戦争を 伝え聞きつつ 還暦し
馬糞 Bafun
敗戦60年の節目に、総理大臣は靖国神社を参拝できな
かった。
なぜか。
チャイナやコリアに屈服しているのが大人の知恵と思
っているからだろう。
しかし、屈服していることに変わりはない。
だから、からかい同然に宣戦布告してくる。
あからさまに敵対している中共や朝鮮に侮辱されては
頭を下げる外交は、国民に対する裏切り政治でもある。
敵は、身内の中にある。
靖国参拝を鵜の目鷹の目で待ち構えているマスコミの
ハエ、蛆虫ども。
謝罪外交を続ける与党、謝罪を煽るマスコミと野党。
日本の政治を辱めているその罪の深さは、やがて己に
帰ってくることであろうに。
「天に唾する」とはそのことである。
戦後60年、なんとも劇的な時代であった。
母は長崎で被爆したが、風邪をひいて長崎駅の勤務を
初めて休んだために一命を救われたという。
父は、卑劣なロシアによってシベリア抑留され、九死
に一生を得て引き上げてきた。
しかし、財産も、仕事もなくなっていた。
育ての母は、針を腹内に置き忘れて縫合されるという
でたらめな医療ミスで亡くなった。
何の補償もなかったらしい。
医者はその頃から倫理観念を失っていた。
医者は信用できない人間が多い。
最近も叔父が手術のミスで死んだ。
刑事責任も民事責任もだんまりだったらしい。
どちらを見ても、公務員体質こそが、諸悪の根源であ
るといっても、八割は当たっているだろう。
新生する時代には、公務員は最小限に切り詰めなけれ
ば禍となる。
企業の中で役人化した社員、幹部もしかりである。
事なかれ主義、先例主義、自己保身、無責任、責任転
嫁、謀略・・・。
公務員の仕事は、税金ドロボーの極みである。
それでも国民は働き続けた。
戦後10年もたたないうちから日本は劇的に復興を遂げ
てきた。
戦争特需の恩恵もあった。
20世紀は、戦争経済の世紀であった。
多くの地域戦争が仕掛けられてきた。
アメリカンドリームを支えていたのが戦争であるとし
たら、アメリカの繁栄は罪深いものである。
そのアメリカのおかげをこうむった日本経済も戦争経
済の一端を担ったのである。
そのことを肝に銘じておくべきである。
20世紀に経験した経済的成功を再び求めるべきでは
ない。
そこにはあまりにも重大な犠牲があったのではない
のか。
弱肉強食の経済を反省しなければ、新たな世紀の発展
はないだろう。
両親は炭鉱で必死に働いてきた。
共働きだった。
子供は出来が悪かった。
親を楽にさせてやるような働きはなかった。
まさに苦労の人生だったと思う。
親には感謝してやまない。
親とはありがたいものだ。
親孝行は大してできまい。
せめて、後世に何がしかの遺産を残したいものだ。
Bafun