-写真の部屋-

奥野和彦

遠い夏の駅

2012-04-26 22:51:52 | 写真
120426
仕事で東武動物公園に行った。
長い跨線橋を動物園のある西口まで歩く。
その下が、もと杉戸機関区があった所で
昨今、機関区という名前だったかよく分からないが
そこが、もう役目を終えるのか
線路が順々に取り外され、更地になりつつある。
機関区の木造の詰所も屋根をはがされ
以外と中はきれいなのが跨線橋を歩きながら見える。

大昔、鎌ヶ谷から野田線に乗って
春日部で乗り換えて、宇都宮にある
スポーツ施設まで夏の合宿に行くのが自分の所属した
少年野球チームの恒例であった。
その時に、当時まだ杉戸駅であった現 東武動物公園駅でも
乗り換えた記憶がある。
だだっ広い構内は夏のむせるような暑さに枕木にしみた
コールタールのような油と草のにおい。
線路の上でゆらゆらしている陽炎ごしに見えた
大きな建物に書いてあった 杉戸機関区 の文字。
それが、私の夏の記憶のひとつになっている。

見ておこうと思ったら
この連休が最後のチャンスかも知れないよ。