My Favorite

信越線住民の好きなもの~フリッチャイ、鉄道・・・

今日聴いた曲

2010-03-18 19:06:02 | フリッチャイ

○ドヴォルジャーク 交響曲第9番「新世界より」 フリッチャイ/ベルリン・フィル 1959年10月5、6日

○ワグナー ジークフリート牧歌(一部) フリッチャイ/バイエルン放送交響楽団 1958年7月1日(テレビ放送)

○モーツァルト 大ミサ・リハーサル(一部) フリッチャイ/ベルリン放送交響楽団 1959年9月28日(テレビ放送)

○モーツァルト 「フィガロの結婚」序曲・リハーサル(一部) フリッチャイ/バイエルン国立管弦楽団 1958年6月13日(テレビ放送)


「『もしフルトヴェングラーが《『新世界』》を振ったら?』などというのは、バカバカしいファンの妄想にしかすぎないが、このフリッチャイの演奏を聴いていると、彼とフルトヴェングラーがダブル・フォーカスのように、目の前にちらついてしようがない。・・・テンポの急緩を激しく動かし、ダイナミックスも幅広く即興的で、この《新世界》はきわめてロマンチックでスケールが大きい。フリッチャイは、ベルリン・フィルの優れたアンサンブルを駆使して、思うがままの音楽を鳴らし切っている。・・・」(D)

引用が長くなりましたが、これはレコード芸術1974年11月号に掲載された1000円盤のお薦め盤の特集で掲載された評で、これ以上言うことはないのではと思います。Dとは、おそらく出谷啓さんではと思います。


ブログを始めたときに書きましたが、この演奏は、私が初めて購入したクラシックのレコードで、当時、ヘリオドール1000円盤のシリーズの1枚でした。ジャケットのフリッチャイの紹介文には「カラヤンとともにフルトヴェングラー亡き後のドイツ指揮界を担う重鎮として、その活躍が期待された・・・特にその晩年の演奏は、この《新世界より》に聴かれるように、非常にスケールが大きく、陰影の濃い、深い精神性を備えたもので、いまさらながら、彼がそのもっとも円熟期に他界したことが惜しまれます。」と書かれていますが、改めてフリッチャイの早すぎる死に残念な思いがつのります。


映像の3曲は、いずれもREMEMBERING FERENC FRICSAYに収録されています。ジークフリート牧歌は全曲が残されているので、全曲での発売が望まれます。


これをもちまして、公に発売されたフリッチャイの演奏で私が所有しているものの全て(と思う)を紹介することができましたので、フリッチャイについては、新たにライヴ録音や放送録音が発売されたときに紹介していくこととします。

(ヘリオドール盤)

Dvoraksym9 Fricsay2

コメント (5)
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