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信越線住民の好きなもの~フリッチャイ、鉄道・・・

群響東毛定期

2013-02-24 19:51:48 | 演奏会

○三善晃 弦の星たち

○グリエール ハープ協奏曲

○グリンカ ノクターン

○ドヴォルジャーク 交響曲第7番

 水谷晃(Vn)、吉野直子(Hrp)、広上淳一/群馬交響楽団


ドヴォルジャークの7番について、昨日は部分的なことを書きましたが、全体的にはとても躍動感に満ちた素晴らしい演奏であったと思います。全てではありませんが、テンポ設定や解釈がチョンの7番に似ているかなと感じました。


それと興味が持てたのが解説です。

ドヴォルジャークの7番についてのこれまでの常識を覆す、新しい見解が書かれてありました。要約すると、この7番は、これまで「親ブラームス」と言われてきたが、近年、「反ブラームス」の可能性があるという説があるということです。


それはそれとして、もっと驚いたのは、この楽譜が最初は、イギリスのノヴェロから刊行されたとする記述でした。この当時、ドヴォルジャークはブラームスから紹介されたベルリン出版社ジムロックと専属契約をしていましたが、交響曲のような大曲を買おうとしないジムロックとたびたびトラブルが生じていました。この交響曲の出版の際にも、トラブルがあったとのことですが、最終的には、ドヴォルジャークが出した条件によって出版されています。


ということで、その前段でノヴェロから出版されたということは、初めて知りました。この交響曲の次の作品、「聖ルドミラ」はノヴェロから出版されているので、これもありかなと思う次第です。

(桐生市民文化会館)

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