風のたより

つれづれに

           群上散策

2011-08-31 | Weblog



               8月の終わり、写真好きのお仲間と郡上へ出かけてきました。
               郡上は「郡上おどり」などで有名な所で、高山と並び岐阜県を代表する観光地です。





               この日は久しぶりの晴天に恵まれ、空はもう秋晴れといった感じでした。
               悠々と流れるこの川は、郡上の街中を流れる吉田川で、清流長良川にそそいでいます。





               川沿いに歩いて行くと、広い川幅の中に釣り人の姿が、、、、
               この時期やっぱりアユ釣りでしょうね?





               さらに歩いて行くと、向こう側の崖の上に並んだお食事所や民宿の看板が、、、
               こちらから眺めると、なんとも風情たっぷりのたたずまいです。





               行く先の足元の岩場を流れる白い水しぶきが、涼を誘います。
               お仲間も近くで水のある風景を熱心に撮っています。

               ここで一休みし、ちょっと撮影タイム!!。





               白い水しぶきをもっと涼やかに、、、

               シャッター速度優先で初めて撮ってみると、、、、
               先に撮った写真とは大分雰囲気の違う水の表情が出ました。





               足場の悪い岩場の小道をさらに進むと、、、
               橋の上からこの吉田川に飛び込むので有名な橋が出てきました。





               夏のさっ盛りには、よくこの橋の欄干から川に向かって飛び込む子供たちの姿が
               見られるようですが、夏も終わりのこの日は残念子供たちの姿はありませんでした。





               代わりに吉田川にそそぐ支流の小駄良川では、川で遊ぶ親子連れの姿が、、、、
               水に恵まれた群上は、流れる水も綺麗です。





               近くには、名水百選の第一位に選ばれている湧水の「宗祇水」があります。
               普通の日でもここはいつも人だかりのようです。
               くせのない美味しい湧水で有名で、暑い夏の日には有り難い水場です。





               橋の上からゆっくりと吉田川の風景を眺めた後は、、、
               いよいよ群上の街中散策へ。





               水の豊かな郡上には、街中を細い疏水が流れています。
               この用水路も今でも防火用水として使われているとか。

               水路は周辺の有志の方々によって管理され、鯉や岩魚、アマゴやサツキマスなどが
               泳いでいて散策者の目を楽しませてくれました。





               美味しいあなごの天ぷら定食のランチを頂いた後は、街中をぶらぶら、、、、

               昔懐かしい街角のたばこやさん。
               店先に置かれた招き猫ちゃんも、どこか懐かしい気がしますね。





               店先を飾る藍染ののれん。
               藍色は私も大好きな色です。





               群上は、溜まり醤油やお味噌の美味しいお店もいっぱいです。
               店のたたずまいも、古き良き時代を感じますね。





               このお店は、以前来た時立ち寄った記憶がありました。
               遊童館、、、、たしかここで折り紙を教えて頂いたような、、、





               立ち寄ったあちこちのお店や街角には、群上ならではのものがいっぱい、、、、
               纏めてスライドにしてみました。

               杉の下駄の軽かったこと、店先の鮎の炭火焼や赤いほおづき、、、

               群上独特の釣りの時の笠は、釣りの好きな知人から頼まれて送ったことがありました。
               頭と笠の間に台座が入っていて、夏場にはきっと涼しいのでしょう。

               街中のマンホールも鮎をモチーフにしているようですね。

               “ 宗祇水、暑さ忘るる美し(うまし)水 ”





               帰りがけ目にしたこれは、、、、?
               ここでそうめんを流し、、、?
               それとも段差を変えた街中の水場でしょうか。

               一番上が飲み水、次がゆすぎ場、一番下が洗い場でしょうか?
               群上の街中を流れる水路では、こんな風に使い分けをしているようです。





               街の向こうにそびえる高い杉木立が見えると、木立の下の駐車場ももうすぐ。
               そろそろ群上散策も終わりに近づきました。

               秋にはまた違った群上に会いに出かけてみたくなりました。



        大垣のひまわり畑  (2011)

