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『週刊ダイヤモンド』3月6日号-八ツ場ダム工事のキックバックが自民党や議員、自治体の首長に流れた?

2010-03-01 | 『週刊ダイヤモンド』より
今週の週刊ダイヤモンドのP19によれば、
あの八ツ場ダム工事の受注業者から自民党群馬県支部・
地元の地方議員・地元自治体の首長達に政治献金があったそうです。

ふん、どうせこんなことだろうと思った。
テレビで地元がいかに困っているか熱弁していた人々は
八ツ場ダムの受注業者からキックバックを受けている可能性がある。
彼らの懐や便宜供与の痕跡を徹底的に洗い出さなければならない。





『週刊ダイヤモンド』2010年 3/6号


産経新聞がいち早くこの件を報じていますね。
「利敵行為」として上層部から叱責されなかったのか?(爆)

八ツ場業者 自民議員らに5000万円献金 国交相「談合疑いも」
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100224/plc1002241202003-n1.htm

”前原誠司国土交通相が建設中止を表明している八ツ場(やんば)ダム(群馬県長野原
 町)の建設工事受注業者が平成20年までの3年間で、自民党国会議員らが代表を務
 める同県の党支部などに総額約4925万円の政治献金をしていたことが24日、分
 かった。同日午前の衆院国交委員会で民主党の中島正純氏が指摘し、総務省も認めた。
 中島氏によると、献金を受けていたのは、自民党の現・元国会議員7人や地元自治体
 首長らが代表者の党支部など22団体。このうち自民党国会議員が代表の党支部など
 への献金は総額3182万円だった。
最も献金が多かったのは、上野公成元参院議員
 (元官房副長官)が代表の党県住宅都市産業支部で1370万円。中曽根弘文前外相
 の党県参議院第1支部も604万円、山本一太元外務副大臣の党県参議院第3支部も
 500万円の献金を受けていた。
 前原氏は「客観的に見れば談合が行われていたのではないかと疑われる」と述べた。”

だから自民党は公共事業に大鉈を入れられないのだ。
古い自民党体質の化身である国民新党も似たようなもの。
両党とも次の選挙でまた打撃を受けるだろう。


そうそうメイン特集ですが、いま一息と思います。
不動産市況の本格的な分析がないのは残念ですし
(みずほ証券の石澤卓志アナリストの見解を知りたかった)
それに今は新築と中古の対比が重要と思いますが。

管理会社の特集はかなり有益でした。

    ◇     ◇     ◇

P25は為替投資家にとって見逃せない。
野村證券の田中泰輔ストラテジストが
相変わらずの冴えを見せています。

堅調なアジア需要を受けて豪ドルが新高値の可能性ありとのこと。
いとすぎの現下の見通しと完璧に一致しています。
(但し人気が集中するので巻き戻しリスク大ですからね!!)

    ◇     ◇     ◇

今週の『週刊東洋経済』は「本当に強い! 塾・予備校」でした。
表紙は格好いいですが、買った人は中身に不満を持つでしょう。





『週刊東洋経済』2010年 3/6号


タイトルで大風呂敷を広げてとにかく情報を詰め込み、
「焦点が絞られていない」「情報が整理されていない」「鋭さがない」
という宜しくない癖が目立っています。

最近の親は、教育投資意欲が旺盛な層と
「安く結果を出したい」という層に二極分化している筈です。
中学・高校・大学のどこで「勝負」するべきか、
塾予備校の特徴はどこか、合格率や生徒数の伸び、CSはどうか、
どのような巧みな「利用法」があるか、
この特集ではそれらが何も分かりません。

ダイヤモンド誌に「お得な教育」「教育の新常識」等のタイトルで
特集を出されたら、一発でキャッチアップされるでしょうに。

    ◇     ◇     ◇

…ところで個人的に興味を持っていたのが巻頭の権𠀋教授のコラム。
給付付き税額控除の歴史を遡って論じられていますが、
全く参考になりませんでした。

何しろ大昔の事例の原因と背景が分析されていないのです。
当然、「どうすれば成功するか」も一切考察されていません。
心して制度設計を、と他人に放り投げていますが
それは先生ご自身が提案すべきことではないのでしょうか?
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