↑ AUD/JPY(infoseek)
待ちに待っていた事態が到来しました。
東証を買う場合には、グローバル投資家の先読みが必要です。
彼らが動いてから買うのではなく、機先を制しなければならない。
恐らく、アジア市場からも北米市場からも恩恵を受ける
日本企業の守備範囲の広さが強みになっているということだろう。
…尚、丸紅の貸借倍率が1を切りました。
売り手が増えているのに株価は下がらず。
先週から書いているように、売り方が窮地に。。
直近1年の豪ドルの推移
http://finance.www.infoseek.co.jp/MnForex/fxchart/?fx=F1004
→ 週初の豪ドルは堅調に始まりましたが、
83円と82円後半を往復する一進一退の展開でした。
東証とNYはじりじりと上昇していますが、
海外市場は迷いが出ている感じですね。
先週末で最も気になったのは、商品市況です。
NY原油、続落(時事通信)
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-100320X038.html
”【ニューヨーク時事】週末19日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先
物相場は、ドル高や米株安を嫌気して続落した。米国産標準油種WTIの4月物は、
前日終値比1.52ドル安の1バレル=80.68ドルで終了した。”
→ 原油先物だけでなくCRB商品指数も急落していた。
(ドルは僅かに上昇しただけで、明らかにドル高要因ではない)
どこかで切り返さないと、苦しくなりそう。
ロイター調査:米利上げ、年内実施の確率は平均59%(reuters)
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201003170024.html
”ロイターが16日の米連邦準備理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)
終了後にプライマリーディーラー(米政府証券公認ディーラー)を対象に実施した調
査によると、年内の利上げの確率は平均で59%だった。
FRBはこの日のFOMCで、金利を長期間(for an extended period)ゼロ付近に
維持する方針をあらためて示した。労働市場については悲観的な見方がやや影を潜め
た。
ジェフリーズのチーフ・フィナンシャルエコノミスト、ワード・マッカーシー氏は、
「基本的には変わりはない。出口戦略ではわずかな前進もなかった」と述べた。
調査によると、中央値では第4・四半期の利上げ開始が予想されている。ただ回答は
広範囲におよび、先行き不透明感の強さが示された。
ゴールドマン・サックスは2011年以降まで利上げはないとみている。一方、6デ
ィーラーは今年第3・四半期末までの利上げを予想している。
また予想中央値では、最初の利上げ幅は0.5%ポイントとの結果となった。ただ、
ここでも見方は分かれ、UBSとBNPパリバは最初の誘導目標の変更はゼロ─0.
25%から0.25%になると予想。シティグループは1%になるとの見方を示して
いる。
今年半ばまでの利上げ確率は平均6%だった。”
→ 今年の最大の分岐点となるものと思われる、
FRBの利上げ予想です。(皆迷ってますね)
私は今年中に利上げすると確信しています。
ゴールドマンがスタンスを変えた時に
転換点となるのでしょう。
東京外為市場・15時=ドル90円前半、欧州によるギリシャ救済への不透明感でユーロ売り(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201003180076.html
”午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時から小幅安の90円前半で推移
している。輸出企業の売りが断続的にでたことでドル/円は90円台前半で上値の重
い推移になった。一方、ギリシャが欧州から支援を得られず、IMFに救済を求める
可能性があるとの報道を受けて、ユーロが売られ、1.37ドル前半から1.36ドル
後半に下落している。
ドル/円は、新たな材料が乏しいなかで90円前半で上値の重い取引が続いた。「輸
出企業による今期末をにらんだ駆け込み的な売りが断続的に出ている」(国内銀行)
という。その後、一部報道を受けて欧州によるギリシャ支援シナリオに不透明感が出
てきたことでリスク回避からクロス円が売られ、ドル/円も90円の下値をにらんで
弱含みの動きになっている。
ただ、「90円付近には規模の大きなビッドが控えているとの見方がでており、90
円を背に買い向かう動きもみられる」(国内金融機関)との声が上がっている。
18日付日経新聞は政府・与党内で追加経済対策論が浮上し、国民新党が7兆円規模
の補正予算編成の検討を始めたと伝えているが「むしろ、ソブリン・リスクが意識さ
れる。円買い要因にはならない」(国内銀行)との声が聞かれた。
ユーロ/ドルは午後3時までに1.3667ドルまで下落。ギリシャが来週のEU首
脳会談で救済を得られず、IMFに4月2―4日頃、金融支援を要請する可能性があ
るとダウ・ジョーンズ通信が伝えたことを受けて売られた。ただ、下げ幅は1.37
20ドル付近からの40ポイント強。
市場では「すぐにユーロ/ドルが年初来安値を割り込むような下げになるとはみてい
ない。売りから入っては下値で買い戻す展開がしばらく続くのではないか」(国内金
融機関)との声が上がっている。
<ギリシャ救済シナリオはフリーズの可能性>
ギリシャ問題については、17日にドイツのメルケル首相が経済的な基準を繰り返し
破る国をユーロ圏から退出させることができるようにルールを変更すべきとの見方を
示した。また「ドイツのマイスター議員が救済に関しては(世界標準である)IMF
に任せるべきだとしており、ギリシャ救済で一番負担が大きいとみられるドイツが、
救済は国内政治的にもたないと腹をくくったようだ。来週のEU首脳会談では、従来
のギリシャ救済シナリオは止まって動けなくなりそうだ」(ステート・ストリート銀
行金融市場部長 富田公彦氏)という。ギリシャがIMFに駆け込めば欧州中銀(E
CB)との齟齬が出てくる可能性があるほか、ユーロ圏の求心力にも問題が生じるが
「そこまでの展望はまだない」(ステート・ストリート銀行、富田氏)という。
そのうえで富田氏は「ギリシャ問題でユーロを売る局面はそろそろ終盤の可能性があ
る。豪ドルなどを巻き込むリスク回避にもならないだろう」とみている。「ギリシャ
問題でたとえばドイツ株まで売る必要があるかといえば、ユーロの下落でむしろ買い
場ととらえられる可能性もある。ギリシャ問題イコールユーロ問題ではなくなってき
ている。この先ユーロが売られるとすれば、ギリシャ問題でなくファンダメンタルズ
の問題だ」(ステート・ストリート銀行、富田氏)とみている。”
→ 木曜日の報道です。
素晴らしく質の高い市場分析でした。
ステート・ストリート銀行の富田氏の見解が非常に的確だと思います。
ユーロを崩し切れず、売り手は暫く苦境に陥るでしょう。
◇ ◇ ◇ ◇
注目銘柄。丸紅が年初来高値目前です。
丸紅(東証一部 8002) 404 → 437 / 453
450
三菱商事(東証一部 8058) 1,700 → 1,890 / 1,914
2,287
住友金属鉱山(東証一部 5713) 1,492
マツダ(東証一部 7261) 232
201
昭和シェル石油(東証一部 5002) 987 → 1059 / 966
716 → 723
SUMCO(東証一部 3436) 1,743
コマツ(東証一部 6301) 1,842
「マツダもSUMCOも遠からず上に出るでしょう」
と書きましたが、想定通りの展開です。
世界の投資家、1年8カ月ぶり日本株オーバーウエートに=調査(reuters)
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201003170107.html
”バンクオブアメリカ・メリルリンチが3月に実施したファンドマネジャー調査による
と、世界の投資家による日本株のポジションがネットでオーバーウエートに転換した。
ネットでオーバーウエートに転じたのは2008年7月以来1年8カ月ぶり。
2月の調査ではオーバーウエートからアンダーウエートを差し引いたネットがマイナ
ス4%だったが、3月はプラス6%に改善した。ただ、同社の欧州株式戦略を統括す
るゲーリー・ベイカー氏は、日本株を選好した動きというよりも欧州株を敬遠した結
果ではないかと指摘している。
また、メリルリンチ日本証券の16日付リポートによると、今後1年間に日本株を最
もオーバーウエイトしたい投資家は、前月のマイナス2%から0%への改善にとどま
っており、同社ストラテジストの菊地正俊氏は「依然として日本株は中立程度でよい
という投資家が多いようだ」と分析している。世界の投資家が最もオーバーウエイト
したい市場は前月に引き続き新興国で、米国株の強気と欧州株の弱気がともに増えた
という。
とは言え、日本の企業業績の見方(「最も良い」から「最も悪い」を差し引いたネッ
ト)がマイナス16%からマイナス4%に改善したほか、日本経済についても、今後
1年間に「強くなる」との見方から「弱くなる」との見方を差し引いたネットは、2
月のプラス53%からプラス79%に改善した。これは06年2月以来の高水準。こ
のため菊地氏は「今後、日銀の追加金融緩和や7月の参院選へ向けた民主党の経済成
長戦略の具体策が出てくれば、世界の投資家は日本株をオーバーウエイトしようとい
う動きになる」とみている。
<投資家のリスク選好度が回復>
同調査は世界のファンドマネジャーを対象に毎月実施しているもので、3月の調査結
果は207人(運用資産額5890億ドル)の回答をまとめたもの。調査は3月5─
11日に実施された。
調査では、ファンドマネジャーのリスク選好度が高まっていることも明らかになった。
世界の投資家はキャッシュを投資に回し、株式ポートフォリオを拡大している。株式
をオーバーウエートにしているとの回答はネットで46%となり、2月の33%から
増えた。
また、先進国のインフレ懸念が緩和していることや、主要先進国が当面、利上げしな
いと一般的にみられていることが示された。
一方、欧州資産はギリシャの債務危機を受け、あまり人気がなかった。欧州株式をア
ンダーウエートにしているとの回答はネットで21%と、2月の11%から増加。1
月はオーバーウエートにしているとの回答がネットで2%だった。
マクロ経済面では、コアインフレが今後1年間に上昇すると予想するファンドマネジ
ャーが大幅に減少した。コアインフレの上昇を予想するファンドマネジャーの割合は
ネットで34%。2月は46%、1月は61%だった。
米連邦準備理事会(FRB)の利上げ時期については、回答者の約70%が2010
年第4・四半期になるか、来年までないと予想。欧州中央銀行(ECB)の利上げは、
50%が2011年までないとの見方を示した。”
→ 遂に待っていたものが来ました。
昨年程ではないでしょうが、いい春になりそうです。
低金利維持とアジア新興国の経済好調により、
私は商品市況もじり高になると予想します。
◇ ◇ ◇ ◇
【 いとすぎの為替ポジション 】
83円中盤で跳ね返されたので、ロングを決済しました。
2009/10/29 83.08 AUD/JPY Lev ×1.5
2009/10/29 82.75 AUD/JPY Lev ×1.5
2009/07/22 76.77 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
現在 > 82.82 豪ドル/円(損益123%)← 今年の損益率に修正。
◎ 2008年秋~09年末の損益率(手数料等除外)> 353%
▼ ポジション解消済み
2010/03/04 80.12 AUD/JPY Lev ×1.5
2010/02/16 81.15 AUD/JPY Lev ×1.5
2009/11/04 81.01 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/01/29 80.01 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2009/12/11 81.38 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/01/06 84.86 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2009/12/03 81.69 AUD/JPY Lev ×1.5
2009/12/28 80.92 AUD/JPY Lev ×1.5
2009/10/29 81.10 AUD/JPY Lev ×1.5
2009/10/07 79.54 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2009/10/07 79.58 AUD/JPY Lev ×2
2009/09/10 79.92 AUD/JPY Lev ×2
2009/10/12 81.36 AUD/JPY Lev ×2
2009/09/25 78.88 AUD/JPY Lev ×2
2009/09/19 79.40 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/09/10 79.38 AUD/JPY Lev ×2
2009/09/11 78.08 AUD/JPY Lev ×2.5 (ショート)
2009/09/02 77.40 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/08/20 77.82 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/08/21 77.04 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/08/11 80.43 AUD/JPY Lev ×2.5 (ショート)
2009/07/28 78.38 AUD/JPY Lev ×2.5 (ショート)
2009/07/29 77.40 AUD/JPY Lev ×2.5 (ショート)
2009/07/01 78.02 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/07/23 77.38 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/07/15 73.44 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/07/09 72.58 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/07/08 72.57 AUD/JPY Lev ×2.5
…以下省略…
「資源国通貨は底打ちしました。
豪中銀は政策金利を引き上げ始めており、
豪ドルは緩やかな上昇トレンドに入っています」
中長期的な見通しは変わりません。
「85円から76円のレンジ圏を想定」
短期的な見通しを微修正しました。
「豪ドルは中期的に84~85円に向かうが、
現状のままでは83円台で阻止され反落する可能性が高い」
先週と同じく、ポジションを大きく傾けるのはリスク大。
※ くれぐれも投資家各位で御判断下さい。
※ このウェブログを参考とし、めでたく投資収益を得られた方は、
収益への課税分を社会に貢献する組織・団体に寄付して下さい。
(当ウェブログのこちらのカテゴリーも御覧下さい。)
待ちに待っていた事態が到来しました。
東証を買う場合には、グローバル投資家の先読みが必要です。
彼らが動いてから買うのではなく、機先を制しなければならない。
恐らく、アジア市場からも北米市場からも恩恵を受ける
日本企業の守備範囲の広さが強みになっているということだろう。
…尚、丸紅の貸借倍率が1を切りました。
売り手が増えているのに株価は下がらず。
先週から書いているように、売り方が窮地に。。
直近1年の豪ドルの推移
http://finance.www.infoseek.co.jp/MnForex/fxchart/?fx=F1004
→ 週初の豪ドルは堅調に始まりましたが、
83円と82円後半を往復する一進一退の展開でした。
東証とNYはじりじりと上昇していますが、
海外市場は迷いが出ている感じですね。
先週末で最も気になったのは、商品市況です。
NY原油、続落(時事通信)
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-100320X038.html
”【ニューヨーク時事】週末19日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先
物相場は、ドル高や米株安を嫌気して続落した。米国産標準油種WTIの4月物は、
前日終値比1.52ドル安の1バレル=80.68ドルで終了した。”
→ 原油先物だけでなくCRB商品指数も急落していた。
(ドルは僅かに上昇しただけで、明らかにドル高要因ではない)
どこかで切り返さないと、苦しくなりそう。
ロイター調査:米利上げ、年内実施の確率は平均59%(reuters)
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201003170024.html
”ロイターが16日の米連邦準備理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)
終了後にプライマリーディーラー(米政府証券公認ディーラー)を対象に実施した調
査によると、年内の利上げの確率は平均で59%だった。
FRBはこの日のFOMCで、金利を長期間(for an extended period)ゼロ付近に
維持する方針をあらためて示した。労働市場については悲観的な見方がやや影を潜め
た。
ジェフリーズのチーフ・フィナンシャルエコノミスト、ワード・マッカーシー氏は、
「基本的には変わりはない。出口戦略ではわずかな前進もなかった」と述べた。
調査によると、中央値では第4・四半期の利上げ開始が予想されている。ただ回答は
広範囲におよび、先行き不透明感の強さが示された。
ゴールドマン・サックスは2011年以降まで利上げはないとみている。一方、6デ
ィーラーは今年第3・四半期末までの利上げを予想している。
また予想中央値では、最初の利上げ幅は0.5%ポイントとの結果となった。ただ、
ここでも見方は分かれ、UBSとBNPパリバは最初の誘導目標の変更はゼロ─0.
25%から0.25%になると予想。シティグループは1%になるとの見方を示して
いる。
今年半ばまでの利上げ確率は平均6%だった。”
→ 今年の最大の分岐点となるものと思われる、
FRBの利上げ予想です。(皆迷ってますね)
私は今年中に利上げすると確信しています。
ゴールドマンがスタンスを変えた時に
転換点となるのでしょう。
東京外為市場・15時=ドル90円前半、欧州によるギリシャ救済への不透明感でユーロ売り(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201003180076.html
”午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時から小幅安の90円前半で推移
している。輸出企業の売りが断続的にでたことでドル/円は90円台前半で上値の重
い推移になった。一方、ギリシャが欧州から支援を得られず、IMFに救済を求める
可能性があるとの報道を受けて、ユーロが売られ、1.37ドル前半から1.36ドル
後半に下落している。
ドル/円は、新たな材料が乏しいなかで90円前半で上値の重い取引が続いた。「輸
出企業による今期末をにらんだ駆け込み的な売りが断続的に出ている」(国内銀行)
という。その後、一部報道を受けて欧州によるギリシャ支援シナリオに不透明感が出
てきたことでリスク回避からクロス円が売られ、ドル/円も90円の下値をにらんで
弱含みの動きになっている。
ただ、「90円付近には規模の大きなビッドが控えているとの見方がでており、90
円を背に買い向かう動きもみられる」(国内金融機関)との声が上がっている。
18日付日経新聞は政府・与党内で追加経済対策論が浮上し、国民新党が7兆円規模
の補正予算編成の検討を始めたと伝えているが「むしろ、ソブリン・リスクが意識さ
れる。円買い要因にはならない」(国内銀行)との声が聞かれた。
ユーロ/ドルは午後3時までに1.3667ドルまで下落。ギリシャが来週のEU首
脳会談で救済を得られず、IMFに4月2―4日頃、金融支援を要請する可能性があ
るとダウ・ジョーンズ通信が伝えたことを受けて売られた。ただ、下げ幅は1.37
20ドル付近からの40ポイント強。
市場では「すぐにユーロ/ドルが年初来安値を割り込むような下げになるとはみてい
ない。売りから入っては下値で買い戻す展開がしばらく続くのではないか」(国内金
融機関)との声が上がっている。
<ギリシャ救済シナリオはフリーズの可能性>
ギリシャ問題については、17日にドイツのメルケル首相が経済的な基準を繰り返し
破る国をユーロ圏から退出させることができるようにルールを変更すべきとの見方を
示した。また「ドイツのマイスター議員が救済に関しては(世界標準である)IMF
に任せるべきだとしており、ギリシャ救済で一番負担が大きいとみられるドイツが、
救済は国内政治的にもたないと腹をくくったようだ。来週のEU首脳会談では、従来
のギリシャ救済シナリオは止まって動けなくなりそうだ」(ステート・ストリート銀
行金融市場部長 富田公彦氏)という。ギリシャがIMFに駆け込めば欧州中銀(E
CB)との齟齬が出てくる可能性があるほか、ユーロ圏の求心力にも問題が生じるが
「そこまでの展望はまだない」(ステート・ストリート銀行、富田氏)という。
そのうえで富田氏は「ギリシャ問題でユーロを売る局面はそろそろ終盤の可能性があ
る。豪ドルなどを巻き込むリスク回避にもならないだろう」とみている。「ギリシャ
問題でたとえばドイツ株まで売る必要があるかといえば、ユーロの下落でむしろ買い
場ととらえられる可能性もある。ギリシャ問題イコールユーロ問題ではなくなってき
ている。この先ユーロが売られるとすれば、ギリシャ問題でなくファンダメンタルズ
の問題だ」(ステート・ストリート銀行、富田氏)とみている。”
→ 木曜日の報道です。
素晴らしく質の高い市場分析でした。
ステート・ストリート銀行の富田氏の見解が非常に的確だと思います。
ユーロを崩し切れず、売り手は暫く苦境に陥るでしょう。
◇ ◇ ◇ ◇
注目銘柄。丸紅が年初来高値目前です。
丸紅(東証一部 8002) 404 → 437 / 453
450
三菱商事(東証一部 8058) 1,700 → 1,890 / 1,914
2,287
住友金属鉱山(東証一部 5713) 1,492
マツダ(東証一部 7261) 232
201
昭和シェル石油(東証一部 5002) 987 → 1059 / 966
716 → 723
SUMCO(東証一部 3436) 1,743
コマツ(東証一部 6301) 1,842
「マツダもSUMCOも遠からず上に出るでしょう」
と書きましたが、想定通りの展開です。
世界の投資家、1年8カ月ぶり日本株オーバーウエートに=調査(reuters)
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201003170107.html
”バンクオブアメリカ・メリルリンチが3月に実施したファンドマネジャー調査による
と、世界の投資家による日本株のポジションがネットでオーバーウエートに転換した。
ネットでオーバーウエートに転じたのは2008年7月以来1年8カ月ぶり。
2月の調査ではオーバーウエートからアンダーウエートを差し引いたネットがマイナ
ス4%だったが、3月はプラス6%に改善した。ただ、同社の欧州株式戦略を統括す
るゲーリー・ベイカー氏は、日本株を選好した動きというよりも欧州株を敬遠した結
果ではないかと指摘している。
また、メリルリンチ日本証券の16日付リポートによると、今後1年間に日本株を最
もオーバーウエイトしたい投資家は、前月のマイナス2%から0%への改善にとどま
っており、同社ストラテジストの菊地正俊氏は「依然として日本株は中立程度でよい
という投資家が多いようだ」と分析している。世界の投資家が最もオーバーウエイト
したい市場は前月に引き続き新興国で、米国株の強気と欧州株の弱気がともに増えた
という。
とは言え、日本の企業業績の見方(「最も良い」から「最も悪い」を差し引いたネッ
ト)がマイナス16%からマイナス4%に改善したほか、日本経済についても、今後
1年間に「強くなる」との見方から「弱くなる」との見方を差し引いたネットは、2
月のプラス53%からプラス79%に改善した。これは06年2月以来の高水準。こ
のため菊地氏は「今後、日銀の追加金融緩和や7月の参院選へ向けた民主党の経済成
長戦略の具体策が出てくれば、世界の投資家は日本株をオーバーウエイトしようとい
う動きになる」とみている。
<投資家のリスク選好度が回復>
同調査は世界のファンドマネジャーを対象に毎月実施しているもので、3月の調査結
果は207人(運用資産額5890億ドル)の回答をまとめたもの。調査は3月5─
11日に実施された。
調査では、ファンドマネジャーのリスク選好度が高まっていることも明らかになった。
世界の投資家はキャッシュを投資に回し、株式ポートフォリオを拡大している。株式
をオーバーウエートにしているとの回答はネットで46%となり、2月の33%から
増えた。
また、先進国のインフレ懸念が緩和していることや、主要先進国が当面、利上げしな
いと一般的にみられていることが示された。
一方、欧州資産はギリシャの債務危機を受け、あまり人気がなかった。欧州株式をア
ンダーウエートにしているとの回答はネットで21%と、2月の11%から増加。1