2011-08-29 | 季節の草花



               8月もいよいよ終わりに近づきました。
               節電節電と騒がれた今年の夏も、心配された大きな困難もなく過ぎていきそうです。

               8月の後半は天候不順が続き、夕方になるとまるでスコールの様な雨が多く予定変更
               の多い毎日でした。

               そんな中、比較的安定の日に、やっと大垣のひまわり畑に出かけてみました。
               と言っても青空が望めない曇りがちの日だったのが少々残念でしたが、、、、







               大垣のひまわり畑は、我が家から車で約40キロ、そう近い場所でもない上初めての場所です。
               道順はGoogleで検索し、開催場所もネットで確認です。

               今咲いているのは、6月に種をまいたものとのこと。







               この大垣のひまわり畑は、市が開催するものですが、休耕田を利用して毎年少しづつ
               場所を変えての栽培です。
               一年ごとに変わる場所は、確認していかないと、、、、、







               今年は、美濃赤坂と垂井の中間地点、大垣市榎戸町2丁目地内のこと。
               着いてみると、約4ヘクタールの農地に約20万本のひまわりが目の前に広がっています。

               伊吹山や養老山系をバックのたくさんのひまわりは、やっぱり壮観です。







               品種はハイブリッドサンフラワーという、やや小さい品種の可愛いひまわりです。
               大きなひまわりを想定していたので、これは意外でした。

               でもやっぱり黄色いひまわりは夏を代表する花ですね。
               お花を眺めていると、なんだか元気が出てきそうです。







               ひまわりの花の周りを飛び回っている綺麗なキアゲハをキヤッチ!!!
               じーっとしててよ、、キアゲハさん!!

               キアゲハは今まで撮りたいと思いつつ、撮ったことがなく今回が初撮り。
               綺麗な姿を見せてくれたキアゲハにう思わずうれしくなり、、、感謝です。(笑)






               よーく見るとこちらは、、、お花の中にいるのは、これはアカタテハでしょうか?
               前翅の表側に鮮やかな橙色の帯模様があり、秋によく見かける蝶のようです。









               花の後ろに回ると、、、、お行事よく並んだ後ろ姿も可愛いです。

               ひまわりの花の表と裏の表情,とっても対照的で面白いですね。









               この日は前日の雨のせいもあり、ひまわりの花はやや下向き加減です。
               少々重たげに首を垂れて、、、、そろそろお花も終盤でしょうか。

               今回やっと大垣の夏の風物詩のひまわり畑を見ることができ、ひまわりから
               大きなパワーを頂きました。

               来年はもっと青空のもとでのひまわりに出会いたいなと思います。
               今度はどこで見れるのでしょう??

       ツマグロヒョウモンとミソハギの花

2011-08-24 | 野鳥



               久しぶりに近くの自然遺産の森へ。
               広い緑の芝生の外れには、移築された茅葺の家が見えます。
               この風景を見ると、日本の原風景を見るようで、なんだかほっとします。

               今日は茅葺屋根の上から白い煙が、、、、??





               そっと戸を開けてみると、土間には煙の匂いがして、でも明りがついています。
               後で係の方に伺ったら、定期的にこうして煙を焚き茅葺の家を守っているのだとか。






               奥の間に掛った「自然優遊」の掛け軸。
               この場所の雰囲気にはぴったりです。
               私もこの自然遺産の森を一回りして「自然優遊」の散策へ、、、





               小道を歩いて行くと白とピンクの可愛いクサギの花が、、、
               垂れ下がる様に伸びているのは雄しべだとか。
               よく見ると変った花ですね。






               さらに小道を登ると、もう秋の花の女郎花がいっぱい咲いています。





               ススキや吾亦紅の秋の花も出揃って、、、、
               なんだかここは、すっかり秋の風情ですね。





               枝には蝉の抜け殻が、、、、





               一回りした帰りがけに、ミソハギに群がる数匹のツマグロヒョウモンに遭遇!!
               一度にこんなにたくさんのツマグロヒョウモンに出会ったのは初めてです。






               嬉しくなって思わずパチパチと、、、、














               今回偶然に出会ったツマグロヒョウモンの♂と♀が止まっているのは、ミソハギの花
               のようです。

               ピンクの可愛いこのミソハギの花は、ちょうど旧暦のお盆の頃に咲き仏前に供えられるので
               ボンバナ(盆花)やショウリョウバナ(精霊花)とも言われているのだとか。

               その名前の由来は、旧暦のお盆のときに、ミソハギの枝を水に浸して仏前の供物に禊ぎ
               (みそぎ)をしたことからと言われているようです。





               ミソハギの花の蜜でも吸っているのでしょうか?
               花から花へと飛び移りながら、この花から離れようとしません。

               花の周りを乱舞するツマグロヒョウモンの♂と♀の姿を思わずたくさん撮って
               しまったのでスライドにしてみました。


        夏のみじかなトンボ&蝶

2011-08-20 | 野鳥




               8月のお盆も終わり、今年の夏も終盤になりましたが、相変わらず天候は不安定で
               夕方になると連日スコールの様な雨に見舞われるこの頃です。
               暑さも一段落かと思いきや、また数日後には厳しい残暑が戻るようですね。


               そんな中でもよく見かける夏のトンボや蝶。
               今回はアップするつもりでのびのびになっていた身近にいるトンボや蝶のお出ましです。

               黒い羽根を優雅に広げるハグロトンボは初撮りです。







               昔からよく見かけるシオカラトンボ。







               シオカラトンボより大きいオオシオカラトンボ。







               これもよく見かけるオニヤンマ。







               茶色に白い文様が規則的に並んだオオミスジ。







               裏羽根も涼しげなルリシジミ。







               たぶんこれはアカタテハだと思うのですが、、、?







               これはモンシロチョウでしょうね。







               茶黒い羽根に鮮やかなブルーの文様が綺麗なアオスジアゲハ。
               今回、この蝶も初撮りです。








               ヒメジオンの花によく止まっているお馴染みベニシジミ。
               よく見ると羽根が大分傷んでいますね。







               そしてこちらはモンキチョウLove。



               トンンボや蝶の種類は似たようなものが多く名前が間違っているのがあるかもしれません。
               知っているようで知らないものも多く、名前の確認って結構手間取るものですね。

               撮った写真と図鑑を見比べてみたのですが、どちらか分からないのもあり、、、、???
               知らないのは私だけかもしれませんが、、、、


               秋がやってきたら、また違ったトンボや蝶に出会えることでしょう。


     「夢花火!!!」  (その3)

2011-08-15 | 花火撮影





            船からダム湖に投げ入れられた花火が、まるで孔雀が羽根を広げたように川面に一瞬で花開く、
            水中スターマイン。

            一度見たくて、カメラ仲間と川辺の花火大会に出かけましたが、生憎にも花火が始まる前に
            土砂降りの雨に見舞われました。





            日中は好天に恵まれて、今日は大丈夫と思ったのですが、、、、

            実はこの川辺の花火には、昨年も行ったのですが、その時も途中から大雨と大量の煙で
            ほとんど視界ゼロ。撮った写真は全部削除という経験をしています。





            今回は幸い開催時には雨も上がり、花火は予定どうりに始まったのですが、、、、
            ここは飛騨川をせき止めたダム湖。
            湿気を含んだ煙が行き場のない川面に漂い視界を阻みます。





            その上、花火は動いている船の上から投げ入れながら進んで行く為
            写真に収めるには流し撮りの様な感じになり、カメラを横に動かしながらの慣れない
            撮影となりました。

            



            撮った写真は残念ながら、どれも煙がかかり不鮮明!!!
            それに欄干の高さが私の三脚より高く、仕方なくカメラお仲間から借りることに。
            今回もまた、、、どうも川辺の花火開会とは、相性が悪いようです。(笑)

            そこで川面に揺らぎを入れて、、、、ちょっと遊びの画像に変身しました。

            花火はやっぱりいろいろの条件が揃わないと綺麗な写真は撮れませんね。
            今回もまた予定外のアート花火になりました。(笑)