野球部の歴史を語ったりするけれど
本来、私は歴史が大嫌いで授業としても嫌いである。
歴史は嫌いだが記憶は好きである。
昔の野球の事について語るのはあくまでも
記憶の部分だから饒舌になるのである。
秋葉原である。
秋葉原と言って脳裏に思い浮かぶのは
まだ、父親に肩車をされて歩いていた頃の記憶だろうと思う。
駅のホームの階段を乗り換えの為に歩いている。
跨線橋のような階段を高いところから見ながら降りている。
電車がすーっとホームに入って来てその屋根の上が見える。
屋根の上に丸いベンチレーターが並んでいて
それを見るのが好きだった。あの形が好きだった。
屋根の上はただのテントのような生地だっただけでなく
なんかつぶつぶがあったと思う。
で、それは緑色の国電山手線で、同時に黒い国電も
走っていたと思う。だから秋葉原かと。