月はオーバーウエートにしているとの回答がネットで2%だった。
マクロ経済面では、コアインフレが今後1年間に上昇すると予想するファンドマネジ
ャーが大幅に減少した。コアインフレの上昇を予想するファンドマネジャーの割合は
ネットで34%。2月は46%、1月は61%だった。
米連邦準備理事会(FRB)の利上げ時期については、回答者の約70%が2010
年第4・四半期になるか、来年までないと予想。欧州中央銀行(ECB)の利上げは、
50%が2011年までないとの見方を示した。”
→ 遂に待っていたものが来ました。
昨年程ではないでしょうが、いい春になりそうです。
低金利維持とアジア新興国の経済好調により、
私は商品市況もじり高になると予想します。
『会社四季報』2010年 04月号 |
『日経会社情報』2010年 04月号 |
◇ ◇ ◇ ◇
【 いとすぎの為替ポジション 】
83円中盤で跳ね返されたので、ロングを決済しました。
2009/10/29 83.08 AUD/JPY Lev ×1.5
2009/10/29 82.75 AUD/JPY Lev ×1.5
2009/07/22 76.77 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
現在 > 82.82 豪ドル/円(損益123%)← 今年の損益率に修正。
◎ 2008年秋~09年末の損益率(手数料等除外)> 353%
▼ ポジション解消済み
2010/03/04 80.12 AUD/JPY Lev ×1.5
2010/02/16 81.15 AUD/JPY Lev ×1.5
2009/11/04 81.01 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/01/29 80.01 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2009/12/11 81.38 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2010/01/06 84.86 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2009/12/03 81.69 AUD/JPY Lev ×1.5
2009/12/28 80.92 AUD/JPY Lev ×1.5
2009/10/29 81.10 AUD/JPY Lev ×1.5
2009/10/07 79.54 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
2009/10/07 79.58 AUD/JPY Lev ×2
2009/09/10 79.92 AUD/JPY Lev ×2
2009/10/12 81.36 AUD/JPY Lev ×2
2009/09/25 78.88 AUD/JPY Lev ×2
2009/09/19 79.40 AUD/JPY Lev ×2 (ショート)
2009/09/10 79.38 AUD/JPY Lev ×2
2009/09/11 78.08 AUD/JPY Lev ×2.5 (ショート)
2009/09/02 77.40 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/08/20 77.82 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/08/21 77.04 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/08/11 80.43 AUD/JPY Lev ×2.5 (ショート)
2009/07/28 78.38 AUD/JPY Lev ×2.5 (ショート)
2009/07/29 77.40 AUD/JPY Lev ×2.5 (ショート)
2009/07/01 78.02 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/07/23 77.38 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/07/15 73.44 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/07/09 72.58 AUD/JPY Lev ×2.5
2009/07/08 72.57 AUD/JPY Lev ×2.5
…以下省略…
「資源国通貨は底打ちしました。
豪中銀は政策金利を引き上げ始めており、
豪ドルは緩やかな上昇トレンドに入っています」
中長期的な見通しは変わりません。
「85円から76円のレンジ圏を想定」
短期的な見通しを微修正しました。
「豪ドルは中期的に84~85円に向かうが、
現状のままでは83円台で阻止され反落する可能性が高い」
先週と同じく、ポジションを大きく傾けるのはリスク大。
※ くれぐれも投資家各位で御判断下さい。
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