ヴェルディ オテロ第4幕から 「柳の歌」、「アヴェ・マリア」 トレッチェル(S)、フリッチャイ/RIAS交響楽団 1951年1月3日(放送)
YouTubeに投稿されているのを見つけました。
フリッチャイは、1950年12月から1951年1月にかけ、ヴェルディのオペラの抜すいを次々に放送録音しています。
12月27日には、「運命の力」序曲、「椿姫」第3幕前奏曲、1月3日にトレッチェルとヘアフスと共演して「オテロ」第4幕からの曲、1月4日にグラインドル、ロールで「ドン・カルロ」の抜すい、1月5、6日と「椿姫」第3幕、そして1月8日には、アンダース、メッテルニヒらと「オテロ」第1幕、第4幕からの曲と録音しています。
また、1月27日には、ベルリン市立歌劇場で、没後50周年を記念して「レクイエム」を演奏しています。
これまでに、1月5、6日の「椿姫」、8日の「オテロ」、24日の「レクイエム」は発売されていましたが、今日の「オテロ」の「柳の歌」と「アヴェ・マリア」は、未発売です。
演奏は、曲の性格からもありますが、派手さはなく、つつましい演奏です。その中で、とても透明感に溢れた美しさを感じます。翌々日に録音された「椿姫」と同様な印象を受けます。
YouTubeには、1957年録音と記載されていますが、誤りと思われます。