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「安倍首相が悪い」と党内から公然と批判、安倍政権は完全に自滅した -「こんな人たち」に歴史的惨敗

2017-07-03 | いとすぎから見るこの社会-全般
全国に流れた秋葉原の映像は、安倍政権の自滅をまさに捉えた瞬間だった。
よりによって「こんな人たち」に惨敗してしまった首相は、
あとは辞めるしか道は残っていないのである。

そもそも、口だけは達者でも碌な政策を出せない安倍首相は、
①支持率が高い、②選挙で勝てる、というだけの理由で今まで政権を維持できていた。
秋葉原でこの両方ともが「ただの幻想」であることを自ら証明したのだから、
安倍政権の存在価値は一瞬で消えたのである。

安倍政権は「死んだ」。そう言い切って良いだろう。
あとはレイムダック化が誰の目にも否定できないようになり、
緩慢な死へと刻一刻と進むだけだろう。
選挙で勝てない安倍政権など、自民党にとって利用価値がないからだ。

ドグマに隷属している日本国民や、騙されやすい有権者も
安倍政権の正体に漸く気付いた(否応なく気付かされた)わけである。

首相の周りがかつての「三奸四愚」のような連中ばかりであることも
モリカケ問題により今や隠し切れなくなりつつある。

元々、安倍政権の経済政策は後世において嘲笑されるような
「口だけ経済政策」であり、ドル建ての1人当たりGDPも生産性も
ここ最近での最低水準を記録している「最低の経済政策」でもある。

日本の貧困化と生産年齢人口減少により見かけ上は低失業率になったに過ぎないと、
愕然とさせられる情けない真実が実証され明らかになる日も近い。

はっきり言っておくが、安倍政権は反省などしていない。
口だけで「反省」と称して有権者に媚び諂い、見苦しく延命を図るだろう。

▽ 保守政権の長期化は独善や利己主義に直結する、凡庸な安倍政権もその例に漏れない

『なぜ、アメリカ経済は崩壊に向かうのか―信用バブルという怪物』(チャールズ・モリス,日本経済新聞出版社)


当ウェブログの予想が完璧に的中したと言える。

「御用新聞や御用テレビが事実上買収されているというのは、
 様々な状況証拠から考えて恐らく正しいだろう。報道内容を見ていればすぐ分かる」

「官邸と自民の「接待攻勢」は当初、最初は政策をPRして貰う意図だったと推測するが、
 カネで相手を支配してゆく中で段々勘違いしてきて、毒が自分に回ってくる」

「アベノミクスの「次元の低さ」が発覚した安倍政権は
 しくじりがバレて今度の選挙に勝つ自信に乏しいらしく、
 マスメディアに姑息な圧力をかけてきた」

「直近の世論調査によれば、安倍政権に不満があり
 アベノミクスによる恩恵を受けられていない者が圧倒的多数であるにも関わらず、
 安倍内閣に警告を与える意思のある有権者は過半数に達していない」

「そうした数値を見て、「ああ、日本国民は変わっていない」と実感する。
 ただの雰囲気に流されて大挙して民主党に投票し、
 民主党アマチュア内閣を生み出したのがこうした大衆である」

「彼らは安倍内閣と自民党に有権者が侮られており、
 今回の衆院選で過半数の議席が得られたら
 アベノミクスで既に失敗している落第生に
 あと数年のフリーハンドを渡すことが分かっていないのだ」

「「自民党は没落への長い下り坂を転がり落ち始めた」との見方を維持する。
 衆院選に勝っても負けても同じである。
 有権者の鉄槌を受けて敗北した方がまだましかもしれない」

「放送法に違反しているのは、安倍政権である。
 何しろ、「自分が出るのは問題なく、批判されるのは不公平だ」と考えているのだから」

「自民党が「公平」を語れると認識していること自体が根本的な誤りだ。
 支持率が落ちたら、メディアのせいだと考えるような連中だから、
 メディアに圧力をかけて選挙を有利にしようと考えるのも不思議でない」

「日本の凡庸な保守が権力を握るとまずメディアを「支配」しようとする。
 国益を騙って大きく国策を誤りながら、真の敵に向かうのではなく
 言説における国内の「敵」を必死に攻撃するのである。
 (日本の「真の敵」とは、そうした連中自身だったことは史実が証明している)」

「『少年H』の時代と同じく、転換点は必ずやってくる。
 安倍政権に尻尾を振っていたメディアはいきなり掌を返し、
 安倍政権の失政に全ての原因があるような殲滅的な報道を行うだろう。
 (実際、その通りなのではあるから仕方がないのだが)」

「先見性のない有権者が自民党ごときに大量票をくれてやったのが
 そもそもの元凶である。およそ80年前に酷似している忌まわしい現象だ。
 (日本を泥沼に突き落とした満州事変の際に、歓呼の声をあげて関東軍を支持したのは当時の国民だった)」

