吾亦紅waremokou 小さき花の 紅の声
中村 梅士 Baishi
室内気温は20度、寒いという気分が足元に張り付いて
いるが、やっと普通の秋に戻った。
ああ、寒かったというように、肩をすぼめて朝顔が咲
いていた。
もう、虫は鳴かないだろうけれど、ほっと一息、晩秋
が楽しめそうである。
いつもは、夜しか通らない公園が、すっかり紅葉して
いた。
とうとう、耶馬溪にもゆかなかったが、公園の秋も、
結構な美しさである。
【民主主義とは、要求ではなく、志である】
すっかり冷え込んで、鼻びしびしなのが、鳩ぽっぽ政
権下の日本経済と政治の状況である。
国民の多数が選択した公務員労組政権の「公約」が実
現しつつある状況なのだから国民の多数は、文句の言え
ない状況である。
それが、多数決の大衆民主主義でもある。
ナチスドイツもそのようにして国民が望んで誕生した
のだった。
しかし、民主主義とは、国に対してああしてくれ、こ
うしてくれと私利私欲を要求することではない。
国のために、自分はああしたい、こうしたいと志すの
が民主主義である。
国家は、そうした国民の教育と産業を応援する立場で
ある。
国民の生活資金をばら撒くのが政治ではない。
それは、亡国の政治である。
学生の就職活動も、欲しがるばかりで、企業や国家の
ために志すところが感じられない。
自助努力、そして高い志、これが民主主義の本義であ
る。
幸福実現党には、政策論議ばかりではなく、民主主義
の本義を柱に、国民教育活動をこそ、その政治活動の本
体として欲しいと思う。
政治教育は、既成政党からは失われた、政党の重要な
役割である。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi