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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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不作為の罪…津山市~倉敷市~岡山市

2008年04月10日 21時24分13秒 | Weblog
非加熱製剤事件で、役人が薬害事態を想定しながらも何も行動を起こさなかった事に対し、裁判所は不作為の罪で有罪だと認定しました。役人は、国民のために為すべき事を積極的に為さねばならないと思うのですが、この積極的行動が出来難い状況にあります。
多くの役所は、前例、慣例、事例に倣う習性にあり、この先に不利益な事態が想定されたとしても、ギリギリまでアクションを起こしません。

事を起こしてから、何事も起きなかった時には、その部署の上司も含め組織全体の責任が問われるからでしょう。この度の裁判では、その無作為そのものが犯罪と認定された画期的な判決だったのです。この無作為が罪になる事を積極的に、役所や企業、そしてあらゆる団体などの組織に浸透させるべきでしょう。

企業も巨大化するとどうしても官僚的になると言います。
あくまでも形式的な前例に基づく行動しか起こさず、何もしない事が善い事だとする風習が一般化され、このような企業の上司は、画期的な行動を起こす部下を嫌がります。
特に進歩的な改革を提案し、行動を起こそうとすると、先ずこの上司が猛反対するのです。

政治改革でも既得権にしがみ付く輩の多くが、皮肉にも大変な実力者になっている場合が多いのです。改革は既存路線を断ち切る行為なのです。自らが返り血を浴びる事を覚悟と決意で臨まなければ真の改革などは為しえないのでしょう。

工務店経営もまさに業界全体が大きな過渡期に入っています。何もしない工務店は確実に淘汰されます。住宅業界の潮流を見ていると、新しい時代の様々な状況が解ってきます。淘汰の波に曝されている工務店が多く、これも無作為の罪を問われる事になりかねません。

今日は津山市内の㈲建築工房蔵さん、倉敷市内に移動して㈱林建設さん、同じく、ひだかや㈱さんの各ファース工務店を訪問し、時代の潮流に乗れる改革案を提示して参りました。
写真は午前に訪問した工房蔵さんの社屋前撮りましたが、私の隣が工房蔵の花田憲吾さん、社長の井堀勝博さん、販売代理店㈱小原産業、課長の銅山更一さん、同じく部長の山本揚一さんです。

今日、訪問した企業や工務店の皆さんは、時代の激しい動きを敏感に捉えており、無作為の過ちなど絶対に起こさないと確信して参りました。雨の強かった津山市から岡山に出てから倉敷を訪問し、今日の予定を終えて岡山のホテルに戻ったのですが、雨もあがり紫色の空が街の灯りに揺れるように見えます。明日、午前は岡山市内、午後に東京移動を・・・
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