「ここ暫く、自民党政権からメディアへの不満が余り漏れてこないのは、
 大手メディアの「調教」にかなり成功して思い通りの報道をさせているからである」

「安倍政権が成立してから、大手メディアの報道は
 週刊誌やネットメディアへの大敗が続いている」

「所詮は彼らはサラリーマンである。
 菅官房長官がメディアに強く圧力をかけているのは明白なのに、
 保身のため誰も口を開こうとしない。みっともない限りだ」

「メディアにイデオロギーがあるのは自然なことであるが、
 イデオロギーに隷属し薄汚い政治的理由によって情報操作を行い、
 権力に媚びて愚民大衆を騙そうとする「御用メディア」は断じて許してはならない」

「安倍政権が成立して以来、そうした「御用メディア」の媚態は目に余るものがある。
 政権の鼻息を窺い、官邸のカネで飯を食っている連中である。
 本質的には中南海の広報機関である人民日報と何ら変わりない」

「いかに官房長官が陰湿な圧力をかけてきても、
 いかに自民党のはね返り議員が恫喝を行っても、
 報道すべきことは報道すべきである」

「直近では民進党の山尾議員のガソリン代問題について、
 安倍首相のガソリン代が倍以上で「地球13周分」もあるのに
 こうした事実を報じず、政権の鼻息を窺っているメディアは「人民日報」と同類だ」

「自民党政権があらゆる政党の中で最もメディアコントロールに熱心で、
 体質的に言えば独善的な中南海と最も似ている政党なのである」

「国連のデビッド・ケイ特別報告者の来日と記者会見、
 「国境なき記者団」の発表した「報道の自由度ランキング」を巡る騒動が実に興味深い」

「安倍政権が独善的でメディアを統制しようとする意向が極めて強いことが、
 安倍政権や与党自身の言動によって完璧に証明されたからだ」

「岸田外相は国連の特別報告者に対して
 「丁寧に説明したが十分に反映されておらず遺憾だ」」
 「報告書が客観的かつ事実に基づくものになるよう申し入れたい」と
 実質的な恫喝に等しい言辞を吐いている」

「これは、「丁寧に説明してやったのだから相手はそれを反映させるのが当然」
 「相手は主観的で事実を無視しているのでこちらの言う通りに修正させるべき」
 という慇懃無礼そのものの態度である」

「しかも、政府や官庁の裁量に左右される許認可や放送行政ではなく、
 「独立行政機関が監督すべき」であるとの批判に対しては
 何一つ反論できないという恥さらしな体たらくである」

「特別報告者が誤っていると言うのなら、具体的に論点を明確にして
 見解の違いや事実認識のずれを明らかにすべきである」

「自民党も、「日本の報道機関の独立性が深刻な脅威にさらされている」ことを
 自ら証明するような愚行を重ねている始末である」

「結局は自己弁護や不都合な報道への攻撃としか見えない実態が情けない限りだ。
 こうしたことを行えば行うほど日本の恥になり、自民党の「体質」への嫌悪が強まるだけだ」

「安倍政権の陰湿な圧力と接待を受け、国内メディア大手が
 政権への厳しい批判を「自己検閲」してきたのは衆目の一致するところだ。
 それは海外国際機関やNGOの指摘とも一致する」

「メディアによるチェック&バランス機能が低下していることで、
 選挙による政治の浄化作用も機能不全に陥りつつある」

「自民党のカネの問題が次々と浮かび上がってくるのも
 こうした大手メディアのスタンスと関係が深い」

「メディアから厳しい追及がなされないとなると、
 そして有権者が分不相応な大量票を与えてしまうとなると、
 増長して傍若無人に振る舞うのは凡庸な政治家の常である」

「中央が謙虚で地方支部が増長ということはまず考えられないから、
 地方議員の増長は党本部や党要人の「本音」の反映と見るのが正しい」

「都議会では参院選を気にして舛添のマキゾエを防ごうと小早川秀秋のように裏切り、
 「ブーメラン」で豪華なリオ視察計画で批判を受けている始末。
 (今回も形だけ反省してほとぼりの冷めるのを待つだけだろう)」

「都議会でも、地方議会でもカネの問題に絡むのは自民党ばかり。
 輝かしい党の不祥事の歴史が、いまだに「治療」できないことを示している」

「自民党都連が今回の知事選で敗北する可能性は高く、
 次の都議選前にカネの問題を片っ端から追及されたら大幅に議席を減らすだろう。
 これも結局、勝ち馬都知事と結託して長期政権に胡座をかいてきたツケと言える」

「長期与党の奢りは、まずは自民党都連に顕著に示されてきた。
 次は政策リテラシーが果てしなく低い安倍政権に罅が入る番である」

「小池新都知事はすぐさま都議会自民党との「冷戦」を迎える筈で、
 次の都議選までに都議会自民党を様々な罠に嵌め、できれば分裂させたい立場だ」

「だから、新都知事は自ら辞を低くして都議会での協力を仰ぐかのように擬態しつつ、
 都議会内では密かにシンパを集め、切り崩し工作に全力をあげるとともに
 自民党都議の中で最も感情的で動じ易い連中に「失言」させるよう誘導したり
 自民党議員が「都議会で新知事に嫌がらせをしている」よう演出する筈だ」

