夏木立 夕陽をのみて 腑に落とし
馬糞 Bafun
木漏れ日を遊ばせていた大樹が、ごくんと夕陽を丸呑みしている
かのように、陽が落ちて行った。
長雨が一段落した。
氷を握り締めたのは一日二日のこと、その後は、ひんやりとする
朝が続いている。
今日から八月だと言うのに、室内温度でさえ、28℃、外気が冷房
の風のようにさえ感じられる。
『CO2による地球温暖化』説の欺瞞を教えているかのようである。
CO2とは、大企業を象徴しているのだろう。
それが、地球環境を破壊している悪者だと言っているのである。
だから、金を払え、儲けをよこせと言っている。
そこに左翼社会主義活動としての本音がある。
環境保護団体は、およそ左翼であり、反日である。
息をしてCO2を排出している自分の贖罪なのか、責任転嫁なのか。
善良ぶった論理のすり替えに、まんまと洗脳されるところであった。
CO2にしても、とんだ災難であった。
さあ、大胆に呼吸をし、バリバリと生産をして、働こうではないか。
【宗教とは何か】
宗教とは、霊的世界観、霊的人生観を教える叡智である。
目に見えない心の世界を説くから、詐欺、邪教が入りやすい。
目に見えない霊的実在を悟り取ることができるかどうか、それが、
人間と動物をわける分水嶺として問われているのである。
永遠の生命観に生きるのか、この世限りの物質的人生観に生きる
か、どちらかを選ばなければならない。
ただし、永遠の生命観といっても、死ぬのは一回限り、そのあとは、
永遠に天国に住むと考えているのがキリスト教の主流であろう。
では、なぜ生まれてきたのか、天国に入れなかったらどうなるのか、
どうも合理的説明になっていない。
これに対して、真正仏教は、この世とあの世を生まれ変わりなが
ら永遠の魂修行をしているのが人間であるという転生輪廻を説いて
いる。
あの世を否定している僧侶がいるらしいが、宗教を否定しているの
と同じであり、葬式や墓地を経営しているとすれば詐欺である。
邪教にだまされやすいのは、欲が深いか、比較検討する教養が欠
けているからである。
他力本願を欲しがる私利私欲が、おいしい話に騙される。
他人の幸福を生産しようとする役割に生きる努力を愛という。
その愛こそは、霊的存在の本来の姿である。
信仰とは、ご利益を求めることではない。
人生は修行である、人のために生きる努力を尽くせと教えている。
永遠の生命を教えている思想、テキストが宗教だと言ってもよい。
だまされるのが怖くて、真実を学ぶことができようか。
信仰とは、真実を学ぼうとする真剣勝負であり、チャレンジである。
【宗教が戦争の原因なのか】
宗教は、人々の行くべき未来を指し示す叡智である。
だから、宗教こそは、国家統合の源泉となる。
その宗教が、民族の精神を形作ったともいえる。
民族宗教の歴史が続いてきたのである。
民族宗教の数だけ、叡智の伝達者たる神がいる。
教祖たるべき神はたくさんいる。
しかし、自分の信じる神だけが正しいと考えるならば、他の神を排
斥することになる。
他の民族を蔑視し、排斥することになる。
そこに、国際化時代の紛争の種がある。
宗教とは、民族の根本精神である。
キリスト教でさえ、ヨーロッパ社会の民族宗教としての性質を帯びて
いる。
宗教に戦争の原因があるとしたら、他の民族の誇りや宗教に対す
る無理解に原因がある。
排斥的な一神教の考え方は間違っている。
神々の思想に優劣や序列があるとしても、矛盾するものではない。
教え方の違いはあっても、真理が矛盾することはない。
キリスト教の一神教的教義は間違っている。
キリストが間違っているのではなく、その後のキリスト教指導者の
考え方に誤解と傲慢が入り込んだのだ。
イスラム教もまた、間違っている。
イスラム教は、キリスト教とは兄弟である。
旧約の預言から生まれた信仰でありながら、兄弟げんかをして憎
しみあっている。
それが、ムハンマドの教えではなかったはずである。
兄弟げんかが聖戦であろうはずがない。
現代に必要とされる宗教は、「唯一神」という狭量な民族宗教を統
合するもう一段上の新しい世界宗教なのである。
神々を統合する根本仏というべき権威が立たなければならない。
それこそが、再誕の仏陀、大川隆法によって説かれている『幸福の
科学』であり、まさに救世の法であると確信するに足りる。
幸福の科学が世界に認知されることによって、これまでの民族宗
教的な戦争が、仏神の名の下に調和する道を知ることになるだろう。
自分も、その法にふれたおかげで、狭量なキリスト教信仰が活路
を得たと思っている。
日本神道を愛国の神として尊敬することができる。
わが信仰には、八百万の神々が味方となっている。
キリスト教は愛の信仰として、その洗礼を魂に刻んでいるが、唯一
の神ではない。
偉大なる神々の教えを心に統合調和する最高度の教えが幸福の
科学にある。
これこそは救世の法である。
その幸福の科学が救世の情熱を、日本の危機を救うための立党
に注いでいるのが、『幸福実現党』である。
それほどに、危機が迫っているということでもある。
『明治天皇の霊言、昭和天皇の霊言』を読むと、心が痛む。
再誕の仏陀といえども、思うに任せないのが、霊的感性の鈍った
この世の人間である。
天之御中主神を筆頭とする八百万の神々が、共に戦っていると言
うのに、坂本竜馬も日蓮上人も、イエスキリストでさえも、霊天上界
にあって、共に戦っていると言うのに、地上の人類には、その声が聞
こえないのである。
天と地の違いを、人類の不幸の選択の言い訳にしてはなるまい。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi