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また始まった自民党の実質的なメディア「買収」- 国民の税金を使いテレビ・新聞関係者を豪華接待

2014-11-04 | いとすぎから見るこの社会-全般
我が国の経済成長率を1960年代から一貫して低落させてきた自民党は、
経済政策を得意とする政党ではない。史実がそれを立証している。

得意としてきたのはバラ撒きと金権政治であり、
カネの問題では数え切れない不祥事を起こしてきた「金権政党」である。
ロッキード、リクルート、そして第一次安倍内閣の農水相2名。

最近は思うように上がらない支持率に業を煮やしたのか、
官邸も自民党もメディアに接待攻勢をかけて
カネの力で黙らせようとしているようだ。
相変わらず、金権体質は党のDNAで不治の病と見える。

メディアを操ろうとする段階で、政治家としては敗北である。
正々堂々の政策・議論においてメディアを心服させる能力が低いからこうなるのだ。

我が国の近現代史においては、最も国益を大きく毀損した勢力が、
メディアを脅し意のままに操ろうとした連中だったという史実を忘れてはならない。

▽ 日本にとって最も有害なのは、愛国を騙ってメディアを脅すイデオロギスト達だった

『太平洋戦争と新聞』(前坂俊之,講談社)


悲しいことに、当ウェブログの指摘は呆れるほど正しかった。

「一般に、苦境に陥った際に人間の本性が出る。
 安倍内閣の支持率が急落して矢張り得意の「責任転嫁」が自民党内から出て来た。
 これが彼らの「本音」だからよくよく見ておいた方が良い」

「安倍政権のこれまでの高支持率が、米欧市場改善と海外ファンドに助けられた「幸運」と、
 政権の太鼓持ちを務める御用メディアのヨイショ報道と情報操作による
 見え透いた「上げ底」であることすら全く理解していないものと見える」

「当ウェブログでは「尊大・バラ撒き・民意無視」が「自民病」の症状と指摘したが、
 更に「独善」を加えるのが至当と判断した」

「「国民に理解をいただく努力をしていく」という表現は、
 「我々は正しいのだから国民がそれを理解すべきだ」という意味である。
 選挙で惨敗しないとこの勘違いは自覚できないものと見える」

「「慎重」かどうかなど問題ではない。
 (自分で「慎重」などアピールしなければならない時点で失敗である)
 そもそも自民党の「体質」が信頼されていないのだ」

「共同通信調査から分かるように、
 国民は集団的自衛権の議論は重要と考えている。
 しかし、不信を受けているのは自民党である。
 国民を無視して独断専行をしでかす可能性があると見抜かれているのだ」

「自民党は没落への長い下り坂を転がり落ち始めた」

ただ没落するだけなら単なる因果応報だが、
彼らは国民を巻き添えにする危険性が高い点でより罪深い。

 ↓ 参考

「日本人は勉強しろ」「(支持率低下は)報道のせい」- 尊大・独善・民意無視の「自民病」は永遠に不滅
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/961a4da25984afbecb414bc15d340599

集団的自衛権行使容認で、自衛官が海外で死ぬことになる - 安倍政権を疑う有権者の直感は正しい
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/0e0163dea5136c1f340d38d14943220f

尊大・バラ撒き・民意無視、矢張り出てきた「自民病」- 有権者を朝三暮四の猿扱いする病気は治療不可能
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/e45381db60bc1ecce3a4b9787a1a27cb

▽ 自民の族議員の関心は利権と権力ばかり、公益は口先だけである

『原発ホワイトアウト』(若杉冽,講談社)


新聞記者 会食で民主党はケチで割り勘だが自民は個室で無料(ポストセブン)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141104-00000003-pseven-soci
都内の高級レストランなどで開かれる新聞・テレビ各社の幹部が安倍晋三首相を囲む「オフレコ懇談会(オフ懇)」。オフ懇の会食費は、1人1万円はくだらないが、首相との懇談会費用は官房機密費か、時に首相の事務所から支出されることもあるという。
 官房機密費は国民の税金を原資とし、領収書も使途の公開も不要の秘密経費だ。
安倍氏は、大メディアの首脳や幹部記者とこまめに会食を重ねており、それら費用の多くも機密費からの支出と推測される。
 大手紙のベテラン政治記者はこんな言い方をする。
民主党政権はケチだったけど、安倍自民に政権交代して雰囲気が変わった。与党議員側から食事の誘いがかかるときはだいたい高級料理店の個室。もちろん支払いは向こう持ち。民主党政権時は割り勘も多かったから“情”の移り方も違う」
 カネで籠絡する自民党の伝統芸であるが、こんなに簡単にエサに食いつく記者たちの、なんと心の貧しいことか。”

流石はスキャンダルに強い大衆週刊誌だ。
(政策については殆ど期待されていないだけに、ここしか見せ場がないのかも)

御用新聞や御用テレビが事実上買収されているというのは、
様々な状況証拠から考えて恐らく正しいだろう。
報道内容を見ていればすぐ分かる。


国会議員 記者を高級クラブで接待し敵対候補の醜聞調査依頼(ポストセブン)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141104-00000016-pseven-soci
大手新聞やテレビ局の政治記者に対して、官邸や自民党は接待攻勢をかけている。こうした癒着構造により政治スキャンダル報道は週刊誌ばかりになっている現状がある。
 議員個人の政治資金も記者接待に使われている。元国会議員秘書が打ち明ける。
「ある日、うちの議員が付き合いの長い大手紙の記者を銀座の高級クラブに呼び出した。ホステスを大勢呼んでドンチャン騒ぎを始めたが、30分ほど経った頃、議員が記者に耳打ちしてから我々は席を立った。もちろん去り際に『後は自由に飲んでいってください』と付け加えるのも忘れませんでした」
 この秘書によれば、議員が耳打ちした言葉とは「地元選挙区の敵対候補に最近、スキャンダルの が持ち上がっているので調べてくれないか」という内容だった。
〔中略〕
 同秘書は他にも、「○△代議士にメッセージを伝えてほしい」「野党に内紛情報があるが動向を探れないか」といった「特命」を記者に依頼したことがあるといい、その都度、クラブや高級イタリア料理店などで接待したと明かす。”

週刊誌は誤報があっても大して問題にされないという「責任の軽さ」もあるが、
スキャンダルについては矢張り彼らの独壇場である。

官邸と自民の「接待攻勢」は当初、最初は政策をPRして貰う意図だったと推測するが、
カネで相手を支配してゆく中で段々勘違いしてきて、毒が自分に回ってくる。

勿論アベノミクスは単なる一時凌ぎで致命的な問題の先送りに過ぎないからから、
最後には裏切られて終わりであることを完全に忘れているのだ。
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