「同時に、五輪予算での無駄を調べ上げて都民が怒るような事例を調べ上げ、
 自民都議の利権を片っ端から調査して最も醜悪な件を大きく取り上げるだろう」

「今回の都知事選における小池圧勝ではっきりしたのは、
 自民党都連が数々の失態を見せて自滅した、という事実だ。
 オウンゴールを次々と決める愚か者が大勢いたと言い換えても良い」

「自民党都議はイデオロギストや利権好き(或いはただの権力志向)がかなりいると推測されるので、
 策士の小池新都知事によってその隙を衝かれて議員の職を失う者が出てくるだろう。
 或る種の因果応報であり、そうでもしないと自浄力が働かないから望ましいことでもある」

「官邸にいる安倍首相の取り巻きが、
 あさはかなことに小池票を増やす馬鹿な発言をしている。
 矢張り東條内閣の「三奸四愚」と似てきた」

「小池新都知事は、自民都議の嫌がらせと戦いつつ、
 五輪関連ではラスボスである森会長とも対決しなければならない」

「新国立問題であれだけ騒動を起こした責任者の一人であるにも拘らず、
 安倍首相の後見役であることもあり、まだ政治力でその地位に居座っている強敵だ」

「発言を見れば分かるように失言失態が確実に今後も出ると予想される。
 穏当や協議や協力態勢を装って隙を探せば、必ず好機はやってくる。
 機を見るに敏な新都知事は確実にそこを衝いてくるであろう」

「都民の負担像の最大の責任者は、建設業界から献金をせしめて
 「国土強靭化」で資材と人件費の高騰を招いた愚かな安倍政権にあるが、
 森会長に何も責任がないと思っている有権者などまずいない」

「次は都議選で自民が分裂するか、大幅に議席を減らすであろう。
 自民党も頭上に「ダモクレスの剣」がぶら下がっている以上、
 いつ国政選挙で惨敗してもおかしくないのだ」

「どうやら自民党都連は態勢立て直しに失敗したようだ。
 小池都知事の慎重な言動がボディーブローのように効いているだけでなく、
 メディアが自民党都連に十字放火を浴びせている」

「自民党都議だけが公費ですき焼き弁当を食べている実態や、
 築地市場移転派がこっそり自民党都連にカネを出していた事実が判明している」

「安倍政権はメディアコントロールだけは上手で、
 NHKはじめ大手メディアを統制することに成功しているが、
 その陰に隠れて思い通りに振る舞っている自民の地方議員を庇うことはできない」

「その構図が、知事選での小池大勝・自民党都連惨敗で明るみに出つつある。
 官邸は、今のところ直接火の粉がかかってこない、しかも庇いようのない
 自民党都連関連の批判報道には沈黙しているが、いずれ「蟻の一穴」になり得る」

「なぜなら、国会議員だろうが地方議員だろうが党の「体質」は全く変わらず、
 自民党都議の抱える問題は自民党の抱える問題と直結しているからだ」

「また、自民党都連の問題を追及してゆけば、
 必ず根源にある「政治とカネ」の問題、そして森会長の問題に至らざるを得ない。
 どちらにしても自民党にとっては甚大な打撃を受けることになる」

「事実、稲田防衛相の収支報告書には宛名の筆跡が同じ領収書が何百枚もあり、
 「ほかの議員もそうしている」などというふざけた言い訳をしている」

「自民に限った話ではないが、地方議員は国会議員に比べかなり脇が甘い。
 しかも自民党の地方議員はカネの問題では筆頭に槍玉に挙がるという悪しき伝統を持つ。
 (最近、富山県でカネの問題を起こした議員も殆ど自民党である)」

「官邸は、全国メディアさえ支配していれば済むと勘違いしているだろうが、
 必ずしもそうではない。火の手が自分に迫ってきてから大慌てすることとなろう」

「小池都知事は、政界を巧みに泳ぎ回ったスキルを十二分に活かして
 自民党都連に次々と打撃を与えつつ、都連の必死の反撃を上手くかわしている。
 ここまでは予定通り、上出来の展開と言えるだろう」

「今は兎に角、都政の闇を暴いて自民党都連への支持をばっさり削ぎ取り、
 都議選で「抵抗勢力」である自民都議を大量落選させるのが第一だ。
 そうすればかなり議会運営が楽になり、余裕が出てくる」

「自民党都連は長年の与党暮らしですっかり脇が甘くなり、
 有権者を睥睨して選挙の時だけ頭を下げるという行動様式が染み付いている。
 その象徴が「すき焼き弁当」や公費の使い方に露骨に現れているのだ」

「だから、どれだけ反省しようが、どれだけイメチェンを図ろうが、
 大勢の有権者は絶対に許そうとしないであろう。
 「感覚」がズレているのだから当たり前である」

「つまり、自民党都連のこれまでの行動の総和が小池人気を高める元凶なのだ。
 多少「反省」したところで、表向きしおらしい態度をとったところで「焼け石に水」である」

「豊洲でも五輪施設でも利権の存在が濃厚である。
 たとえ違法でなくとも都連は逃げられない。
 有権者の信頼は決定的に失われつつあるからだ。
 法律が裁かなくとも、選挙で裁かれることとなろう」

「また、自民党都連の問題を追及していくと、必ず利権の問題に突き当たる。
 都連だけでなく国政でも自民党の「体質」は同じであり、
 都連が被弾して炎上することは、自民党と安倍政権が被弾して炎上する日が近いことを意味する」

「東京都議選に向けて、非常に興味深い報道が朝日新聞から出ている。
 東京都議の政務活動費のおよそ20%に相当する
 2億6千万円もの額が「使途不明」なのだと言う」

「一つ一つ調べなくとも、自民都議の政務活動費に
 かなり問題があると考えるのが当然であろう。
 なにしろ幹事長が銀座のクラブや歌舞伎町のバーで「政策懇談」を
 行っているような政党なのだから」

「そもそも東京都議は、政務活動費の返還率が全国有数に低く、
 自民党富山県議ほどではないにせよ、かなり近い数値が出ている。
 その上に自民都議は「与党」時代が長いのだから、何も問題がないと考える方がおかしい」

「よく知られているように、自民党の歴史は金権の歴史でもある。
 自民党のDNAが情報公開やメディアの監視が甘い
 地方議員により濃厚に顕れていしまうと言うべきだろう」

「カネの問題は、決して自民都議だけの問題ではない。
 自民党の政治献金の額と、献金元を見れば明白である。
 必然的に利益誘導と癒着を生み出す「体質」を持つ政党なのである。
 経済界からの献金がなければ存続できるか、選挙に勝てるかを考えれば明白であろう」

「官邸はメディアを操って国政ではうまく有権者B層を騙しているが、
 地方議会の所属議員のスキャンダルを防ぐことはできない」

「小池都知事が自民党所属なのに、自民党に警戒感が強いのは
 自民党に打撃となる危険性を暗黙裏に感じ取っていて
 油断できないと考えているからに他ならない」

「安倍政権は、小池人気の高まりを不安とともに見ている筈だ。
 都議会における自民党の優位があっという間に崩壊しつつあるからだ」

「小池都知事が自民党だからと言っても何の慰めにもならない。
 最近の国政選挙には「風」が全く吹かず、安倍政権の功績によって
 自民党が圧勝している訳ではないことを内心ではよく分かっているのだ。
 (だからこそ口先では幼稚な強がりを繰り返すしかないのである)」

「今回の千代田区長選挙のような「風」がもし吹けば
 国政でも今の自民党の議席を大量に失う可能性が見えてきたのである」

「「小池新党」の可能性は低いとしても
 国政で野党に勢いを与えることは充分に考えられる。
 公明党に「裏切られる」可能性もゼロではない。
 事実上、千代田区長選挙ではそれが起きたのだから」

「他方、小池都知事の側から見れば、再び首相の座が射程に入った。
 口だけ安倍政権と違い、実績を引っさげてくれば相当の強敵だ。
 安倍政権に身内から強敵が出現したという訳である」

「小池都知事は数年前に国政選挙で落選し、比例で救って貰った段階では
 もはや「日本初の女性首相になる目が消えた」筈だったが、
 自民党都連の怠惰と増長に乗じて大復活を研げた」

「石原元都都知事と自民都連が招いた築地移転の問題を追及し、
 多くの国民の顰蹙を買っている五輪会場の問題をうまく着地させることができたら、
 口だけの安倍政権が碌に進展させていない待機児童問題で成果を出すことができたら、
 自民党内部の分裂、安倍政権の崩壊にも直結し得る」

「自民都連は長年、権力の座に胡座をかいて思うままに振る舞ってきたツケが回ってきた。
 これまでの都知事の怠慢と、知事与党だった自民都連に裁きの時が訪れ、
 「今日の事態に至った責任はお前達にもある」と有権者が宣告したのだ。
 だから、何をやっても都議選では大敗するであろう」

「都知事選で有権者を無視して党利党略で傀儡候補を押し立て、
 何ら自分達の行動を反省しない傲慢不遜な態度を見せた以上、
 大量落選によって裁きを受ける以外に道は残っていないのだ」

「周知のように、安倍政権が存続している唯一の理由が「代わりがいない」からで、
 有権者がすっかり政治への希望を失って無気力になっているためだからだ」

「口だけ安倍政権よりも、公共事業バラ撒きにブレーキをかけ
 待機児童問題により真摯に取り組むことが期待できる小池都知事の方が
 まだしもましなトップであろうと当ウェブログは見ている」

「安倍政権になってから「報道の自由度ランキング」で日本の順位が大幅下落したが、
 官邸自身が「報道の自由」を損なっているのが安倍政権であると証明した」

「安倍側近の今井秘書官が厳しい取材を行う記者に陰険な嫌がらせをして更迭させ、
 世耕経産相は失態を責任転嫁してメディアの取材を省内から締め出した。
 両者とも安倍官邸の権柄ずくの体質を如実に表していて興味深い。
 大した成果も出していないのに、失敗は他人に責任転嫁する点でもよく似ている」

