毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

木材の神秘的な魅力…北斗市

2008年04月14日 18時47分48秒 | Weblog
木材の表面を、刃を正確に砥いで鋭く切れるカンナを用い0.1ミリ程度の極薄に、引き手が腰を入れて瞬時に削いだとき、その木肌には穏やかな光沢が出てきます。
カンナの刃の鋭さと、引き手の気合いが木肌に独特な風合いを醸し出すのです。
木材の年輪は決して平行に輪郭を描いている訳でありません。大地に根を張って生きている樹木の年輪は、夏場に成長する部分と冬場、成長が遅れる部分とが、一年にひと輪づつを重ねて行くと言いますが、日当たりの良い南側の方が幾分、重ね幅が厚くなります。

木材の、この年輪ひと重ねの一年に、世間では様々な事象が起きております。
サブプライム問題、チベット問題、ねじれ国会問題、洞爺湖サミット問題、後期高齢者問題など、人間社会の様々な問題に我関せず、一年ひと目盛りの年輪を重ね行きます。
人間社会の問題も環境問題となると、この年輪のひと目盛りに関わりが出て来るやも知れません。森林が荒廃し、排ガス、CO2の排出で大気が汚れたら年輪も乱れそうです。

木板の木肌には、年輪を表面から平行に板にした場合「板目」と言う雲状の大きな輪の目を見る事が出来ます。年輪を芯に向って板にした場合「柾目」と言う平行に整列した目を見る事が出来るのです。この板目も柾目も、一枚たりとも同じ模様はありません。
其々の目模様に、底知れない歴史を含んだ深みと風合いを感じます。山の斜面、しかも南斜面と北斜面、また東西斜面で育った樹木の年輪が其々に異なり、木材になった時、微妙にその違いが判るものです。

木材は、木の実が根付いて苗木になり、ネズミなどの動物に食われる事も無く、10年程度の経過でようやく風に靡くような樹木となると言われます。更に数十年の年月を経て伐採され製材し、木材となって加工されます。加工されてからの木材も更に収縮したり、膨張したり、紫外線や冷熱を受けながら、色合いや風合いを変えて息づいているのです。
木に歴史あり、その木とともに、そこに関わった人々の歴史が備わっているのでしょう。

写真は、先週お邪魔した岡山県倉敷市のファース工務店、林建設㈲の林 正志社長が、私の来社記念にすると言って作って戴いたファース猫の嵌め込み彫刻です。
林建設の林俊文専務のブログでは、専務の作品が載っています。
木材の神秘的な年輪と、この木材に関わる多くの人々を営みが見えるような気がします。
今日の北斗市は朝から冷たい小雨が降り続き、春まだ遠い感じの一日でした。
明日は群馬県前橋まで移動を…
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マスオさんって…東京~函館~北斗市

2008年04月12日 17時38分04秒 | Weblog
漫画「サザエさん」のご主人マスオさんは、サザエさんのご両親と一緒に暮らしています。
婿養子ではないのですが、お嫁さんの実家で、お嫁さんのご両親と同居する人の事を、このサザエさんのご主人をもじって「マスオさん」と言うのが世間では通称となっています。
多くの家庭では、嫁と姑の関係が必ずしも良好でない場合が多いようです。

嫁と言う字は「女・家」と書き、姑と言う字は「女・古」と書きますが、いずれもその家、つまり家庭に定着しよう、或いは定着している事を意味するのでしょうか。
これは家庭の中に財布を預かる主婦が二人いる事を意味し、同じ屋根の下に財布を持った主婦が二人も居たら、心情的に整合させるのがとても難しくなる事を想像出来ます。

嫁の夜更かしは電気料金を増加させる。嫁の水道の使用法が不経済だ。嫁の子供の躾に無駄が多すぎる。嫁の洋服に浪費をし過ぎる…一方、姑の味噌汁は味が濃すぎる。姑の早起きで寝不足気味になる。姑は子供に口出しをし過ぎる。姑の愚痴話が多すぎる…このように、元々他人同士の二人が真に信頼して心を交わし合えるのがとて困難なものでしょう。

