2022 備忘録

思いついたことを書き残す。

金曜日の夜につき、ウヰスキー

2015年02月13日 | ひとりごと
TVの朝の連続ドラマでウヰスキーが主題に取り上げられている。
同じ酒でも蒸留酒と醸造酒では立場が違うのに朝から蒸留酒というのはすごい。

実はずっとニッカ党だった。
何かTVを見ていると妙に落ち着かない。不思議なものだ。

サントリーは宣伝広告に開高健を擁するなどしゃれたCMであったがニッカのCMは荒野でピートを掘るシーンを使うなど対照的であった。

大麦やピート、さらに樽に由来する複雑な香りと味わい、静かに一日を振り返るお供だ。

明日はコンクリート打ち

2015年02月12日 | ひとりごと
桐生の住宅現場で基礎の鉄筋の配筋を確認した。
建築主には明日の段取りを説明、現場を覗きに来ていただけるとのこと。

設計・監理においての説明責任はどうあるべきか課題は多い。
あまりにも多い複雑な内容をもれなく説明することは不可能である。
それでも、少しでも気がつくことはお伝えして行こうと思う。

明日は幸い好天に恵まれそう。
良いコンクリートになるだろう。型枠脱型を楽しみに待とう。

カメラの点検

2015年02月11日 | ひとりごと
愛用のNEX-6の撮像素子に汚れが目立つようになったので製造元に清掃を依頼した。
レタッチソフトでも修正できるのだが、微細な埃りが撮像素子表面に付くと良いことはないので気になっていた。
フィルムカメラのころはあまり大きく引き伸ばすことはなかったがデジタルの場合ディスプレー全面に映すことが出来るので細部が非常に気になる。

一眼レフと違い撮像素子がむき出しの構造なので埃がどうしても付着しやすい。
せめて撮像素子のためのシャッターでレンズ交換中は密閉されていればミラーレスの小型の利点が生きると思うがどうだろう。

ミノルタの古いレンズが使用可能になり、意外と使い道があり、カメラいじりの幅が広がった。
なんといっても全金属製のレンズの筐体は手指にしっとりとなじむ。
ただし、危うくレンズ沼に足を踏み込みそうになった。危ない、危ない。

今日うれしかったこと

2015年02月10日 | ひとりごと
朝、一通の葉書を受け取った。
一昨年、オープンハウスのあとの懇親会でお世話になったカフェから。
店を移転するのでそのとき預かった飲み残しのラフロイグを郵送しようか、新しい店に移動するかの問い合わせだった。

たまたま現場の近くということで会場を借りただけなのでもうすっかり足が遠のいていた。
ボトルキープというのはせいぜい余程のおなじみさんでも一年行かなければ処分されてしまうものだ。
わざわざ気に留めていただいたのがちょっと驚きでもあるし、うれしかった。

考えてみるに、われわれの仕事も引渡しで仕事は終わっても建築の命は芽生えたばかり、長いお付き合いが始まる一瞬でもある。
ご縁を大切にずっと見守ることを忘れてはならない。


屋根付きの階段

2015年02月09日 | ひとりごと
沼田市街は利根川と片品川の合流点にそびえる河岸段丘の上に発達した。
このため市街地に入るにはいくつかの街道があるがいずれも結構な急坂を登ることになる。
一番馴染み深いのは「遊覧坂」と言われる道だが記憶に残るのは沼田駅前からまっすぐ市街地に登る「滝坂」だ。

幼いころ祖父に仕事のお供に沼田市の「荒木屋」さんに出かけたことがある。
沼田駅で下車して滝坂を登ったのであろう。不思議な階段に出くわした。
駅の跨線橋のような体であるが当然線路はない。



おそらく雪が降る冬季の降雪対策で設けられたものと思われるが、坂より階段のほうが楽なわけではないが安全であることは間違いない。
今日も階段の屋根の軒先にはつららが下がり、足元のグレーチングは凍っていて上ばかり見ているものだから滑って危うく転倒するところだった。

幼いころ、祖父にくっついてあちこちお供をした記憶が残る。
東京ではアイスキャンディー、また沼田ではクワガタムシと、余録に預かった。それぞれ妙に記憶に残る。
この屋根付き階段もだいぶくたびれているが昭和30年代中頃の記憶に重なる。
出張して普段暮らしていない町で不思議なものに出会うことが出来るのも楽しいものだ。

雨の日曜日

2015年02月08日 | ひとりごと
曇り、小雨と沈んだ空気も好きだ。
といいつつ、午前中いっぱい朝寝。ひさしぶりに古いスピーカでギターの音を聞く。



午後は飛駒のカフェブロッサムまで自動車散歩。山里のかすんだ景色も空気が少し柔らかい感じがそろそろ春が近づいてきている予感がある。(気が早いこと)


少し遅い新年会、お開き

2015年02月07日 | ひとりごと
もう二月に入っているが、新年会。今年を充実した一年にしようと確認。
毎月やっている反省会のスタートでもある。
世の中の大きな流れの中でどう事務所の舵をとるか思案は尽きないが所員の元気力できっと良い方向に向かうだろう。