「大手メディアは官房長官から睨まれて「忖度」どころか「萎縮」しており、
 おまけに「スシロー」評論家をはじめ官邸から事実上の飲食接待を受けているため
 国民に真実を伝える責務を半ば放棄しているような状態な訳だが、
 その代わりに週刊誌がゲリラのように安倍政権の本性を果敢に報道している」

「森友問題で散々な目に遭っていた(完全に自業自得である)官邸は、
 北朝鮮のミサイル危機で森友報道がすっかり下火になって大喜びのようだ」

「官邸内部からは「ツイていた」などととんでもない反日的な言辞が漏れ、
 安倍政権の安全保障リテラシーの低さと、国民を忘却した権力志向の強さがまた証明されたのだ」

「この増長と高慢は、かつての自民都連と酷似している。
 長年、知事与党として権力の座に胡座をかき、
 自らの責任や過失を一切認めないで舛添都知事に責任を押し付けた。
 その報いで今夏には選挙で惨敗することが確定している」

「今でも自身の無責任と都民からの不信を自覚できないのか、
 速やかな豊洲移転を主張するという「自爆」行為を続けている自民都連の姿は、
 そのまま安倍政権の近未来の姿でもある」

「官邸からの圧力と買収的行為に憤懣やるかたないメディア関係者は、
 十年一剣を磨くの思いで隠忍自重、「材料」をたっぷり貯め込んで
 安倍政権が自業自得で無惨に「転落」する機会を待っていて欲しい。
 必ずこうした安倍政権の増長が罰せられ、メディアが一斉総反撃する時が来る」

「安倍政権も自民都連と同じである。追い風参考記録を実力と勘違いしている。
 今の官邸の弛み切った状況は、有権者の鉄槌を受けなければ絶対に治らない」

「五輪会場問題や豊洲問題で都民の期待ほどの成果を出せず、
 都民への調査で一時は大差を付けていた自民に盛り返しの余裕を与えた
 小池都知事であるが、また敵失に乗じて優位に立ちつつある」

「これは裏返せばいかに自民都連が駄目かということでもあるが、
 知事与党として長年、議会で権力を握っていたために
 ある意味で安倍政権以上に有権者軽視の姿勢が染み付いているからだ」

「小池都知事や都民ファーストへの批判ばかりに必死になっている現況から、
 都民の利益より党利党略を優先している本音が露骨に示されているのだ」

「また、五輪会場問題や豊洲問題を招いた責任が都議会にもあることを忘却し、
 よくもそのような公約を平然と打ち出せたものである」

「実は都民ファーストは大した公約を打ち出しておらず、
 認定保育ママにも適用される保育バウチャーを発行して
 待機児童問題を大幅に減らす(保育利権と癒着した政党には不可能な策)、
 地中熱利用で節電出来る分を事前に売却して収益化するネガワット市場の創設、
 富裕外国人観光客向けの有償観光ボランティア制度の創設といった
 画期的な施策を都議選で打ち出せば余裕で自民を叩きのめせた筈なのだ」

「都民ファーストがモタモタしていても自民が勝手にこけてしまい、
 それはそれで東京の将来が心配であるが、
 自民がのさばるよりはましと有権者は考えているようだ」

「メディアコントロールで得た権力を、メディアからの反撃で失う。
 自民都連も安倍政権も同じ末路を辿るであろう」

「自民が豊洲移転を強硬に主張するのは戦略としても戦術としても誤りである。
 自らの無責任を証明しているようなものだし、都民の利益を忘却している公約だ」

「自民から見ればまさに「老害」と見えてしまうだろう、
 森・石原・舛添が口を開く度に自民の票を減らし、都民ファーストへの支持層流出を招いている。
 せめて「黙っていて欲しい」と思っているだろうが、黙っていられないのが自民病なのである」

「自民都連は少しは「反省」しているが、
 豊洲移転に固執している点で矢張り世論が読めていない。
 議席を大幅に減らすことは避けられまい」

「産経記事とは全く逆に、実は子育て支援には各党の特徴がよく出ていて、
 自民党は票田の中高所得者バラ撒き、公明と共産は票田の低所得層バラ撒き、
 民進は広く薄く非効率的な現金給付バラ撒き、都民は待機児童対策重視である」

「経済的・社会的効果は就学前教育が最も優れていると研究で立証されていること、
 待機児童問題の改善で女性就業が増え経済効果が大きいのは確実であることから、
 各党の子育て支援を経済的・社会的効果において評価すれば以下のようになる。
 { 都民 > > > > > > 公明・共産 > 民進 > 自民 }
 予算の費用対効果で言えば都民だけが(まだ内容が不明確ながら)何とか合格水準で、
 公明・共産・民進・自民は全て「論外」、就業も税収もまず増えない民進・自民が「最低」である」

「安倍首相の会見は失笑ものだった。
 全く「反省」などしていないのが露骨に分かる内容である。
 小学生が口先だけで反省する様子と酷似しており、
 「頭を下げとげばいいんだろ、ほらよ!」という本音が透けて見える」

「その証拠に、「反省」と称しながら野党だけが「印象操作」であるかのように決めつけ、
 (「怪文書」などと閣僚が露骨に「印象操作」した安倍政権も当然、同類である)
 自らが「ゆがんだ行政を正す」などと出来もしない上に、事実に反した嘘を重ねている。
 エネルギー政策でも、森友問題でも、加計問題でも、安倍政権こそが行政を歪めた張本人である。
 安倍政権が木っ端微塵に粉砕されて滅亡することこそ「行政の歪みを正す」最短距離に他ならない」

「安倍首相の「反省」が口だけで何ら誠実さが伴っていないことは、
 首相周辺の言動にはっきりと示されている」

「萩生田官房副長官は「難癖をつけられた」と反省ゼロで有権者を見下した放言を行い、
 下村幹事長代行はお粗末な政権の失態を棚に上げて「野党の意図的な魂胆」と責任転嫁している。
 両者とも、近く内閣から追放されることが確実の山本大臣に全ての責を負わせるという
 北朝鮮的な「吊るし上げ」行動においても実によく似ている。これが政権の「体質」であろう」

「民主党政権が大失態を重ねたからこそ、
 この程度の人物が首相になれたことが実によく分かる会見だ」

「内閣支持率が急落したので漸く少しはマズいと思い始め、
 それでも「有権者は舌先三寸で誤摩化せば忘れるだろう」と言わんばかりの態度が露骨だ」

「賭けてもいいが、「分かりやすく説明」と称して図々しい言い訳や嘘を重ねるだけだろう。
 これまでの実績や行動から考えて、それ以外の事態は考えられない」

「首相の反省が口だけだから、このように側近も反省ゼロだ。
 平然と元同僚に全ての責任をかぶせる点で人間性も疑われるが、
 選挙が怖くて必死に誤摩化しているだけであることが見え見えであるのが最大の問題だ」

「これまで、民主党政権の数々の失態と米経済の回復によって、
 或いはまた、中韓のナショナリズム(安倍政権と共存共生関係にある)によって助けられ
 権力の座にとどまって来られた安倍政権にも、滅亡の兆しが現れたと言えよう」

次には、安倍政権を守る「三姦四愚」が自民党内で孤立し追い詰められるだろう。

▽ 遂に安倍政権と自民党はメディアコントロールに失敗し、墓穴を掘る結果となった

『安倍官邸とテレビ』(砂川浩慶,集英社)


「愚かな安倍首相の「口だけ謝罪」が、都議選で確実に自民党議員を落選させる」と当ウェブログが書いた通りだ。

「安倍政権は加計問題での「自爆」と首相の傲慢な「口だけ謝罪」により、
 都議選で重大な打撃を受けることになりそうだ」

「読売調査では「安倍首相を信頼できない」と回答する有権者が急増し、
 産経調査では東京都での自民党不支持が急激に伸びている。
 自民党内からは「都議選が『自民党におきゅうを据えたい』という選挙になってしまう」と
 意想外の強い逆風に恐怖を感じる声が出始めているとか」

「これで、安倍総裁の任期延長の命脈は絶たれつつあると言って良いだろう。
 完全に自業自得なので、誰にもどうしようもないことではある」

「やがて自民党内でポスト安倍を巡るゴタゴタが噴出し、
 お得意のメディアコントロールが機能しなくなるどころか、
 「飼い犬に手を噛まれる」日が刻々と近づきつつある」

「安倍政権はこれまで政策面において完全に「口だけ」で、
 碌な成果を上げずに目先を変えて誤摩化してきた」

「これまで長期政権になってきた真因は、第一に民主党政権の大失態、
 第二に米経済の順当な回復、第三に官邸のメディアコントロールであり、
 安倍政権は自らの力だけでは何ら有権者に利益をもたらせなかったのである」

「メディアコントロールというのは要するに有権者を情報操作によって欺いていた訳であり、
 遅かれ早かれ、自らが制圧し屈辱を与え続けていたメディアから背を向けられ、
 これ迄の鬱憤を晴らすかのような十字砲火の反撃が官邸に集中するのは必至だったのだ」

「安倍政権と官邸が自らの大失態により、
 左程の大した「成果」を出せていない小池知事と都民ファーストを助け、
 自民都連を苦境に陥らせているというユニークな構図だ」

安倍政権はこれまで、利権勢力に利益誘導して日本を貧困化させてきただけでなく、
日本社会を歪める散々害毒を垂れ流してきた。もはや国益のためさっさと滅亡すべきであろう。

 ↓ 参考

世論調査で「首相が信頼できない」が急増、都議選が「自民党を懲らしめる選挙」に - 東京で自民支持急減
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/988d4aca30183013bace724b468f02af

都民ファーストへの支持が急回復、豊洲に拘る大局観なき自民都連に痛撃 - 森・石原・舛添も足を引っ張る
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/709d33d21f62235b45da6c3ae1a0a267

国連特別報告者を恫喝する安倍政権、「説明が反映されていない」- 放送免許認可への批判には沈黙
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/bf67937e62f67fd6a3ef1c06ca188357

御用メディアは安倍首相の「地球13周分のガソリン代」いつ報じるのか - 山尾民進党議員より遥かに悪質
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/9049093bb7806ca6a7f700177b2fb703

