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+ 香り咲く金木犀・・・ 仕事考(プラトンの国家を読んで) 

2007年10月26日 12時25分15秒 | 立憲女王国・神聖・九州やまとの国

 

 

 

 羽衣を  金木犀に  掛けてゆき

     馬糞 Bafun

 

 

 

  金木犀の季節になった。

   金色のにおい袋をたくさんつけて

   香りが咲いた。

   淡い香りが高貴である。

 

 

 

 

文科と理科の違いについて


 渡部昇一の「文科の時代」を読み返している。

 理科離れが進んでいるらしい。

 これから文科の時代だといって喜んでいるのではない。

 むしろ、嘆いている。

 

 文科が興隆したのではなく、論理的鍛錬を学生が怠るようになった

ということではないか。

 もう一つは、エンジニアが優遇された時代に停滞感が出てきたとい

うことか。

 

 収入に引かれてエンジニアや医者を目指すものが多かった時代が

変わってきたという意味では好もしいことだが、マネーゲームのほうが

楽に儲かるということで文科が人気だというのであれば、好ましいこと

ではない。

 

 

 それにしても、文科と理科の違いが今ひとつわからない。

 数学が得意であれば理科系であろう。

 数学は抽象的な論理学である。

 

 では、文科に論理がないかといえば、論理がなくて思考は進まず、

体系もできないのであるから、文系といえども論理である。

 結局、記号論理が好きか、文章論理が好きかの違いではないのか。

 

 あるいは、プラトンとアリストテレスを対比して区別するというなら、

霊界を知っているか否かの違いだといえる。

 

 結論が見えている論理学がプラトンであり、結論がわからず手探り

で論理思考を巡らすのがアリストテレスである。

 また、プラトンは演繹法であり、アリストテレスは帰納法である。

 

 手探りの論理手法を自然科学というなら、無明といわざるを得ない。

 理系であっても、よく、プラトンに学ぶべきである。

 

 プラトンは、ルネサンスに再評価されて思想的中核に祭り上げられた

ギリシャの哲人である。

 後世にヘーゲルとして転生したという。

 ちなみに、アリストテレスは近代日本の代表的哲学者で知られる西田

幾多郎として転生したという。

 

 

 

 

 

 

 

仕事と報酬は別の仕組み


 そのプラトンの代表作「国家」の第一章を読んだだけでカルチャー

ショックを受ける。

 その中で、もっとも新鮮な思考が、「仕事と収入の仕組みは別のもの

である」という分析であった。

 

 たとえば、医術は他人の病気を治すことを目的として努力するもの

である。

 しかし、その対価として利益は、仕事とは別の、報酬獲得の技術に

よるものである、と。

 

 政治家にしてしかり。

 政治の仕事は、国民、国家のための働きであって、お金や、名誉を

目的とするものではありえない。

 政治家は金に汚いという理屈には、論理の飛躍がある。

 

 「金持ちになるために仕事をする」という発想は、プロフェッショナル

の仕事観に矛盾する。

 

 正しい職業観を持つことは、学生にも、政治家にも、企業家にも問わ

れていることである。

 仕事と報酬獲得の技術を区別して、正しい職業観を立て直したいも

のである。

 

 しかして、仕事とは、他人のお世話をすることである。

 他人のために利益を生むことである。

 そのための修業であり、創意工夫である。

 まさに、仕事とは、すべからく、聖業である。

 

 われわれは、あらためて、拝金主義を戒めなければならない。

 

         J.D.Subunroco.  

 

 

  

 

  2005年夏リバイバル 

⇒  http://blog.goo.ne.jp/fds31/e/44c7a5abaa759d1c433f6d1fade2f9ce

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