マスオさん的家庭はどうでしょうか。二人の主婦が居たとしても一人は自分の娘なのです。
母親は、自分の子供の娘を幼い時から経済観念や生活慣習などを躾けて来ました。
娘の行いの多くは、まさに自分自身の子育ての結果だと言えるのです。つまり、マスオさん的家庭には、一般に言われてる嫁と姑問題は生じ得ないと言う事になり、平穏な生活を営む事が容易なように思います。

写真は、昨日訪問した岡山市内のファース販売代理店、㈲備前アルミ建材で撮りました。隣がオーナーで会長の元家政紀さん、後ろの右が、まさにマスオさん的存在で社長の亀山裕士さん、そして元家さんの娘さんで専務の尚美さんです。元家会長の自宅は別にあるのですが普段は奥さんも含め、ファースの家の体験用社屋と、その二階が自宅なっており、ここでの一家族での生活が多くなるそうです。

元家さん一家は、家庭運営に加えて、会社運営も家族で行なっており性格的に明るくて、テキパキ気性の元家さんの奥さんや尚美さんに、穏やかで朴訥な亀山さんの存在がフィットしています。まさに漫画「サザエさん」の磯野家と同じような家族です。

健全な家族の在り方を見た気がして今日のブログとなりました。
今日は東京から北斗市の本社に戻りましたが北海道は冷たい雨が降っていました。
この時間、雨もあがり夕日を浴びた函館山がギンギラギンの黄金色に反射しています。
だいぶ日が長くなった事を実感します。明日の日曜日は休養を…
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太陽光発電を考える…岡山~羽田空港~東京新宿~東京大崎

2008年04月11日 20時16分28秒 | Weblog
春めいてきて太陽の陽射しが少しばかり気になるようになりました。太陽の紫外線を肌に照射しますと炎症を起こす場合があり直接、瞳に入ると網膜を損傷すると言います。
かと言って、紫外線を全く受けなければ、カラダの免疫力が低下すると言われています。
何気に降る注ぐ太陽の光ですが、地球上の生物に様々な恵みを与えてくれているのです。

地球の軸が傾いている事で、北半球と南半球の夏と冬が逆になっているのだそうです。
太陽光や太陽熱を直線的に受ける赤道直下は太陽が真上を通過して、西に沈んでゆきます。斜めにエネルギーを受ける南や北半球より、その恵みの量も大きいと言う事です。
太陽の高度で関係で雪を降らし、日照りが続き、雨季となり、その自然の作用に順応して地球上の生物が進化を遂げて来たのでしょう。つまり私達の地球は、存在を全てを太陽に依存して成立しているようです。

この太陽エネルギーの光だけを取り出して電気に変える装置が太陽光発電です。
太陽光発電は、その光を直接的に電気に変換すると言われる特殊シリコンのセル膜を持っています。その光発電には熱が邪魔になるそうで真夏の高温を受けると発電効率が悪くなるのだそうです。したがって真冬からしだいに太陽光の照射量が多くなり、気温があまり上がらない、春から初夏の期間が最も発電量が多くなると言われます。

環境保全を行うためには積極的な太陽光発電の普及推進の仕組みが必要です。
日本の太陽光発電も、もっと普及のためにひと工夫が必要のようです。
ヨーロッパなどでは、余った電気を電力会社に売る売電価格がkw80円(日本は23円程度)だそうですが、財源を電力会社や税金から調達するには、いささか問題が多いと思います。

北欧の国では、電力料金に太陽光発電の推進普及料を含まるようにしておき、太陽光発電を活用しない人が損をする仕組みを作っている国があります。いずれにしても、必然的に太陽光発電が普及するようなシステムを国全体で構築する時期に来ているようです。

写真は、早くから太陽光発電の普及推進の取り組んで来た岡山県倉敷市のファース工務店、ひだかや(株)本社のプレゼンコーナーで昨日、撮ったものです。左からエネルギー技師の北出外喜夫さん、社長の谷口明義さん、設計士で現在、ファースの家を新築中の村上賢二郎さんです。ひだかやさんのこれからの飛躍が期待出来ます。

