-写真の部屋-

奥野和彦

はだか電球

2021-11-14 20:51:57 | 写真


鳥房のしょんぼり電灯が
30年前と同じように灯っている。
カトレアのあった場所だ。

同じフィルムで、1周回って同じカメラで
撮っているのにフィルムの仕上がりがちょっと違うのは
当時は父親の印刷の写植に使っていた現像液を
使っていたからかも知れない。
そっちの方が少し強いのだ。

店は変わり
電車の行き先も変わり
電球はLEDに変わり
写植はパソコンに変わった。
カメラもデジタルになったのに。



踏切

2021-11-13 17:05:30 | 写真


やっぱり無理やり何か書こうとすると
つまらない事を書き始める。
街を見始めると特にですね。
だからずっと街の写真撮らないでいた。
田舎のどこかや釣りに行くどこか。
そうすれば、愚痴や文句が出なくなるので。

今日はお天気で
午前中に新宿で仕事。
ゴロゴロカメラを引っ張って
街の写真を撮って帰ってくる。
見てお分かりだとは思いますが
昔の写真と現在の町の写真とが
ごちゃごちゃになって出ています。
看板の感じや、お店の種類、人の着ている服などで
わかると思いますが
撮り方や見る物が変わらないのには
ガッカリすると同時に
それだから
過去と今の比較が出来て
面白いような気もします。
でも、敢えて狙って
その差を追い求めて行くような事を始めると
作為的になってつまらなくなるのです。
たまたま、写ってた
たまたま、そうだった、が良いのです。

20W

2021-11-12 22:50:40 | 写真


欲しいものが無くなったら
人生も終わるのかも知れないが
まだ欲張りで困る。
この2年間で失ったものが多すぎて
今もなお、失い続けている気もするが

あと20〜30年生きるとして
こんなに幸せな時間が、あと何回あるだろうか
と言うようなひと時も1、2回あって
でも、また現実に戻されて

オレだけじゃなさそうだしなぁ
とも思うし
それでもまだ
恵まれてる方だよなぁ
とも思うし
うん、そうなんだろうな。

久しぶりにダニーとジェニーを見て
いつぞやの写真と同じ角度で
2匹並んで朝の日差しを浴びているのを
撮ったけれど
今日は主人の洗濯物も一緒に写ってしまったので
載せることが憚れる。
ダニーとジョニーを見るのは
あまり気が乗らない派遣バイトに行く日で
まさか50歳を過ぎて本業の他に
バイトをしなければならないとは思っても見ず
少年野球ともお別れをして。
でも、お世話になっている現場の人たちが
優しいし、あてにしてくれるので
人は好きだから、何とかやっていられる。
だから、写真の仕事のある日にはそれが出来て
無い日でも、あてにしてくれる場所があって
一生懸命やってるからいつどうなっても
悔いは無いやね。
オレだけじゃ無いよ、そう思ってるって皆。

欲しいものは
あそこのハードオフに置いてある
グレコのギターだなぁ。


2枚

2021-11-11 14:57:20 | 写真


そんなに写されたく無いほど
撮られたく無いほど
恥ずかしい生き方もしてないはずで
一生懸命、この難しい世の中で
普通の人々が生きている姿を
誰かが撮っておくから残るのであって
何でもかんでも
悪いことに使おうと言うものでも無いのだけどね
でもまあ、悪い奴もいるからなぁ。



今日もお疲れ様でした。
ウチに帰ってゆっくり休みましょう。