goo blog サービス終了のお知らせ 

すぶんろこ!のジャパニーズドリーム

■『すぶんろこ』とは、コロンブスの逆転の発想

■日本国独立宣言!「日本国憲法」無効宣言、日本軍再構築宣言!

+ 冬始め・・・ 大隈丸山古墳と丸山城   「新大間堤仕掛水路井山隧道」   篠栗の古墳

2013年11月23日 16時58分20秒 | 立憲女王国・神聖・九州やまとの国

 

    

  冷えたれば  朝の巣穴に  火を焚きぬ     

   梅士 Baishi  

 

 

 

 残暑の戻る気配もないままに冷え込んでいる。

 すっかり手足が冷えるので、遂にガスストーブを引っ

張りした。

 いよいよ冬なのである。

 ストーブに手を出したらもやは夏は終わりなのだ。

 

 今朝は初めてメジロが輪切りのみかんを食べに来た。

 それまで、声はすれども姿は見えずというような冬の

野鳥たちが帰ってきたのである。

 去年はうぐいすが先に来たのだったが・・・。

  

 かくして、冬のステージが整った。 

 

 

 

 

  三連休の二日目、今日はのんびり読書をと思っている。

 と思いつつ、朝が終わった。

 昨日は不思議の国のアリスのようだった。

 午後になってから散策に出たのだったが、予定外にJR

松で降りて、予定外にその近くに唐突に盛りあがって

いる天の香具山のような丸い山に登ることにした。

 標高は70mくらいだろうか。

 

 その山の入り口には立派な神社が建っていた。

 さらに上に上ると、なんと古墳時代初期の円墳があっ

た。

 どうやらこの山は丸山というらしい。

 

  

 

 

  さらに上ると、なんと、城跡があった。

 丸山城という室町時代の古い山城の跡らしい。

 福岡は政治経済の要衝であり、古墳も、古戦場も多い。

 遠くには、立花城の跡をとどめる立花山が見える。

 昔は、山歩きが武士の基本体力であったろう。 

 

 

 

  丸山を降りて山の端の植物を撮影しているところでア

リスになった。

 後ろから歩いてきた地元の人と思われるおじさんに、

菊の花束をはいっと差し出されてもらったのである。

 そして、この地域の史跡に案内してやろうと言うのだ。

 それで、予定外に付いてゆくことにした。 

 

 

 

 

 予定とは反対側にずんずんと進んで行った。

 原住民に密林を案内されている心境だった。

 最初に目指したのは、この地域一帯の水田に水を安定

供給するために志を立てて岩盤を掘削してトンネル水道

を貫通させたと言う、青の洞門のような史跡である。

 「新大間堤仕掛水路井山隧道」と命名されている。

 

 志を立てたのは庄屋だった長卯平翁、これを助けて私

財を提供したのが博多商人、立石久明という人物である。

 今のお金に換算して20億円というから、私財をなげ

うって助けたのだろう。

 博多商人の心意気がここにもあったのだ。

 アリスの穴に落ちなければついぞ知らなかった歴史で

り、偉業であったろう。

 

  

 

  何もかも国に依存し、補助金という不労所得を貪って

いる現代の農業を恥いらねばなるまい。

 先人のこうした気概や努力のおかげで水不足に悩むこ

ともなく水田を実らせることができているのである。

 

 なんらの企業努力もしない公務員風情が必死に戦って

いる企業や国民から重税を取り立てて、その金で人助け

だ、公共投資だといい気になっているのを見ると、じつ

に厚かましいことだと思う。

 

 

 

   

 悪戦苦闘の末に貫通された地下水路の出口からさらに

入り口まで案内してもらった。

 その間、四国遍路の話をお聞きした。

 野宿しながら40日かかったそうである。

 「おたくも定年になったら四国遍路に行くといいです

よ」

 

 もっとも、車で回っている人も少なくないそうである。

 篠栗遍路のかつての賑わいは今はない。

 せいぜい、南蔵院界隈だけの納骨ビジネスだけだろう。

 「今は信仰心がなくなっているからですねえ・・・」

 

 アリスの旅はさらに続いた。

 次は、若杉山のふもとに発見された古墳を案内すると

いう。

 肩袖型円墳で、まだ調査が進んでおらず、詳細は分か

らないと言う。

 

 豪族の有力者の墳墓であるには違いない。

 石舞台を思わせるが、それよりもずっと古いだろう。

 天井には巨大な蓋石がかぶさっている。

 すでに盗掘されて遺物は残っていなかったという。

 

 

 

  

 そこには仙人のような方がいて、いろいろと教えてく

れた。

 ここに使われている石は地元にはない石質だという。

 遠方から運んできたに違いないと。

 小さな円墳のまわりが不思議の国の雰囲気になった。

 

 その一帯には、まだ沢山の古墳が出土しているが、届

けないで黙っている例もたくさんあるだろうと言う。

 史跡となると、開発が止められたまま長年月放置され

てしまうからである。

 

 飯塚の彩色古墳として希少価値のある王塚古墳も工事

途中で発見されたという。

 埋もれさせるには惜しい遺跡だが、その調査は集中的

かつ迅速に完了されるべきである。

  

 

 

 

 丸山からアリスの穴に落ちて不思議な史跡巡りをする

ことになった昨日のことであるが、一期一会の夢のよう

なひと時であった。

 4時間近く歩いたのだろうか。

 すっかり夕暮れになって、案内してくださった不思議

の国の人とありがとうございましたと別れた。

 

 もらった花束を胸のポケットにさして歩いていたら、

学校帰りの女の子が笑って通り過ぎた。

 あ、そうか・・・。

 しもやけになりそうなほど、手が冷え切っていた。

 でも、不思議で面白い旅だった。

 

  

  

  

         立憲女王国・神聖九州やまとの国

         幸福実現党応援隊・ 梅士党  

 

          

 

 

 

 

 

  

  

 

 

 公開霊言 東條英機、「大東亜戦争の真実」を語る   原爆投下は人類への罪か?  大平正芳の大復活

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする