彼岸花 白髪の花の 混じりつつ
梅士 Baishi
イベント明け、久しぶりの休みに家族宴会を博多で持つ
ことができた。
せめてもの親孝行であるが、八十を過ぎると、身体を動
かすこと自体が大義になるらしい。
だから、接待もままならない。
最大の接待は、みんなが揃ってカラオケ付きの宴会を行
うことだった。
景気の良い民謡や軍歌を歌いたかったがあまり揃って
いなかった。
焼酎のお湯割がやっと血流に合流してきた頃、機嫌も
良くなって、ラバウル小唄などに気合を入れた。
自分は、どこにいても偉そうである。
遺影を撮ると、後は突撃しかないという妙に神妙な気持
ちになるものだ。
人々よ、遺影を撮り給え。
母の手相見によると、そこそこいい線をいっているが、
今一つであるらしい。
しかし、わが手相観によると、非常識的に良い手相な
のである。
つまりは、時代が求める手相を描いている。
自画自賛の手相に限界はない。
実に素晴らしい素性である。
母は父の遺影を持参して宴会に臨んだ。
父は宴会好みではなかったが、一周遅れの彼岸を楽し
んでくれたのではないか。
彼岸花は老いつつも、まだ満開の花勢を保っていた。
明日まで代休だが、彼岸花を訪ねようと思う。
【 人間関係調和の悟り 】
人間関係が不調和になるのは、評価が低くなるときで
ある。
期待に応えなければ、不満の評価になる。
しかし、努力して批判されると不愉快である。
これが、人間関係不調和の原因の最大要因なのではな
いか。
自分も他人の仕事ぶりに対する評価はかなり厳しい。
特に男に対して容赦ない。
故に、男社員で自分に親近感を感じる者はほとんどい
ないだろ。
人間関係の不調和が起こる。
他方で、自分も仕事が評価されるどころか、お前に言
われたくはないよという奴に批判される。
おとといおいでという類だが、ここでも人間関係不調
和が起こる。
要するに、人は自分の仕事を褒めてくれる人を求めて
いるらしいのだ。
しかし、それは甘えである。
子供の考えである。
そこで思う。
見よ、政治家を。
まず、批判非難の矢に晒されているではないか。
東大を出ようが、京都大学を出ようが、実力もない木
っ端に糞みそのようにコケにされるのである。
そこで思うことがある。
サラリーマンは上司に認められたいのである。
社長は、その業績を評価してくれるYes,manの評価
を求める。
これが墓穴を掘る原因である。
サラリーマンであれ、社長であれ、同僚や社員の評価
を求めるな。
リーダーに、理不尽な非難はつきもである。
褒められないと言うこと自体が、トップの力量の証左
である。
しかし、謙虚に批判を受け止めよ。
たしかに、高邁な理想から見れば不満である。
悪意からの批判であればこそ、妙に痛いところを突い
ているものである。
それを、仕事に対する不満にしてはならない。
自由人として、その非難を受け止めることだ。
敵は、厳しく問題点を指摘してくれるものである。
脱皮の時期に入っているが、最期まで十分に養分を取
り溜めたいとおもう。
リーダーは褒められようと思うな。
納得のゆく良い結果をこそ求めよ。
満足は、自画自賛で良い。
しかし、国民の満足をこそ指標とするべきである。
人は天才を持っているものである。
しかし、天才は、思い切った自由の中にこそ開花する。
男であっても、美を追求するとよい。
ネイルをしてもらっただけで、異文化の刺激があるも
のである。
男は男らしくと言うが、その男らしさが既成概念の縛
りであってはなるまい。
男らしさとは、いざというときは、命をかけて戦う気
概と強さを言うのである。
美と男らしさは矛盾しないと思う。
異文化との融合に新しさが生まれる。
もっとも身近な異文化が異性の文化である。
男も女の美学を体験してみると良いと思う。
草食系というのは今一ついただけないが、男にも女性
以上の色気があるものである。
他人の批判も、他人の異性も、身近な異文化である。
異文化による変化を楽しむべきである。
そこに、創造性の楽しみがあるのだから。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi