風のたより

つれづれに

           ~~~ 雪の花、そしてその後のジジとキキのこと ~~~

2018-12-29 | 



いよいよ今年も残り少なくなりました。
そして平成最後の年末となりました。

全国の天気予報どおり夕べからこの地方にもこの冬初めての小雪がふりはじめ
朝には庭の木々もうっすらと雪化粧です。





満天星つつじの木にも、丸い可愛い雪の花が咲きました。

先日植えた葉牡丹もちょっぴり冷たそうです。

朝方降った雪もお昼ごろには消えましたが、これからますます本格的な寒さが
やってきそうです。


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その後のキキとジジに関しての近況です。





先日ニュースを見ていたら行方不明になった飼い猫がなんと150キロも離れた場所で
無事発見されたというものでした。

発見に至った要因は猫の体にあったチップとか。

飼い猫が飼われていた場所から遠く150キロもの移動は、おそらく誤って長距離トラックに
乗ってしまったのでしょう。

このお話はまるで以前見たアニメ「ルドルフとイッパイアッテナ」を見るようです。
もう一度見たくてDVDを借りてきました。





ジジにもチップをつけていたら、、、いせんジジは戻っていませんが、、、

実は昨日ジジに関してちょっとした動きがありました。

いなくなってからちょうど二カ月がたちチラシを見ている方ももういないだろうと
思っていたのですが、チラシを貼ってくださっている喫茶店のママからの電話で
よく似た猫の写真を撮った人が今お店に来ているので見に来てほしいということでした。

さっそく伺うと写真はご飯を食べているところで下を向いていて顔がよく見えません。
写真を撮った方が”今度来たら網をかけて捕まえてみます”といってくださいました。

そして夕方その人から”網で捕獲出来た”と電話があり駆け付けると、かなり体格の良い黒猫です。

確かに目はまん丸で可愛いく本当にジジによく似ていました。

が、、、顔はジジより大きくかなり下膨れして丸く体つきもがっしりでした。

”あれ?ジジってこんなだったかな??”

最後に見たジジとはだいぶ違って見えました。

かなり太っていて、この二か月の間によっぽど美味しい物をもらっていたにしても???

そしてよく見るとジジよりはちょっと耳が小さく、なんといっても尻尾がジジより短く太く
かなりはっきりとした鍵形の尻尾です。

ジジの尻尾はもっと長くこれほどくっきりとした鍵型の尻尾ではないので、目が似ていただけに
とても残念でしたが今回もまたしても黒猫違いでした。

でも行方不明になって二カ月がたっても、こんな情報が頂けることに驚きと感謝とともに
まだまだ希望は捨ててはいけないと感じました。

アニメ「ルドルフトイッパイアッテナ」の中でも”絶望は愚か者の答”と言ってましたから。

いつかきっと戻ってくることを信じて、、、、





ところでキキですが、キキにもちょっと変化がありました。

丁度ジジがいなくなった頃から次第に元気がなくなり、あんなにカリカリを
ガツガツ食べていたのに、いつしかご飯の量も減ってきました。

それと次第に咳をすることがあり苦しそうな様子が見られるようになりました。

一昨日の夕方頃には急に息遣いが荒くとても苦しそうです。
素人目にもこれは大変と思っても診療時間はとうに過ぎた深夜です。
待ちきれずに夜を明かし昨日の朝さっそくかかりつけの病院へ急ぎました。





そこで判明したことは、お腹にかなりのお水が溜まりかなり危ない状況だったということでした。

さっそくレントゲンを撮りその結果先生から詳しいお話を伺いました。

お腹にたまったお水を200CC近く抜き今後の治療のこともありステロイドを含む二種類の注射を
していただき三時間近くの診療処置の後家に戻りました。

いなくなったジジのことばかりにかまけキキのことをもっと早く気付くべきでした。





今朝は苦しい息遣いも減り楽になったようで大好きなチャ〇チュールと、いつものカリカリを
ニ三回に分けて食べました。

思えば緑地公園から拾いすぐに連れて行った動物病院で受けた血液検査で「猫白血病ウィルス」
が陽性と出ていて最初からリスクのある猫ちゃん達でした。

それを知ったのはもちろん連れてきた後ですが、この時すでにリスクを負った猫を拾った飼い主
として覚悟はしていたように思います。

二人を連れてきてジジとキキが揃っていたのは七カ月だけでしたが、その間に楽しいことや
驚かされたことなどいろいろありましたが、可愛い二人の姿にいっぱい癒された貴重な月日でした。

今はキキと残された日々を一日一日大切に楽しく過ごしていけたらと思っています。


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今年もマイペースの勝手気ままなブログにいつもお尋ね頂きありがとうございました。

平成で迎える最後のお正月になりました。

来る年号は果たしてどんな年号になるのでしょうか???

来る年が今年のような自然災害がなく世界が平和な一年でありますように!!

それでは皆様よいお年をお迎えください。

一年間ありがとうございました。(深礼)



             ~~~ 濃淡の葉牡丹とトマトジャム ~~~

2018-12-24 | 日常の記録



いよいよ今年もあとわずかとなりました。

今園芸店には、たくさんの春の花の苗が所狭しと並んでいます。

そしてこの時期、特に目立つのは紫の濃淡の葉牡丹です。

出かけたついでにその色合いに魅了され葉牡丹と同系色のパンジーと
ノースポールを段ボールいっぱい買ってきました。





さっそく玄関飾りに植えこんでみました。

ちょっと寂しかった冬場の玄関周りが、一気に華やかになったようです。

ここに植えたのは小ぶりの白と紫の葉牡丹と同じ色合いのパンジーです。





葉牡丹はアブラナ科でキャベツやブロッコリーの仲間だとか。

でも食べてもおいしくはないそうで、出回っているのは観賞用でしょうね。





追加で購入したこちらの葉牡丹は、紫のほかに白クジャクと言われ葉に細かいレースのような
切り込みの入った新種もありました。

葉牡丹に新しいジャンルを拓いた切葉種とか。





裏庭のミニミニキッチンガーデンには、ミニトマトがつい数日前までこんなに実を
つけていました。

6月初めに植えたものなので、なんと半年もの間づっと実をつけてくれたのですから
その生命力には驚きです。





でもさすがに最後には実が落ちて木も一部は枯れて何とか立っている状態でした。

まだ青い実でしたが、もうこれ以上つけておくのは可哀そうと全部摘み取り、下に落ちた物も
拾い、こんなになるまで実をつけてくれたミニトマトに感謝しトマトジャムを作ってみました。

淡い緑色のトマトジャムは、もう甘みはほとんどないのでコンデンスミルクとレモンを入れてみました。

今年最後の土からの恵みの味です。

今日はクリスマスイブ、これも自然からのクリスマスプレゼントかもしれませんね。


            ~~~ 天生県立自然公園を訪ねて ④ ~~~

2018-12-20 | 天生湿原を訪ねて



今回の天生県立自然公園の山歩きの目的は、なんといっても立派なカツラの木で有名な
カツラ門を見ることでした。

いよいよこの林を抜けると、、、心が高鳴ります。





今回のルートは、上の天生峠から湿原探勝路を通り、カラ谷原生林を抜けてカラ谷分岐点に入り,
更にカラ谷にあるカツラ門を見た後は再び分岐点に戻り、最後は来た時とは違う天生湿原のもう一本の
道を戻りました。





そして、これがやっとたどり着いたカツラの巨木群のカツラ門です。

写真ではちょっと分かりづらいですが、実際には見上げるほどの巨木です。

原生林の中にたたずむ姿は、なぜか威厳さえ感じますね。

今回はこの風景が見たくてやってきたのです。





樹齢300年から500年ともいわれるカツラ門です。

さすがに老木という感じはしますが、この五本のカツラの木がまるで門のように
たたずんでいる姿からカツラ門と言われるようです。





今回訪れたのはは晩秋でしたが、早春のカツラ門はまた違った表情をしているようです。

新緑の中にたたずむカツラ門、写真はネットからお借りしました。

雰囲気がずいぶん違いますね。





カツラの巨木に横からちょっと近づいてみると、、、枝が途中で折れたり枯れていたり、、、





厳しい自然の中で何百年もの風雨にさらされながら歩み続けてきた姿に感動です。





今回このカツラ門には手前にロープが張られ、これ以上近づくことはできませんでした。

以前はそんなことはなく、この門をくぐることもできたようですが、、、、

ちょっと残念でした。





カツラ門の手前の岩場に腰を下ろし喉を潤しながら、ここからもう一度ゆっくりとカツラ門を眺め
この場所を後にしました。





カラ谷分岐点までは同じ道を戻り、天生湿原に入ってからは、もう一本違った道を歩きました。





ここでも紅葉のお見送りを受けながら、ゆっくりと戻ってきました。





この辺りから湿原もそろそろ終わりです。





行きに通った湿原の入り口まで戻って、、、今年の天生湿原の紅葉とはここでお別れです。





一度行きたいと思っていた岐阜県が誇る天生県立自然公園でしたが、Oさんのお陰でその希望を
かなえることが出来ました。

またいつの日か、今度は季節を変えてまた出かけたいと思います。
Oさん、ご案内ありがとうございました。


            ~~~  天生県立自然公園をたずねて ③ ~~~

2018-12-17 | 天生湿原を訪ねて



大きなカツラの木には、シダや他の植物もいろいろ絡まって、まるで自然のオブジェのよう、、、





石がごろごろとしたガレ場のような場所に出ました。

ここはかつて水が流れていたのでしょうか。





この木、以前に見たような、、、朴ノ葉にも似ていますが、定かではありません。





ブナの木がずっと続いています。





高いカツラの木に絡まるツタ~~~





ミズバショウの群生地に出てきました。

早春にここは所狭しとミズバショウの花で埋め尽くされていたことでしょう。





季節は晩秋、ミズバショウの咲いている風景を想像しながら後にしました。





天生湿原の紅葉は、丁度あの頃が見頃だったでしょうか。(10月12日撮影)





ここにも大きなブナの木が、まるで門柱にように立っていました。





カラ谷分岐点といわれるところまでやってきました。

この分岐点を境に、道は三つ分かれています。

右に行けばブナの探勝路、左に行けば木平探勝路、そして真ん中の道を行けばカラ谷登山道です。

私達はこの真ん中の道を進みカツラ門を目指します。





カラ谷原生林をさらに進みます。

森の奥深くに入って来たような、、、、





カツラ門まではまだしばらく登ったり、下ったりが続きます。





またまたオブジェのような木が出てきました。





ゆるいカーブをえがいて伸びている数本の根が面白い表情を出しています。

まるで生き物のように伸びている根、これも自然のなせる業でしょうか??





この根の周りをぐるっと一回りしてみると、、、、横になんと白いヘビのような模様が、、、

これは一体何???

自然はやっぱり計り知れませんね。

カツラ門までは、いよいよもうすぐです。


              ~~~ 天生県立自然公園を訪ねて ② ~~~

2018-12-15 | 天生湿原を訪ねて



淡いパステルカラーに染まる木々の紅葉を眺めながら、湿原探勝路をさらに進みます。





真っ赤に染まったナナカマドの実が朝露にキラキラと光っています。





湿原探勝路には、あちこちに木道が敷き詰められていて、自然に道案内をしてくれています。













更に進むと、、、急に視界が開け、ちょっと見通しの良い場所に出てきました。





ここはまさに湿地帯、手前には沼地のような水溜りが、、、





静かな森の中を落ち葉を踏みしめながら進みます。





周りの木には、ブナやカツラの木が多くなってきたようです。





これはブナの木、木の幹に模様があるのが特徴のようです。





更に木道を進んで~~~





根元が緑の苔で覆われた大きなカツラの木が出てきました。

見上げるほどの大木ですが、根元には人が通れるほどの大きな穴が空いていました。






この辺りにはカツラの木が多いようで,Oさんから"カツラの木には甘い焦げたような独特な
香りがする"と教えていただきました。

たしかにカツラの落ち葉を拾い香りを嗅ぐと、、、、何とも言えない甘い香りがしました。
これは初めての経験でした。





香りを頼りに更に進んでいくと、、、、ここにも大きなカツラの大木が、、、

この辺りは地図で見てもカツラの巨木群のある場所でした。





カツラの木のこの独特な焦げたような甘い香りは、この時期でないと体験できないようで
紅葉と香りを一緒に愛でることができました。

更にウォーキングは続きます。