風のたより

つれづれに

                 ~~~ モロッコの思い出・・・タジン鍋で作る温野菜 ~~~

2016-10-23 | モロッコ周遊の旅



10月もいつしか終盤になり温かいものが恋しい季節になりました。
ふと数年前に行ったモロッコ旅行で買った現地の土産のタジン鍋でもやってみようかなと思いつきました。

タジン鍋は、水が貴重な砂漠の国のモロッコの伝統調理器具で、基本的には水を使わないので
材料本来の旨みを外に逃さないという独特の料理方法です。

タジン鍋のお隣の小さい小鉢もモロッコで買ったものです。
中にはお食事の時に残ったモロッコの塩を頂いて帰りました。





鍋は小さい一人用の、どちらかというと実用というより旅の土産の飾り物のようで、いままで
このタジン鍋も食器戸棚の中に飾ってあったのですが、、、

モロッコらしい色と絵柄がおもしろく、眺めているだけで初めてのアフリカの大地モロッコの
旅を思い出します。

モロッコ旅行のことは以前このブログにも14回に渡りアップしています。
興味とお時間のある方は、以下をどうぞ。(戻る時は左上の←で)


モロッコ周遊8日間の旅

① 関空から中東の国ドバイへ

ドバイからカサブランカへ

マラケシュ「ジャマエル・フナ広場」

テシュカ峠のアルガンオイル

アイト・ベンハッドウ

カスバ街道~トドラ渓谷~エルフード

サハラ砂漠をラクダに乗って

千年の迷宮都市 フェズ

⑨(続)フェズのスークにて

古代ローマ遺跡 ヴォルビリス

メクネス

たくさんの思い出とともに

モロッコで出会った可愛い猫たち・・・1

モロッコで出会った可愛い猫たち・・・2





今日のタジン鍋の具は温野菜にしてみました。

ブロッコリー、カボチャ、ナス、シメジ、サツマイモ、パプリカ、もやし、などあり合わせの野菜です。
これを胡麻ダレでいただきました。
水を入れていないためか野菜の旨みが十分出ていてとってもおいしかったです。

飾っていたタジン鍋も旅の思い出とともに、やっとお役目が果たせたようです。

             ~~~~~  モロッコで出会った可愛い猫たち  その2 ~~~~~

2014-02-03 | モロッコ周遊の旅



マラケシュでも、モロッコ最大の迷宮都市のフェズでも、最後に寄ったメディナのメクネスでも
旧市街といわれる市場の中には、たくさんの猫たちが街に溶け込んで生活していました。

一つの獲物の拾い物に群がって、、、





みな一斉に同じ方向を向いて、何を見てるんでしょう??
スークの中では、よく数匹が群がって行動している姿を目にしました。





、、、でもそこは猫、時には気ままに団体から離れて自由行動が基本かもしれません。
買い物客や観光客の行きかう中を自由に行動です。





モロッコ独特のモザイクタイルの前にもこんな猫ちゃんがいました。
行き交う観光客は、猫たちにとってよい見物の対象になっているのかもしれません。





香箱座りをしている猫。

猫がこんな座り方をしているのは、急に敵から襲われることもない周りに危険がない時のようです。
この猫の表情もどこかおっとりしてますね。





でも時にはこうして威嚇して自分の身は自分で守ることも~~~





この猫ちゃんも何かに向かって鳴いていますね??
どんな状況だったか忘れましたが、、、





私の好きなテレビ番組にNHKのBSで放送されている「世界ふれあい街歩き」と猫写真家で有名な
岩合光昭さんの「世界ネコ歩き」があります。

どちらも見ているだけで楽しく必ず欠かさず見た上にビデオに撮っています。
お陰で我が家のビデオはいま満杯状態になってしまいました。(笑)





岩合さんの「世界ネコ歩き」の中でも依然にモロッコの猫たちも取り上げられていました。
猫の目線でその街を見るという感じのもので、とっても興味があり見ているだけで心が癒されました。





