仕事の合間、よく行くラーメン屋さんに行った。
人通りの多い場所にあるお店だし
店名を出せば知っている人も多いだろう。
透き通った和風のスープはすっきりとしていながら
深い味わい。
ここの丼は金継ぎがされている物が多く
ラーメンを茹でる鍋の上の棚に重ねられている。
丼の模様は様々であり、
一度に業務用を仕入れたのとは違うかも知れない。
見た所、一様に厚みの薄い丼であって
欠けることが多いのだろうか。
簡単に捨てずに直して使っているのを見ると
姿勢、というか
ラーメンも一杯一杯丁寧に作られている感じがする。
今までその金継ぎ丼に当たった事が無く
いつかあれで食べたいと思っていた所
今日初めて当たった。
そっと指でその部分を触ってみた。
元の丼のカーブよりも少し盛り上がって
綺麗に補修されていた。
ラーメン共々人の技。
一杯で2度美味しい、と言えよう。