初蛙 梅雨ほどうれしき 日々もなく
梅士 Baishi
蛙の写真が無いのが残念であるが、雨粒を顔に受けな
がら田んぼや蓮池で目をぱちくりしている蛙の顔が目に
浮かぶ。
梅雨を憂鬱だという言うが、蛙にとっては何と楽しい
季節であることか。
女性にとっても、ゴム長ファッションの季節である。
自分もゴム長を買い求めようか。
【補助金事業・福岡アジアコレクションの欺瞞】
福岡にファッションメーカーが50数社もあるという
のが多いのか少ないのか、SOHO的業界であることからす
れば少ないというべきなのだろう。
「福岡アジアコレクション」は、福岡県、福岡市、そ
して国からの補助金で行われる「ファッション産業活性
化のため」のイベントである。
FACoブランドで売り込もうとしているものであるが、
一部利権団体に支配された不公平で欺瞞に満ちた補助金
事業だという批判が多い。
補助金を使ったイベントには関係者でもなかなか集ま
らないらしい。
しらけているのである。
発表の内容も貧弱で、福岡のファッションビジネスの
不況ぶりを感じさせるものだった。
主催企業は、RKBテレビ、香蘭教育グループ、イオン
九州のようである。
福岡のファッション行政を牛耳っている専門学校など
のドンがいるらしく、そこが支配する閉鎖的な活動に補
助金が支払われているという構図である。
自治体も税金を使う知恵がなく、丸投げ的に補助金を
消化しているのである。
補助金というのは、現職の選挙活動資金でもある。
「福岡アジアコレクション」は良いが、補助金でいか
にも自治体ぐるみの活動のように見せて、その実、一部
有力者の利権のために閉鎖的で不公平な運営が行われて
いると批判される。
そのために、かなりのクレームがあり、知事らは担当
者に聞いてくれと、部下にたらいまわしにしているとい
う。
福岡にとって、ファッション発信基地としての重要な
取り組みだというなら、最後まで知事や市長は付き合う
べきではないのか。
ところが、それほどの内容がない。
君子危うきに深入りせずと、早々に退場した。
本来失礼であろう。
儀礼の為なら、知事などはいらない。
そうした、支配者意識も不愉快である。
実際、この補助金事業は内容的に斬新さがなく、広が
りもなく、経済効果もなく、不評である。
やめたほうがよい。
イオン九州のFACo効果についての事業発表もあったが、
イオンはもうだめな会社なのだという印象が強かった。
ファッションイベントへの取り組みで、生き生きとし
た社員の姿をみたという「効果」発表だったが、日ごろ、
社員の士気の上がらない会社だということでもある。
もはや、イオンの流通ビジネススタイルの時代は終わ
っているのである。
業績が上がらなければ社員の士気も落ちるだろう。
社員にイノベーションの役割が任されてもいないのだ
ろう。
産業のイノベーションは、補助金に依存し、マスコミ
に依存しても成功しないであろう。
社会主義原理による補助と自由主義的イノベーション
は本質的に相容れないからである。
社会主義そのものが斜陽であり、地方自治も斜陽であ
り、仕掛けたRKB毎日放送も、斜陽のマスコミ業界であ
る。
民主党が日本そのものを斜陽の道連れにしようとして
いるが、手を切ればよいのである。
批判がましいことばかりでもいけないから、提案して
おく。
アジアファッションの活路は、東南アジア的学生ファ
ッション、ビジネスファッション、そしてリゾートファ
ッションにあるのではないか。
初手は、Tシャツファッションショーから始めればよい
のだ。
これを仕掛けてみることにしたい。
放送はWebテレビである。
お楽しみに。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi