著書を拝読したことがあるだけに、ショックを受けました。
素人が言うのであれば理解できるのですが。。
胴元が20%以上も巻き上げる馬券と同じ訳がないでしょうに。
ソロス氏やジム・ロジャーズ氏のコメントの方が
百万倍は含蓄がありますし、勉強になります。
何よりもマーケットと闘っている者の鋭さがあり、
真壁教授ののどかな論考と比較すると
ブロイラーと比内地鶏くらいの違いがあります。
投資が落ち込むなか、為替投資だけが急増する“二極化”への警鐘(diamond.jp)
http://diamond.jp/series/keywords/10060/
”わが国の個人投資家は、プロでさえ尻込みするような金融市場の混乱のなか
で、リスクの高い為替取引を積極的に行なっている。「日本の個人投資家は
リスクに勇敢に立ち向かっている」という彼の印象は、あながち的外れとは
いえない。
もともと為替レートは、債券や株式などの金融商品と比較しても変動が大き
い。また、ほとんど24時間、世界のどこかのマーケットが開いているため、
いつでも取り引きができるメリットがある。
その一方、寝ている間でも、世界のどこかで重大な出来事が発生すると、相
場は突然、大きく変動することもある。為替取引はそれだけリスクが大きく、
市場の動向をフォローするためには、多くの時間とエネルギーを必要とする
金融商品なのである。
しかも、市場での投機取引の割合が圧倒的に高いため、短期的にはヘッジフ
ァンドなど大手の投機筋のオペレーションによる影響が大きい。大手ヘッジ
ファンドなどが多額の円売りを仕掛けると、どうしてもその方向に相場が大
きく動く可能性が高いのだ。
ただし、価格変動性が大きくリスクが高いということは、「上手くやれば大
儲けができる商品」とも言える。有体に言えば、“掛け率の低い万馬券”の
ようなものと考えると分かり易いだろう。〔以下略〕”
→ 事実誤認が余りにも多いので、驚愕しました。
このページの主な誤りだけで4つはあります。
他人に「警鐘」を鳴らしている場合なのでしょうか。
1)為替取引のリスク … 通貨とレバレッジによって違います
2)価格変動性 … 通貨によって全く違います
(尚、為替取引では「価格変動」とは言いません)
3)株式などより変動が大きい … 真っ赤な嘘です
4)投機取引の割合が大きい … 統計で証明されていません
(そもそも「投機」の客観的な定義は存在しません)
為替市場にリスクがあるのは当然です。
他の市場と比較してよりハイリスクだと主張されるのなら、
客観的なデータやロジックを用意すべきでしょう。
為替取引が爆発的に拡大している理由は明白です。
流動性・取引の機動性・取引コストの低さにおいて
あらゆる金融商品の中で最高水準にあるだけでなく、
金利差益という圧倒的なメリットがあるからです。
例えば資源の豊富な豪州に投資したいと考えたとき、
FXより低コストで収益性に優れる商品が他にあるでしょうか。
09年資産運用:株投資の好機、インフレ想定で=さわかみ投信(reuters)
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/JAPAN-358907.html
”「ひとつあまり話題にならないが、気をつけてみていかなければいけない
ことがある。世界各国がかつてない規模で景気対策を行うことで、各国は
財政赤字に陥る。このため国債が大量発行されるわけだが、大量に市場に
供給されるということは、どういうことになるか。価格が下がるというこ
とだ。年金運用などは厳しい状況になるのではないか。(株式の)長期投
資をしていた人はいいが、年金だけをあてにしていた人達は大変な状況に
なるのではないか」”
澤上社長の談話の方が遥かに面白いです。
市場と真剣に対峙していない言説は所詮、
伸びきった麺のように緊張感に欠けるもの。
… でもさわかみ投信、数値を見ると
やはり下げ局面に弱いですね。。
素人が言うのであれば理解できるのですが。。
胴元が20%以上も巻き上げる馬券と同じ訳がないでしょうに。
ソロス氏やジム・ロジャーズ氏のコメントの方が
百万倍は含蓄がありますし、勉強になります。
何よりもマーケットと闘っている者の鋭さがあり、
真壁教授ののどかな論考と比較すると
ブロイラーと比内地鶏くらいの違いがあります。
投資が落ち込むなか、為替投資だけが急増する“二極化”への警鐘(diamond.jp)
http://diamond.jp/series/keywords/10060/
”わが国の個人投資家は、プロでさえ尻込みするような金融市場の混乱のなか
で、リスクの高い為替取引を積極的に行なっている。「日本の個人投資家は
リスクに勇敢に立ち向かっている」という彼の印象は、あながち的外れとは
いえない。
もともと為替レートは、債券や株式などの金融商品と比較しても変動が大き
い。また、ほとんど24時間、世界のどこかのマーケットが開いているため、
いつでも取り引きができるメリットがある。
その一方、寝ている間でも、世界のどこかで重大な出来事が発生すると、相
場は突然、大きく変動することもある。為替取引はそれだけリスクが大きく、
市場の動向をフォローするためには、多くの時間とエネルギーを必要とする
金融商品なのである。
しかも、市場での投機取引の割合が圧倒的に高いため、短期的にはヘッジフ
ァンドなど大手の投機筋のオペレーションによる影響が大きい。大手ヘッジ
ファンドなどが多額の円売りを仕掛けると、どうしてもその方向に相場が大
きく動く可能性が高いのだ。
ただし、価格変動性が大きくリスクが高いということは、「上手くやれば大
儲けができる商品」とも言える。有体に言えば、“掛け率の低い万馬券”の
ようなものと考えると分かり易いだろう。〔以下略〕”
→ 事実誤認が余りにも多いので、驚愕しました。
このページの主な誤りだけで4つはあります。
他人に「警鐘」を鳴らしている場合なのでしょうか。
1)為替取引のリスク … 通貨とレバレッジによって違います
2)価格変動性 … 通貨によって全く違います
(尚、為替取引では「価格変動」とは言いません)
3)株式などより変動が大きい … 真っ赤な嘘です
4)投機取引の割合が大きい … 統計で証明されていません
(そもそも「投機」の客観的な定義は存在しません)
為替市場にリスクがあるのは当然です。
他の市場と比較してよりハイリスクだと主張されるのなら、
客観的なデータやロジックを用意すべきでしょう。
為替取引が爆発的に拡大している理由は明白です。
流動性・取引の機動性・取引コストの低さにおいて
あらゆる金融商品の中で最高水準にあるだけでなく、
金利差益という圧倒的なメリットがあるからです。
例えば資源の豊富な豪州に投資したいと考えたとき、
FXより低コストで収益性に優れる商品が他にあるでしょうか。
09年資産運用:株投資の好機、インフレ想定で=さわかみ投信(reuters)
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/JAPAN-358907.html
”「ひとつあまり話題にならないが、気をつけてみていかなければいけない
ことがある。世界各国がかつてない規模で景気対策を行うことで、各国は
財政赤字に陥る。このため国債が大量発行されるわけだが、大量に市場に
供給されるということは、どういうことになるか。価格が下がるというこ
とだ。年金運用などは厳しい状況になるのではないか。(株式の)長期投
資をしていた人はいいが、年金だけをあてにしていた人達は大変な状況に
なるのではないか」”
澤上社長の談話の方が遥かに面白いです。
市場と真剣に対峙していない言説は所詮、
伸びきった麺のように緊張感に欠けるもの。
… でもさわかみ投信、数値を見ると
やはり下げ局面に弱いですね。。