また始まった自民党の実質的なメディア「買収」- 国民の税金を使いテレビ・新聞関係者を豪華接待
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/c6ea38e668d685302ed8d3694b022c75

▽ 地方議員の大多数は「所属組織や団体の利害代弁者」だから、都議選で厳しい裁きを受けるのは当然の話

『トンデモ地方議員の問題』(相川俊英,ディスカヴァー・トゥエンティワン)


加計問題「勝負は終わっている」 山本地方創生相(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASK6V76Z9K6VUTFK00S.html
”■山本幸三地方創生相
 (学校法人「加計学園」の国家戦略特区での獣医学部新設について)挙証責任というのは規制監督省庁にある。この原則をしっかり認識してもらわないと、今回のような話も全く理解されないわけであります。
 今回の話というのは、(国家戦略特区)ワーキンググループで議論していただいて、去年の3月末までに文科省が挙証責任を果たせなかったので、勝負はそこで終わっているんですね。もう1回、延長戦で9月16日にワーキンググループやってますが、そこで議論して、もう「勝負あり」。その後に何を言っているのかという気がして、私はなりませんけども。
 それを踏まえて、きちっと(国家戦略特区)諮問会議に上げて粛々と議論を進めてきたわけで、一点の曇りもない手続きにのっとったやり方でありますので、満幅の自信をもって、これはしっかりやりたいというように思っています。〔中略〕(地方自治体の首長らから国家戦略特区推進の要望を受けて)”

失言失態だらけの山本地方創生大臣は、素晴らしい予言をしている。
まさに「勝負は終わって」おり、自民党の惨敗は決定していたのだ!
有権者は安倍政権と自民党に「何を言っているのか」と憤激あるいは嘲笑していたのである。


麻生氏、唐突に持論展開 自民幹部のメディア批判続く(朝日新聞)
http://www.asahi.com/.articles/ASK7152RNK71UTFK004.html
”麻生太郎副総理は1日、東京都議選(2日投開票)の応援演説で「マスコミは言っているだけで責任は何もとらない」などとメディア批判を展開した。
 麻生氏は「マスコミはかなりの部分、情報が間違っている。書かれている方だからよく分かる」と主張。「そんなものにお金まで払って読むかと。結果、新聞は部数が減っている。自分でまいた種じゃないか。この間、ある新聞社の社長がそう言った」などと、唐突に持論をまくし立てた。
 前日の6月30日、自民党の二階俊博幹事長が応援演説で、「私らを落とすなら落としてみろ。(新聞を)買ってもらっていることを忘れちゃダメじゃないか」と発言。安倍晋三首相も同日、「色々な報道によって、政策がなかなか届かなくなってしまっている」と述べ、閣僚の問題発言などで自民党に逆風が吹いていることの責任を、メディアに転嫁する発言が相次いでいた。(寺本大蔵)”

自民党は末期状態になってくるといつでもメディアに責任転嫁する。
このDNAは「死に至る病」と呼ぶのに相応しい。

この日本で最も「言っているだけで責任は何もとらない」のは安倍政権であり、
メディアはそれに比べると大した害はないのだ。


「帰れ」コールに安倍首相激高=籠池氏も聴衆(時事通信)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170701-00000076-jij-pol
”安倍晋三首相は1日、JR秋葉原駅前で東京都議選期間中初めて街頭演説を行った。
 一部の聴衆から「帰れ」のコールが起こり、首相が「演説を邪魔するような行為を自民党は絶対しない。相手を誹謗(ひぼう)中傷したって何も生まれない」と激高する場面もあった。
 コールは途中から「安倍辞めろ」に変更。首相は指さして「こんな人たちに私たちは負ける訳にいかない」と声を張り上げた。
 駅前には「安倍辞めろ!」と書かれた横断幕が掲げられ、これを覆い隠すように自民党ののぼりが密集。〔以下略〕”

「ああ、安倍政権は滅びるな」とこの話を聞いた瞬間に確信した。
この二世議員は、独善的ですぐカッとなり国益も公益もすぐ忘れる人物なのだ。
この程度の人物を何年も首相にさせてしまった日本国民はまさにいい面の皮である。


都議選の「安倍やめろ!」は尋常ではなかった(東洋経済オンライン)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170702-00178858-toyo-bus_all
”政権を奪還した2012年の衆議院選での成功体験が根強く残っているのだろう。自民党がそれ以降の選挙戦最終日の「マイク納め」に選ぶ場所は、秋葉原駅前と決まっている。その“聖地”で7月1日には午後4時から、千代田区から都議選に出馬している自民党が公認する中村彩候補の街宣が行われた。
〔中略〕
■「安倍やめろ!」コール
 ところが今回は、一部で異変が起こっている。当初から「安倍やめろ」のコールが沸き起こっていたのだ。
 中心となっていたのは一部の集団だったようだが、街宣が始まるとともにコールは広がりを見せ、通行用のスペースを隔てた場所で演説を見ていた人まで「安倍やめろ」と口ずさむ有様だった。
 そうした批判の声がとりわけ大きくなったのは、石原伸晃経済財政政策担当大臣が話し始めた時だった。

