みんなの心にも投資 … ソーシャルインベスター(社会投資家)への道

個人投資家の”いとすぎ ”が為替・株式投資を通じた社会貢献に挑戦します。すべてのステークホルダーに良い成果を!

地球温暖化で消え行く島国 - 南太平洋のツバル

2007-03-19 | いとすぎの見るこの社会-地球環境を考える
環境問題が人々の目前に迫ってきています。

地球温暖化で海外移住を考えるツバル住民(毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/env/news/20070219k0000m030084000c.html

” 約1万人が住む平均海抜約2メートルの国土は、サンゴ礁の上に砂
 が堆積(たいせき)してできた。海水は、海岸を越えてくるだけで
 なく、地盤にある無数の穴を通って地上にあふれる。
 「遅くとも10年後までに家族とニュージーランドに移住するつも
 りだ」。トマルさん(32)は国営電話会社に勤務するエンジニア。
 05年には衛星通信技術の研修で日本にも行った。
 同僚も多くが移住を考えている。この時期の浸水被害はもちろん、
 海岸線が削られてヤシの木が根元から波にさらわれたり、小さな島
 が消滅したりする現実を、誰もが目の当たりにしているからだ。
 「他の国の二酸化炭素が原因で島がなくなる。怒りを感じるが、だ
 からといってどうしようもないだろう」。トマルさんはため息をつ
 いた。”

故国が消えてしまうツバル住民の嘆きです。

地球温暖化にとどまらず、環境問題において顕著な特徴は、
「被害がたやすく国境を越えてしまう」ことです。

これは日本と中国とにも言えることですが、
「ほぼ100%他国のせいで自国に被害を受ける」
という現象が生じるのです。

「他の国の二酸化炭素が原因で島がなくなる」
とのトマル氏の発言が象徴的です。

記事中にはありませんが、インド洋に浮かぶ美しいサンゴ礁の島、
モルディブ共和国も危機を迎えており、
今後の海面上昇に備えて人工島を造成中です。

政府や日本経団連等は相変わらず動きが遅いですが、
地球温暖化問題の深刻さを直視し、ドイツなど欧州諸国のように
「環境問題を政策と経済のコントロールによって解決する」
「環境問題を改善・解決するための産業を育成する」
スタンスに完全に転換すべきだと思います。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする