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+ 鬼杉千秋 ・・・ 異質の謙虚、同質の純粋  苦楽中道

2006年10月29日 16時35分17秒 | 立憲女王国・神聖・九州やまとの国

 

 

 

 

 千秋を   刻みし山の   一日暮れ

 

   馬糞 Bafun

 

 

 

 

 

 

【鬼杉余情】

 「鬼杉」の樹齢は1200年だという。

 とういうことは、鬼杉の杉坊主が根を伸ばし始めたのは、平安時

代創始の頃だ。

 すなわち、桓武天皇による784年の長岡京遷都ないし、794年

の平安京遷都の頃である。

 英彦山は、おそらく、この頃から、山岳修行の山として知られてい

たのではないか。

 修験道が確立したのは、鬼杉が既に大木として隆盛を誇っていた

頃であろう。

 

 

 

 

 

 

 

 英彦山の天狗の鼻は鬼杉の様かもしれない。

 途中から折れてしまったが、それでも38Mの高さを誇っていると

いうから、やはり鼻高々というべきか。

 

 鬼杉には迷惑な話かもしれない。

 千秋一日のごとく1200年の風雪に耐えてきたであろうから。

 

 その上空を飛行機が飛び、衛星が飛んでいる。

 しかし、さらに上空には、億万年の光をたたえる星がきらめいている。

 鬼杉の千年も、星のまばたきのようであろう。

 

 数千年の歴史といえども、人間、謙虚でなければならない。

 天狗は、そのことを悟らねばならないのだ。

 力自慢、業自慢、自慢、我慢の修行では、徳は育たない。

 

 仏陀の「苦楽中道の教え」とは何を意味するだろうか。

 思うに、肉体をまとってこの世に生きながらも、その目指す先には

あの世の人生がある。

 心の世界の実在がある。



 中道とは、すなわち、この世とあの世を貫く人生観と言うべきもの

ではないだろうか。

 この世にあっても、あの世に通用する人生でなければならない。

 あの世にあっても、この世に耐える修行を忘れてはならない。

 

 この世は異質の世界である。

 謙虚でなければならない。



 あの世は同質の世界である。

 純粋でなければならない。

 

 鬼杉の木霊は、1200年の老骨を星空にさらして、苦楽中道の悟り

を伝えたかったのかもしれない。

 永遠と無常の狭間に、平安の杉が立っている。

 

                                梅士 Baishi

 

 

 

 

 

 

 鬼山に 出でし月かも 仁王立つ 


 鬼杉の目の 古の星


 
    白川 馬草 Magusa

 

 

 

 鬼の目にも涙と申しますけれど、鬼杉は1200年も生きて、御神木

として祀られているわけでもありません。

 修験の山に仁王立ちして、鬼のようだといわれます。

 

 そんな鬼杉が木霊となって、秋の夜空に涙している姿が思い浮か

んでまいります。


 星に感じて流す涙は、心を洗う永遠の純粋です。

 天狗さんたちも、もらい泣きしているかもしれませんね。

 

                                    Magusa 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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