア、イでは音がこもったり歪んだりする箇所もありましたが、ウでは改善されクリアな音になっています。
コメント
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