![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/b2/45cd6e4b6e447f1bc71416c4eb9a4d6a.jpg)
ザルツブルグからバスで東に1時間ほど走った所に、山と湖にかこまれ古くから
王侯貴族の避暑地として栄えたザルツカンマーグートといわれる場所があります。
この辺りには美しい山々の合間にいくつかの湖が点在しているのですが、その一番
奥にあるのが世界遺産にもなっているハルシュタットです。
バスはこの湖に着きました。
バスを降りて目の前に広がる光景にみなさん、お!と歓声が上がりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/2b/210ec6c81a5c01196d6340ad10949abb.jpg)
ザルツブルグも、特にこのハルシュタットは雨が多いと聞いていたので傘を持参したのですが
この日は数日ぶりの気持ちの良い晴天となりました。
湖沿いの道を歩きガイドさんと一諸に高台をめざします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/48/1cd9a7899500cf1894af377dbe0ddcbc.jpg)
道沿いに並んだお店には、こんな綺麗な瓶に詰められた塩がいっぱい、、、
ザルツブルグもここハルシュタットも実は塩の採れる産地として有名とのことです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/f4/b071930aef72e365a2427b4e30aaf2fa.jpg)
ザルツブルグのザルツは塩を、ブルグは城を意味し、塩の城として古くから塩の交易で栄えた
場所だったとか。
ここハルシュタットも13世紀オーストリアの支配者となったハプスブルグ家の塩の直轄地でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/0b/275449ef4d6906261a5ba26a30355259.jpg)
細い道と階段の多い坂道を上をめざし歩いていきます。
ここハルシュタットは人口750人ぐらいの寒村でしたが、1997年この一帯がユネスコの
世界遺産に登録されると訪れる観光客も増え、以前に比べると少々観光地化しているようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/6c/ecc022d2e4ee1a11d8a28e486536822b.jpg)
街の中心のマルクト広場に来ました。
小さい広場ですが周りにはホテルやレストランが数件軒を並べています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/98/416ce196a00045c5d8e8c2d927aae0ba.jpg)
さらに階段を上って、、、、高台の教会をめざします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/b3/1d9293836bc12c9b58a81c8a7f042739.jpg)
やっとカトリック教区教会に着きました。
狭い敷地にはびっしりとお墓が並び、各墓地にはお花が添えられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/40/e3e144056879e99380c728af21add31b.jpg)
よく見ると墓地そのものも小さいように思いました。
それもそのはずで、ハルシュタットは切り立った岩山の間をぬうように家々が点在し土地も少ないため
墓地も小さく、その墓地の遺骨も数十年たつと掘り起こされバインハウスとよばれる納骨堂に収めるという
風習があるのだそうです。
この納骨堂に怖いもの見たさで入ってみると、、、、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/fd/8ce87f7023cada432d291135b42cf788.jpg)
、、、、、ちょっと息をのむ光景でした。
以前イタリアのローマでも教会のカタコンベといわれる納骨堂を見たことがありますが、それ以来の
経験でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/56/d08453503ad3f283f9ec5a6bec3855f7.jpg)
気分を変えて、、、
高台の教会からの眺めは、息をのむほどの美しい光景でした。
手前に見えるのはプロテスタントの教会で、近い場所にカトリックの教会とプロテスタント(新教)
の教会が立っているというのは珍しい場所でもあるようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/be/8289550f0be41f5dbf0c676f9223b4ea.jpg)
湖面に映る家々、、、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/5a/d04ddf628c1c45d58700484fe9c69ca8.jpg)
高台からの風景を楽しんだ後、来た道とは違う道を下りていきます。
途中にはこんな小さい教会が、、、日本でいえば街角のお地蔵さんというところでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/94/9b655bf1b12cb66c3c0734aa5884ee7d.jpg)
さらに曲がりくねった細道を下りていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/fa/2c6a17c275e10034109b24f77207819c.jpg)
山にへばりつくように並ぶ家々が印象的です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/12/e442f7fd0dd919cbe50bcedb9c96a8bb.jpg)
途中にはこんなアート的な展示をしている家がありました。
これも観光客を意識したものでしょうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/97/add7a425f8e90c3fcd861ae94d6dc715.jpg)
さらに下がって来たところで上を見ると、、、、せり出した家にびっくりです。
土地の狭い場所ということがよくわかる場所でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/e4/8c5e18bff021e4e098d3ab2a373761b4.jpg)
やっと下まで降りてきました。
ここからの湖岸の風景も綺麗ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/66/ef7023320eb094f0292c1e4e5fb260b8.jpg)
湖岸沿いの道には家を覆うように大きな木が植えられているお店がありました。
近づいてみると洋ナシのような実がいっぱいついていました。
こんな植栽の仕方は、ほかでも見たことがありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/2d/d408c089b2ad0e76225ef5a1315b4f3c.jpg)
街を一巡りして戻ってきました。
ここから眺める風景がハルシュタットとしてよく紹介されているようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/ea/c5927914359d6306a0ae09dc1771816c.jpg)
湖面には数羽の白鳥とアヒルがが戯れていました。
絵になる光景ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/23/2d594ec87c54e68d88183ca9fe937d29.jpg)
いつまでも見ていたい光景とは、、、、、こんな光景を言うのかもしれません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/ba/8e5d6ac66919b312cb0c6599df17532b.jpg)
訪れたハルシュタットは、旅の終わりにふさわしい心に残る風景でした。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
二人目の孫の誕生を機に訪れたドイツ、ミュンヘンでの2か月半に及ぶ滞在も
明日で終わりとなりました。
無事に生まれたMちゃんも、やっと1か月が過ぎて今健やかに育っています。
お姉ちゃんになったRちゃんは、ますます健気なお姉ちゃんぶりを発揮しています。
このミュンヘンで二人とも健やかに大きくなってほしいと思っています。
ミュンヘンで撮りためた写真やビデオは日本に戻ってからまたしばらくはアップ
したいと思っています。
長い間お付き合いくださった方々、またわざわざコメントをくださった方々
本当にありがとうございました。