○エルガー 愛の挨拶
○クライスラー 愛の喜び
○ワグナー ジークフリート牧歌
○ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」
○ヨハン&ヨゼフ・シュトラウス ピチカートポルカ(アンコール)
伊藤文乃(Vn)、曽我大介/群馬交響楽団
今日は「田園」が素晴らしい演奏でした。
丁寧に、そしてときどきみせるテンポの変化は、そうだね、そうだねとうなづけるような絶妙なものでした。特に落ち着いた第1楽章、躍動感あふれる3楽章が充実していました。1楽章では、めずらしく主部を反復していました。
木管楽器は随所で見せ場がありますが、とても美しく、また抑揚のある音色で魅せ、3楽章ではホルンが素晴らしい音を響かせてくれました。
そして、それを支える安定した弦楽器群と、申し分ありません。名演でした。
その他の曲では、愛の挨拶が優しさに満ちていてよかったです。
(榛名文化会館)