 「せっかく安倍総理総裁の話を聞きにお集まりいただいているのに、一部の人たちがこのように演説自体を邪魔する。こういうことを惹起させてしまったのは、やはり権力・政権をお預かりしている私どもの頭の中に皆さまの声に耳を傾けない、あぐらをかいていたからだ」
 石原大臣の発言には自民党の反省の言葉も含まれていたにもかかわらず、喋り始めるとすぐに大きなブーイングが飛んでいる。と同時に、「帰れ」コールも沸き起こっている。その途中で安倍首相が到着して街宣車に上がったが、批判の声はさらに高まった。
 石原大臣が批判されるのは、昨年まで自民党東京都連会長を務めていたからだろう。
〔中略〕
 ところが内田氏が演説した時は、不思議と野次が大人しくなっている。おそらく都議選の終盤になって、争点が都政から国政に移ったということだろう。

■2012年12月のムードにそっくり
 それにしても安倍首相や石原大臣に向けられた怒りはまるで、2012年12月の衆院選で民主党(現在の民進党)に向けられた憎悪のようだった。当時も民主党の候補が演説するところに批判の言葉を投げかける人たちが現れた。「民主党政権がなくなりますように」と女性が手に数珠をかけて祈るイラストを描いたプラカードを掲げる人もいた
 その時よりも今回の方が過激かもしれない。安倍首相の演説が始まると、何人も中指を立て、また親指を下げている。中には昭恵夫人の顔のイラストに「嘘」と書いたプラカードを掲げる人もいた。
〔中略〕
 しかもこうしたプラカードを持った何人かは、自民党が配布した日の丸をも持って振っていた。「左翼」と分類しきれない人たちが「反安倍行動」に参加していたということになる
 ではこの逆風の下で、自民党はどのくらいの議席を獲得できるのか。自民党がこれまで都議選で得た最低議席数は2009年の38議席で、これを割れば責任問題が出てくるとされていた。
 すでに官邸は「35議席割れも覚悟した」と伝わっているが、さらに獲得議席数が下回るという見方もある。そうなればもはや「都議選は地方選にすぎない」という言い訳が通用しなくなっている異常な状態だ。
 「ここに来る前に自宅近くで自民党候補の街宣を見てきたけど、応援のマイクを持った人が『国政が悪いんです。安倍首相が悪いんです』と言っていた
 秋葉原で会った筆者の知り合いの記者は、落選が予想されて、自民党候補がやぶれかぶれになっている様子を教えてくれた。
 実際に、当初は当選圏内にいると見られていた自民党候補のうち、かなりの数が当落線上に落ちてきている。そしてその多くは、最後の1議席を共産党候補と争っているというデータがある。
 「安倍首相は国政の私物化がひどい。友だちの友だちによる友だちのための政治だ。これをやめさせようではありませんか」
 共産党の志位和夫委員長は午後7時半、池袋駅東口で共産党候補への支持を訴えたが、その演説の内容のほとんどは国政に関わるものだった。

■民進党も森友学園問題や加計学園問題を争点に
 民進党も、都議選の争点の中に森友学園問題や加計学園問題を盛り込んだ。6月28日夕方、有楽町駅前で野田佳彦幹事長と安住淳代表代行が演説を行い、安倍政権を批判した。
 「本当に安全保障を考えるなら、ああいう人(稲田大臣)を大臣にしたらいけないと思う。なぜ大臣にしたか。それは安倍首相が稲田さんを防衛大臣にすれば、(それまで唯一の女性の防衛大臣だった)小池さんに威張られなくてすむと思ったからではないか」(安住代表代行)
 「萩生田さんは2009年の選挙で負けている。その時に加計学園の千葉科学大学の客員教授になって毎月10万円ずつ給与をもらっていた。3年で300万円以上になる。私も落選したことがあるが、1万円でももらっていたら、その恩は一生忘れない。毎月10万円、何百万円ももらっていて、その恩を忘れるはずがない。まさに官邸ぐるみ、加計ありきで行政が私物化された」(野田幹事長)
 演説開始直後は人も少なく、大声を出して邪魔をする男性もいた。それでも演説が進むにつれ聴衆の数は増え、それまで邪魔をしていた男性も聞き入っていた。しかし民進党が自民党の受け皿になるまで、まだ先は長いようだ。
 その一方で共産党は勢いを見せている。「現有の17議席にさらに積み増したい」。7月1日のマイク納めの後、記者のぶら下がりで志位委員長は言葉こそ控えめにこう述べたが、その顔には自信が表れていた。その証拠に、共産党が自民党から逃げた票の受け皿になりつつあるのだ。
〔中略〕
 都議選の結果を受けた夏以降の政局はどうなるのか。安倍首相は、内閣改造によって逆風を乗り越えられるだけの勢いを保っているだろうか。ひょっとして「カウントダウン」はすでに始まっているのかもしれない。
安積 明子”

秋葉原の「事件」については、この東洋経済の記事が非常に優れていた。
イデオロギーに隷属したメディアはまだ「大本営発表」を垂れ流し醜態を晒しているが、
経済メディアは対照的で、矢張り冷静に事態の変化を捉えているようだ。
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