EIZOUくんから坂道の写真についてコメントがあって
ふむふむ、と読んでいる内にもう一枚あったのを
載せてみることにした。
ここはバス停で、温泉街の出口で
ここで日帰り入浴なんかしていると
もう他で写真を撮る時間もなくなるし、帰りのあずさに
乗れなくなるとわかったので、風呂はやめて
駅まで戻るバスを待っている。
先日の写真にはおばさんの後ろ姿が写っていて
どちらかというと静かな印象の写真だけれど
同じ場所で数分後
自分の乗るバスがあの曲り角を曲がって入って来た所で
一緒に待っていたおばさんも入れて
シャッターを切ろうと待ち構えていた所へ
なんと自転車のおじさんがジャストタイミングで走って来て
しっかりかぶって あー、あー、あー…
てな感じの写真になった。
後ろ姿のおばさん一人、の写真と、
撮りたかったバスの前に轢かれそうな感じで
走って来るこちら向きのおじさんと微妙な
写り具合のおばさん。
EIZOUくん的な観点から見ると
画面の中にさらに要素が付け加えられてラーメン屋の看板。
温泉 泡飯って何だ!?
美鈴湖・美ヶ原の涼やかなイメージが
おじさんの自転車登場によって
じゃりんじゃりん!の鈴(ベル)の音にかき消される。
台無しである。
これが、野ばら保育園へとわざわざこだわって行って
副産物として撮れた松本浅間温泉の2枚で、
こんなずっこけてしまうような出来事こそ
日本中のそこここに転がっている時間で
そんなことを見に、集めに、ダーツを投げて切符を買って
出掛けて行くのである。