今日は岡山の販売代理店、備前アルミさんを訪問後(後日紹介)東京に移動して太陽光発電メーカーで技術ヒアリング受けました。明日は北斗市の本社に帰社の予定…
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不作為の罪…津山市~倉敷市~岡山市

2008年04月10日 21時24分13秒 | Weblog
非加熱製剤事件で、役人が薬害事態を想定しながらも何も行動を起こさなかった事に対し、裁判所は不作為の罪で有罪だと認定しました。役人は、国民のために為すべき事を積極的に為さねばならないと思うのですが、この積極的行動が出来難い状況にあります。
多くの役所は、前例、慣例、事例に倣う習性にあり、この先に不利益な事態が想定されたとしても、ギリギリまでアクションを起こしません。

事を起こしてから、何事も起きなかった時には、その部署の上司も含め組織全体の責任が問われるからでしょう。この度の裁判では、その無作為そのものが犯罪と認定された画期的な判決だったのです。この無作為が罪になる事を積極的に、役所や企業、そしてあらゆる団体などの組織に浸透させるべきでしょう。

企業も巨大化するとどうしても官僚的になると言います。
あくまでも形式的な前例に基づく行動しか起こさず、何もしない事が善い事だとする風習が一般化され、このような企業の上司は、画期的な行動を起こす部下を嫌がります。
特に進歩的な改革を提案し、行動を起こそうとすると、先ずこの上司が猛反対するのです。

政治改革でも既得権にしがみ付く輩の多くが、皮肉にも大変な実力者になっている場合が多いのです。改革は既存路線を断ち切る行為なのです。自らが返り血を浴びる事を覚悟と決意で臨まなければ真の改革などは為しえないのでしょう。

工務店経営もまさに業界全体が大きな過渡期に入っています。何もしない工務店は確実に淘汰されます。住宅業界の潮流を見ていると、新しい時代の様々な状況が解ってきます。淘汰の波に曝されている工務店が多く、これも無作為の罪を問われる事になりかねません。

今日は津山市内の㈲建築工房蔵さん、倉敷市内に移動して㈱林建設さん、同じく、ひだかや㈱さんの各ファース工務店を訪問し、時代の潮流に乗れる改革案を提示して参りました。
写真は午前に訪問した工房蔵さんの社屋前撮りましたが、私の隣が工房蔵の花田憲吾さん、社長の井堀勝博さん、販売代理店㈱小原産業、課長の銅山更一さん、同じく部長の山本揚一さんです。

今日、訪問した企業や工務店の皆さんは、時代の激しい動きを敏感に捉えており、無作為の過ちなど絶対に起こさないと確信して参りました。雨の強かった津山市から岡山に出てから倉敷を訪問し、今日の予定を終えて岡山のホテルに戻ったのですが、雨もあがり紫色の空が街の灯りに揺れるように見えます。明日、午前は岡山市内、午後に東京移動を・・・
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自然にも人々にも彩りがある…鳥取~郡家~佐用~津山市

2008年04月09日 21時05分08秒 | Weblog
昨日見た東京の櫻は、既に満開を過ぎて花びらが散り始めておりました。
山陰の桜は、まだ満開と言えませんでしたが、今日、訪問した津山市の櫻は、花びらを思いっ切り広げ、春全開を示しているようでした。
東京、山陰の鳥取、そして山陰から少し内陸に入った郡家、また佐用の樹木の色取り、櫻の咲き具合が、微妙に異なっているようです。

今日は、年商50億円、鳥取市のトップ規模の木材、および建材問屋の久大建材さんを訪問しました。ファース販売代理店でもありますが、久本専務、森田部長と懇談しました。問屋と言っても、商社的な会社ではなく、木材のプレッカト工場や手刻み加工の作業場などを整え、付加価値をつける仕事に徹しておりました。

久本専務の案内で郡家のファース工務店、こおげ建設を訪問しましたが、山根社長が率いるこの建設会社も、年商数十億を誇る地元のトップ企業です。
このような大会社には、大勢の社員がおり、その企業に関わる協力業者さん、その社員さんを入れれば、膨大な人々の頂点に経営者は君臨しています。その経営者の責任もまた重大です。

郡家駅の特急を待つコンコースで、大きな荷物を抱えたオジサンと話す機会がありました。昔から付き合いのある顧客からの注文で、絹織物の布を届けた帰りだそうです。関東以西にお客さんが1000人もいるそうで、主に花嫁衣裳を仕立てる布だそうです。この現代でもこのような仕事が在る事に驚きました。既に何代も続いているそうで、今でも定期的な注文があり、奥さんと息子さんの三人で商売をしていると言う事です。

佐用から乗換えで津山に向う列車は、何十年ぶりに乗った各駅停車の鈍行列車でした。
四人席の一個が空いており掛けさせて戴きましたが、愉快で楽しい大阪のオバちゃん三人組でした。孫の話から年金受給の話題となり、ひょんな事から三人組のオバちゃん達に仲間入りです。何と「青春チケット」と言うJR乗車券を持っていました。
古希の年代と見受けましたが「青春チケット」だそうでJRの粋な企画にも感心です。

色々な地域に春の息吹を強く感ずるようになりました。
その自然を背景に様々な人々が其々の人生を楽しんでいます。
大規模企業の経営者も、中間管理職も、絹織物の商人も、若い頃に苦労を重ねて古希を迎えたオバちゃん達も、また午後に訪問した津山市のファース工務店、野口工務店の野口社長も、其々の方々に色々な人生の彩りを感じた一日でした。

写真は向って左から、㈱こおげ建設、社長の山根さん、九大建材㈱の取締部長、森田さん、同じく専務の久本さんです。こおげ建設さんの本社社屋で撮りました。

穏やかな一日でしたが、夕方になって小雨が降って来た津山です。明日は倉敷へ…
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窓を開けられる高性能住宅…北斗市~函館~東京~鳥取~倉吉

2008年04月08日 22時08分39秒 | Weblog
日本ではじめて超高層ビルの霞ヶ関ビルを設計した日本設計、創始者の池田氏は、真冬の東京で珍しく降雪があった日に暖房の効いた完全空調のビルから外に出て、どんなに寒くても自然が一番善いと思ったのだそうです。超高層ビルは完全密閉にせざるを得ず、開放できない宿命を負った建物で、人工的に内部の空気環境を保持する必要があります。

私も窓の開けられない高気密、高断熱住宅などを建築してはいけないと解いてきました。時限で仕事を行うオフィスなどと異なり、人生の大半を家族と一緒に身体を委ねる事になる住居は、出来れば大自然と同じ環境を保持したいものです。空調とは、温度と湿度の調整だけでなく、そよ風を肌に感じ、春の息吹や秋の季節も感じ得る空間が求められます。

住居では、窓を開ける事で季節を感ずる事がとても必要な要素と思います。
日本設計の池田氏が言う「真冬でも自然を感じたい」と言いつつ、雪の降り続く外部で過せる時間は極めて僅かなものでしょう。灼熱の真夏でもまた同じ事が言えるのです。
高気密、高断熱の住宅では、窓をあけてはいけいように思いがちですが、外部環境が内部より良好になる場合、いつでも開口部を開放できるようにしなければなりません。

花粉症とか、光化学スモッグとか、工場や自動車の排ガスなど、必ずしも外部環境が万全な時ばかりではありませんが、一風吹けば綺麗になってしまいます。何と言っても外部の自然環境が一番なのです。ファースの家は開口部を開放しても、熱容量と調湿性能で、開口部を閉じれば直ぐに、良好な室内環境に回復できるような機能を持っています。

超高気密、高断熱の家屋の室内環境を常に良好に保持するには、換気量を必要最小限に調整する必要があり、そのためにノンガス、ノンオイルで燃焼ガスを発生させないオール電化システムが最適です。しかし、いつでも窓を開放できるのだと言う前提こそが、住む人に自然間環境と常に向き合える安心感を与える要因だと思われます。

今日は東京地方が春の嵐に見舞われ、羽田空港で飛行機が立ち往生し、鳥取まで10時間もかかってしまいました。昼に着くはずが夕方になり、訪問先の鳥取県倉吉市の㈱ホームズでは夜遅くまで社員勉強会を付き合わせてしまいました。
写真は右手前が社長の牧井一夫さん、ご子息で常務の牧井健一さん、スタッフの安達千壽子さん、私の隣が竹内一成さん、森下 忍さん、永田志保子さんです。

ホームズさんは、ファース工務店の優等生工務店ですが、常に自然と向き合える家づくりを目指し、連日、奮闘努力を行なっており、今年も順調の様子です。明日は津山市へ…
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おめでとう!って…函館~北斗市

2008年04月07日 19時20分19秒 | Weblog
何もせずに自然に年が明け、人々は「新年あけましておめでとう」と祝福しあいます。
ニューハッピーイヤーと言うからには、これは国際的な慣わしなのでしょう。
ひとつ歳を重ねて誕生日を迎えると「誕生日おめでとう」と祝福しあいます。これも何もしていないし、自然に歳を重ねただけで何がどうしておめでたいのか…

今日は学校評議員を務めている上磯中学校の入学式(写真)に出席してきました。
入学式でも、式辞も含め、口々に「おめでとう」と言う祝福の言葉が飛び交います。
今日のコラムでは、何がおめでたく、何が祝福なのかを今一度、再考してみました。
きっと歳を重ねる事、その事がおめでたく、祝福に値するのでしょう。

人は誕生した時から果てる運命にあり、刻々と寿命を費やしている事になります。
1歳の誕生日を迎える事も出来ずに短い生涯を終える子供もおります。
先ず、一年、一年の節目を乗り越えた事が「おめでたく」祝福にあたいする事なのでしょう。
新年を「皆で迎える」事が出来たのも同じ意味合いなのではなかいと思います。
新年はこの「皆で迎える」事にこそ意義がありそうです。

人は独りだけで生きられませんが、人々が其々の役目を果たしながら支え合い、互いに同じ時間を経過して、皆で一緒に迎えた新年は、その相互の存在感を確かめ合るのでしょう。
世界で自分が独りぼっちなら、そもそも自分自身が存在すらいないでしょう。
また独りならだけなら時間の経過を確かめ合い、祝福し合う相手もおりません。
過ぎ行く時間を皆で確かめ合う事が「おめでたい」のでしょう。

学校の入学式で「おめでとう」と言われる生徒は、何かきょとんとしたような面持ちです。
人間として生きるために必要な教育が幼稚園、小学校の教育であり、中学校は、社会人として生き抜くための強かさを勉強する事になるのでしょう。
中学では勉強も運動も点数やランクなどで評価され、競争社会の現実を習得される事になりますが、子供から大人への脱皮期間に入るまで成長した事になるのでしょう。

子供達をここまで育んだきた保護者の皆さんにこそ、心より祝福したい気持ちです。
その保護者の方々のご苦労は、今日入学した生徒達が強く正しい社会人となったはじめて成就される事になるのでしょう。とにかく、おめでとう!!!!
今日は遮熱実験の追加試験や連絡業務、病院での健康診断などを行う分刻みの一日でした。明日は東京経由で鳥取に向かう予定…
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パッションの浸透性…名古屋~セントルイス国際空港~函館~北斗市

2008年04月05日 18時29分59秒 | Weblog
道東に猛吹雪が襲ったと言うニュースを聞きながら、底冷えする寒さの函館を発ったのは4月1日の午後一便でした。様子を聞くために網走の山内建設さんの山内社長に電話したら、吹雪で雪が吹き溜まり除雪をしてようやく車を引き出したと言う事です。北海道の函館から1時間15分のフライトで着いた東京は、櫻の花が満開でした。

東京では太陽光発電メーカーエンジニアの岡本さんと言う方と意見交換を行ない、彼の熱心なレクチャーぶりが、太陽光発電の難しい技術内容を超越して浸透するようでした。
2日は三協立山アルミ静岡支店を訪問し、城石部長と意見交換を行ないました。城石部長の誠実な語り口が信頼度を増幅させるようでした。夕方訪問した野沢工務店の社長さんの朴訥ながら、表情で語る姿が印象的でしたが、とにかく実績が全てを物語っていたようです。

3日に訪問した西尾市のいしかわ建築の石川社長は、3代目の大工さん経営者ですが、当日も作業服に地下足袋姿でした。工事現場で施工に取り組む姿勢は、大工職人の手本となっています。その大工さんの石川さんですが、不得意だったパソコンを駆使する次世代工務店経営の仕方を懸命に勉強する姿もまた感銘します。大工経営者、年配経営者の多くが、苦手意識のまま触ろうとしないパソコンですが、石川さんを見習って貰いたいものです。

昨日4日に訪問した飯田建設の社長の道広さんと奥さまの佳枝さんは、いつも爽やかな対応に感心します。社員や協力業者さんに慕われる経営者夫妻の姿なのでしょう。午後に訪問した豊橋市の㈱おしゃれ工房で、社長の矢野昭彦さんと4時間以上に渡り懇談を致しました。
矢野社長は持ち前のパッションが滲み出る人柄のように感じます。
写真はその㈱おしゃれ工房さんで矢野社長さんと撮りました。

中央の丸太は、根っ子の部分をモニュメントにしたものです。200年もの年輪が刻まれ、モニュメントになってからも収縮膨張を繰り返し、樹木が伐採され、木材になって更に家になってからも息づいて居る事を実感します。矢野社長は、息づく木材を上手に用いる事の必要性を熱く語ります。家づくりを計画する建主さんには、彼の情熱だけで自然に意思が伝わって行くような気がします。人は、熱い情熱を内包していると自然に発散されるものなのですね。

出発時に電話で話した網走の山内さんは、猛吹雪の極寒地でも熱い情熱を持っており、今回、出合った多くの方々の身中に潜在させた数々のパッションを肌で感ずる事が出来ました。
今日は午後に北斗市に帰社してから社内業務でしたが北斗市も穏やかな天気でした。
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元気印の家づくり…多治見市~豊橋市~名古屋市

2008年04月04日 21時07分12秒 | Weblog
可愛い子供が起こす小児喘息やアトピー性皮膚炎などと言う病気は、昔の日本家屋に住んでいる限り存在しませんでした。さかのぼると、まさに新建材を多く使用する事で、家にある程度の気密性や断熱性能が保持されるようになった時期と符合します。
昔の家は、断熱性も気密性も備わっておらず、囲炉裏やストーブから放出する輻射熱を直接、カラダに受けて暖かさをとったものです。

新建材が多く使用されるようになり暖房機を稼動させると、その周辺だけでなく、室内全体が暖まる状況となります。この室内が暖まる事で、暖房をしていない部屋との温度差が生じてくるのです。
暖かい部屋と暖かくない部屋との界壁に低温部分が出来ると、その間仕切り壁に、暖かい部屋の生活で発生した水蒸気が凝縮し、含水量が増加させてしまいます。

間仕切壁の含水量が増えるとカビの胞子が発生して浮遊し、呼吸で人体に吸い込まれ、健康障害に発展する場合があります。
特に免疫性の低い子供などは、小児喘息やアトピー性皮膚炎の要因となるハウスダストなるものの殆どが、このカビの胞子なのだと言います。
健康住宅を構築するには、部屋と部屋とに温度差が出ないような構造が不可欠となります。

ファースの家は、ハウスダストが発生させないため「美人ハウス」「美人の家」「美人住宅」などのコピーを商標登録いたしました。つまり「美人」になるための要件を備えているのです。
今日、訪問した岐阜県多治見市のファース工務店、株式会社 飯田建設さんでは「元気住宅」を家づくりの表題にして活動しておりました。
ファースの家は、子供も大人も更に元気になるよう様々なハード性能を持っております。
その詳細は、家づくりの全てが解る新オフシャルサイト に記載されておりますので、是非、ご確認ください。

写真は、その飯田建設さんで撮りました。社長の飯田道弘さんと、お嬢ちゃんの実里ちゃん、奥さまの佳枝さんです。二年前に訪問した時、実里ちゃんはまだ奥さまのお腹の中でしたが、とても元気に成長されております。勿論、飯田ご夫妻はファースの家にお住まいですが、飯田建設さんのコピー「元気住宅」に相応しい家づくりを行なっております。また、いつも綺麗な奥さまとお会いし「美人の家」のコピーもぴったりだと確信をしてきました。

