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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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何もしない事の恐ろしさ…函館~北斗市

2008年04月23日 18時09分17秒 | Weblog
時代はいつも変動し、移り変り、大きな潮流となって押し寄せてきます。
ただこの潮流に身を任せていただけなら、いずれその激流に呑まれてしまう事でしょう。
入院中に見たニュースで国家の財務内容は、破綻した夕張市よりはるかに深刻な状態にあると言う事を財務省が発表しています。財務省が増税を促すキャンペーンと穿った見方がないでもありませんが、国や地方自治体の借金の合計が1000兆円にもなるのです。
決して増税キャンペーンだけだと言えないとのだと思います。

国の収入に見合う支出を行なっていれば借金国にはならなかったのでしょう。
大阪府の橋下 徹知事が、打ち出した借財削減のための施策について大阪府の自治体首長が、こぞって大反対ののろしをあげ、橋下批判を述べておりました。府からの補助金削減は、自治体住民の生活を困窮させるものだと言う理由です。今まで行なっていた事が出来なくなるのですから住民不満が出るのが当然です。自治体行政では、府政や自治体の困窮を開示し、住民に理解して戴くのも首長さんの仕事であるとも思うのですが…

私達の住む北斗市は、地方自治体の中ではかなり財政に余裕のある方だと言われています。それはそれなりの苦渋に満ちた自治体経営の施策を打ち出して参りました。現在の海老澤市長が旧上磯町の町長に就任した当時は決して財政豊かな町ではありませんでした。
海老澤町長の下で全職員、全町民が連携し合い、住民サービスのための公共事業を抑え、自治体職員の採用を控えるなどの歳出削減に努め、企業誘致や農産物育成などの歳入確保に懸命に取り組んで来たのです。20年以上の歳月がかかっています。

そこの住民が自治体に何を望むかではなく、何をして来たかが問われるのだと思います。
企業では社員の給与カットを好む人などおりません。住民サービスを好んで受け入れる住民も居ないのです。時代の潮流を見極めながら、大英断を下せなかった指導者の責任は当然でしょう。また、盲目的に、その自治体サービスを受け入れて来た住民の責任も皆無でありません。橋下知事が、首長懇談会(写真・ネットニュースからコピー)の席上で、感極まって涙で懇願する姿が報道されておりました。

国も自治体も、何もしないでいたら必ず夕張市のように破綻します。私達工務店も何もしない経営者は確実に淘汰されるでしょう。企業経営も自治体経営者も、何もしなければ、全てが劣化してしまいます。しかし、その潮流を捉え、為すべき事を行っていれば、必ず心豊かな経営が可能になるのです。
今日は昼過ぎに退院し、研究開発室の業務や問い合わせ返信などを行いました。
今週は土曜日まで出張を控え社内業務を…
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