言葉のごまかし

2015年02月06日 | ひとりごと
シリアでの事件は収束するどころではなく拡大する一方だ。
ずっと以前からヨーロッパの空港は自動小銃を肩からかけた警察官が巡回していた。ミュンヘンオリンピックのときのテロをはじめ暴力の応酬がとどまるところを知らない。

「空爆」という言葉を初めてみたのはアメリカが当時の北ベトナムへ宣戦布告なしにB52爆撃機などを使って爆弾を投下したころだったと思う。戦争には正義などないのだが、大新聞はアメリカに遠慮したのか「空襲」という言葉を使わずにあえて空爆という言葉を使った。戦後まだ20年足らずの日本では多くの人たちがアメリカ軍のB29等を使った空襲の体験者だった。
おそらくこの感覚を遠ざけるためにあえて「空爆」という言葉を使ったのでは。

両親も祖父母もあの前橋空襲の夜、焼夷弾の雨の中を命からがら逃れた経験を持つ。
小さいときにはよくその晩の事を聞かされた。
空の上から街が焼け落ちていくのを飛行機の中から傍観する多くの兵隊。
地面を這いずり回る市民。
言葉を取り繕っても事実は事実。

法律用語にまで怪しげな外来語が侵食しつつある。
外来語を多用するのも煙に巻こうという魂胆がみえみえ。
日本語で表現できることは日本語で表現しよう。

雪は降らなかった(ようだ)

2015年02月05日 | ひとりごと
雪は降らなかったようだ。室内に詰めているとつい外部の様子がわからない。
しかし、寒い。真冬である。

施工会社との見積もり交渉、新規案件のスケッチと63歳になって二日目はいつもどおりの日常。
但し、呼吸器系に検査を受診のため途中外出。
X線画像やCT画像の説明を受けたが異常なしとのことでまずは一安心。
但し、内臓脂肪がたっぷりとのこと。「やっぱり」
ちょっとロードバイクをサボっていたらてきめん。早く暖かくならないものかと出不精を気温のせいにする。

SNS

2015年02月04日 | ひとりごと

今日の誕生日にちなみ、facebook、LINE上で沢山の「いいね」や「コメント」、「メーッセージ」をいただいた。
クライアント、建築家協会の仲間、取引先、そして旧友、それぞれ心のこもった内容の文面であった。

SNSは便利さとは裏腹に犯罪を引き起こしていることも周知のとおりだ。
今日はその良い方の一面を見せてもらった。

最近は「備忘録」という自身のブログにのみ投稿していてfacebookはそのリンクに当たる。
これは備忘録という自分のためのメモであるためで、であれば公開する必要もないのだが、
人間孤立することが一番堪えるので社会との接点確保ということで自分の行状を披瀝している。

尊敬するSさんのブログのように読む人を楽しませるほど文才も余裕もないがなんとか毎日書き続けたいと思っている。

新年会・群馬中小企業家同友会の仲間と

2015年02月02日 | ひとりごと
前橋市 広瀬川河畔 水龍亭
群馬中小企業家同友会で一緒に学習した仲間と新年会。
県副代表や前橋支部長経験者など同団体を支えてきた人たちだ。

それぞれ還暦に差し掛かり過去を振り返る余裕のある年になった。
この会は文字通り群馬県内の中小企業以下の小規模企業の経営者の集まりだ。
「自主、民主、連帯」を掲げ活動してきた。法人格を持たないのも行政から会の独自性を保つためだ。
この潔さが良い。

自分がこの会で学んだことは「法人」と「個人」、そして事業の永続性、そしてそれを支える社員とどう向き合うかの問題提起だった。
米田設計が顧客のためにずっと見守ることが出来ることによって自分自身の「自己実現」が可能になるということを強く感じている。この会に入っていなければもっと安易に責任を考えていたであろう。

ひとしきり過去の会での出来事、また現在の会のあり方など中華料理と紹興酒を交えて話が弾んだ。
企業経営のことを真剣に語り合った仲間の存在は心強い。ただし、彼らがこちらを見守っている視線があることも忘れてはならない。がんばろう。

【る】 ループで名高い清水トンネルと「特急はくたか号」

2015年02月01日 | ひとりごと


雪見をしようと上越線に乗る。新幹線でわずか20分程度のところ1時間50分かける。普段見える景色が別物のように見える。利根川の河岸の木々が降り続く雪に包まれる。

3月14日、北陸新幹線が運行を始めると越後湯沢発ほくほく線経由の「はくたか」が廃止になる。
長岡経由時代から数度金沢方面に乗ったり、直江津から輪行したりと思いで深い列車なのでちょっとさびしい。

湘南色の115系電車から水上で新潟色の長岡行き115系電車に乗り換え、清水峠越え。
後閑までは雪景色が楽しめたが、次第に窓ガラスは結露を始める。水上を過ぎると先頭車両が巻き上げる雪煙が窓を覆う。
まったく外が見えない。雪見にならない。ループトンネルを過ぎ清水トンネルを抜けるまでもなく雪国。

越後湯沢に着くと隣のホームに「はくたか10号(681系)」が入線していた。
渋いえんじのラインが落ち着いた表情で、新幹線にはない魅力がある。
再び雪を舞い上げながら長岡行き普通列車が出発して行った。



湯川さん、後藤さん、殺害される。
西欧的価値観の通じない世界があることを再認識。
憎しみの連鎖は願い下げだ。