今日は、名古屋から多治見市、そして豊橋市の新しい仲間である「おしゃれ工房」さんを訪問(明日ご紹介を)後、名古屋のホテルに戻りました。明日は北斗市に帰社します。
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家は出来てからが始まりです…西尾市~名古屋市

2008年04月03日 20時59分19秒 | Weblog
殆どのハウスメーカーや住宅フランチャイズは、家を売るための手法が確立しています。
住宅営業を効率的に行い、受注後は速やかに施工が完了し、上手に資金回収を行なえるノウハウが業界の中で大きなビジネスモデルとなっているのです。それは企業収益を得るための手段だと言えます。そのような住宅業界の中で、快適、健康、安全、経済的などのセールトークが羅列されていますが、何処のフランチャイズやハウスメーカーも、出来上がった家に住んだ5年後10年後の建主さんの満足度などに意識は及ばないのです。
意識が及ばないと言うより、摑みどころのない先の事はビジネスモデルに成り難いのです。

出来るだけ手離れをよくし、次の新築建主さんを探す遣り方の方が企業収益を多くします。したがって手離れを良くする考えるのが経営セオリーなのです。これは住宅産業が、数を売る風習の中から必然的に出来上がった間違ったセオリーだと断言出来るでしょう。
建主さんが工事代金を業者支払い、住んでからこそ、その対価となる生活が始まるのです。

家づくりはトコトン手離れが悪いもの…つまり手離れをしてはいけないものなのでしょう。
昔の日本の住宅業界では、家屋を売ると言うビジネスモデルなど存在しませんでした。
大工さんと建主さんが一緒になって、出来上がった家を育て上げて来たのです。家を数売るハウスメーカーの現場施工は、地域に密着した大工さんなどが、孫請け、下請けと言う形で関わっているのです。これでは、創って育てる家づくりは叶わないのです。

私達ファースグループは、ことごとく手離れを悪くして、建主さんとの生涯の付き合いを行う覚悟で家づくりを行なうよう誓い合っております。そのためには、住んでから本当の幸福感を実感できる、快適性、経済性、耐久性が担保されている事が不可欠となります。その事で、その建主さんが施工した工務店の営業マンとなってくれるのです。

写真は、今日3日午後一番で訪問した愛知県西尾市のファース工務店、いしかわ建築、代表の石川 実さんと撮りました。写っているパソコン上の画面は、建主さんが住んでから生涯にわたり付き纏う事になる、冷暖房費用を簡単に計算できる熱計算ソフトの使用法を勉強しました。住んでからの実際の冷暖房費用が、使用する窓、断熱材、気密法、換気法で半分にも三分の一に削減できますが、その数値を目で見えるようにしたものです。

皆さんも是非、ファースグループの工務店で冷暖房費用を計算してみてください。
西尾市でいしかわ建築さん近くの方は、真面目に勉強している石川さんに是非、問い合わせしてください。
満開の桜がちらほらと散り始めている西尾市から名古屋のホテルに戻り、明日は多治見市を訪問の予定です。
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地域密着型工務店の在るべき姿…東京品川~静岡~名古屋

2008年04月02日 22時02分44秒 | Weblog
○当社は、半径10k以内にしか家を建築する事が出来ません。
○当社は、年間の受注数を限定して戴いており、着工日時が複合しないようにしています。
静岡市内の工務店、㈲野沢工務店さんを訪問し、見せて戴いたパンフレットに記載していた文言です。地域密着の工務店が目指すべき経営姿勢です。野沢工務店さんには、営業マンが一人も居ないのにも関わらず、年間20棟の住宅を堅実に受注しておりました。

野沢社長は自然素材に、徹底的に拘った家づくりを実践されています。
木材は、静岡県内の山林で生産された地元木材の採用を徹底しています。
新建材は、特別なオファーが無い限り、一切使用せず、内装の塗り壁も自然素材です。
完全な手づくり方式で、木のぬくもりを引き出す工夫に余念がありません。
野沢社長は、木材市場や木材展示会には一番、先に乗り込み、良い木材を購入します。

建主さんとの打ち合わせは、全て工務店のコーナーで行い、様々な材料や備品を見て、触って戴くため、訪問説明しない方針を貫いています。当然ながら営業費用極限まで抑えられる事になります。野沢社長は、自転車で回れる範囲内にしか受注をしないため、出来上がった家の徹底フォローを社長自らが実践しております。

メンテナンスフォローは、この上ない営業手法なのですが、野沢社長は生き物の無垢木材を使用するために発生する収縮事象をチェックするために住宅を訪問しています。
最初から営業をしていると言う意識がありません。したがって建主さんとの関係も極めてフレンドリーで家族的な人間関係が自然と構築されます。この業界氷河期と言われる時代に安定受注を実践している事について野沢社長は「ただ遣る事を遣っているだけに過ぎない」と、さらっと言ってのけるのでした。

野沢工務店さんには多くを学んで来ましたが、それにファース工法が有している、建主さんが住んでから一生涯にわたって付き合う事になる、冷房費と暖房費が半分以下になる温熱性能、90年間の建替え不要の高耐久性能、湿気の管理と床、壁、天井から遠赤外線(輻射熱)で行う、冷暖房の質の違いを加える事をお勧めしました。おそらく未来永劫に安定経営が実践される事になるのでしょう。

写真は、私の隣がその野沢工務店、社長の野澤義徳さんとアテンドしてくれた三協立山アルミ静岡支店の端 純一さんです。野澤社長から多くを学んだ訪問でした。
今日は東京から静岡に寄り、名古屋にやってきました。明日は岐阜を訪問の予定です。
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誰もが過ちをおかすもの…北斗市~函館~羽田~東京浜松町~大崎

2008年04月01日 20時23分05秒 | Weblog
4月1日となり、国会では年金問題の未解決をめぐり野党の政府の責任を追求の声が強くなっています。国民との約束を破ったとする野党と、出来るところまで懸命に行なっていると、弁解する政府与党です。今日の各地のガソリンスタンドは大迷惑をこうむっています。

安倍首相の時、年金を3月31日まで全てを解決すると言ってみせた事を国民が知っております。頑張っている事と懸命に奮闘中では意味合いが異なります。
どうして素直に、そして率直に約束を果せず申し訳ないと謝罪出来ないのでしょうか。
謝罪をすると言う事は、そこまで至った省庁の関係役人の処分問題が前提となるのです。過ちをおかしたら処分は当然ですが、処分をしなかった過去、するような仕組みの無い官庁、そのような風習が備わっていなかった日本の役所の体質こそが問われるべきでしょう。

我々の民間企業だったら、過ちをおこしたら降格などの処分は当たり前なのです。
問題を起こした役所を弁護するように、担当大臣が懸命に言い訳に努める姿をみると、政府与党そのものが重大な過ちを起こした張本人のように国民に映ってしまいます。
担当大臣や政府与党こそが、おやまちを起こした役人や省庁の問題点と改善点や処分措置を、国民が納得の行くように取り組んでもらいたいものです。一方、野党が政府与党の戸惑いに対し、鬼の首を取ったように、はしゃいで見えます。彼らが政府与党となった時に同じように、関係省庁の弁護役に回らないと言う保証もありません。

過ちの解決方法は、先ずその過ちをしっかりと認め、謝罪し、その上でその後の対応策に入るべきなのでしょう。過ちは誰もがおかしてしまうものなのですが、反省なくして改善もなく、反省だけなら猿でも出来ると言います。民間で行なっている事象に対する解決法を官庁の役人と政治家は大いに学ぶ事が必要です。あまり政治的な内容を記載すべきでない事は充分に承知しております。しかし、この政治的混迷の要因は、我々選挙民にも多少その責任がある事も理解し、協力するところは協力して行く事も必要と思われます。

今日は太陽光発電のメーカーさんと技術ヒアリングを行いました。
行政が本気でCO2削減に取り組むのなら、ヨーロッパ並みの行政指導、行政支援が不可欠です。財政的な補助金をのぞむのではなく、普及推進の仕組みをつくる工夫が必要と思われました。写真は政治の混乱をよそに都新には桜が満開となっていました。
北海道の道東は猛吹雪だと言うのですが…明日は名古屋に移動を…
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