ツアーではゆっくり撮影ということは出来ず、みなほとんど歩きながらちょっと立ち止まり
撮ってはグループに戻ることの繰り返しでしたが、こうしてモロッコの猫たちに出会えたことはラッキーでした。

~~~~~    ~~~~~    ~~~~~

そして我が家にいつもやってくる三軒先のモモスケ君、旅から戻るともう玄関にお出迎えでした。(笑)





この日は二階のベランダに、、、、
「おばさん、ここにいたの、入れてよ!」

モモスケ君とのおしゃべりは次回に~~~



           ~~~~~  モロッコで出会った可愛い猫たち  その1  ~~~~~

2014-01-31 | モロッコ周遊の旅



今回のモロッコの旅の中では、たくさんの可愛い猫たちに出会いました。

モロッコには猫がたくさんいると聞いていましたが、行ってみるとほんとにそのとおり。
いたるところで猫との出会いがありました。

この猫ちゃんはたしかマラケシュのクトゥビアの塔の近くにいた猫だったと思うのですが
やわらかい毛がふわっとした綺麗な三毛猫でした。





モロッコで最初に出会った猫は、カサブランカにあるモロッコ最大のモスク、ハッサン二世モスクの
中にいました。
そろっと近づくと人に慣れているのか逃げもせず被写体になってくれました。





マラケシュのメナラ庭園の行き帰りにも、たくさんの猫たちに出会いました。





観光客が歩いていると、ぞろぞろと道端に出てきました。





近くの植木鉢にのってじっと観光客を観察です。
朝の光の中で白茶の毛並みもブルーの目も綺麗です。





こんなところにも、、、、何見てるんでしょ?(笑)





イスラム圏に猫が多いのは、預言者モハメットが無類の猫好きだったからとか。

自分の衣服の袖に猫が気持ちよさそうに寝ている姿を見て、起こすのはかわいそうと
猫が寝ていた方の片袖を切って残し出かけて行ったという伝説があるようです。





、、、ということで、イスラム圏では猫は神聖な生き物として大切にされているようです。
飼い猫としても、自由気ままな野良ちゃんとしても、、、、

確かにイスラム圏のトルコにもいっぱい猫がいました。
みな人懐っこく近づいてくる猫がいっぱいいましたね。
きっと人から可愛がられ人を信頼しているからなのでしょうね。





マラケシュのバビア宮殿でもあちこちで猫の姿がありました。

猫の顔の表情もいろいろ、、、上目使いでこちらを見てちょっと笑えてしまいます。
後ろにももう一匹います。





同じくバビア宮殿内にいた猫ちゃん。
ちょっと小ぶりで可愛い白黒、お行儀よく観光客をお出迎えです。





こっち向いて!!と頼んだら顔をあげてモデルになってくれました。





同じくクトゥビアの塔の近くで。

がさごそとしたので振り向くと、、、、、あら、モモスケ君こんな所に???(笑)
とってもよく似ていてびっくりでした。

家猫の先祖はアフリカ大陸のリビアの砂漠地帯で暮らしていた「リビア山猫」と言われているので
似ていてもそんなに不思議ではないのかも知れませんが、、、、、???




         ~~~  モロッコ周遊8日間の旅   たくさんの思い出とともに  ~~~

2014-01-27 | モロッコ周遊の旅



モロッコ周遊7日目の朝を、モロッコの首都であるラバトのホテルで迎えました。

ラバトはモロッコの政治の中心地で首都であり、2012年に世界遺産に登録されており
今回モロッコ旅行中の6個目の世界遺産の場所です。

最後の訪問地は、現国王モハメット6世の王宮訪問でした。





王宮の広い庭園内には、高く聳えるアトラス杉が印象的でした。

見学後はいよいよモロッコの最初に降り立ったカサブランカ空港まで1時間半のバスの移動です。





バスの中から見る最後のアラビア文字の看板。
モロッコに来てからちょっと見慣れてきたこのアラビア文字ともお別れ。

カサブランカ、フェズの文字が、、、、





カサブランカ空港までの1時間半の間にも最後のモロッコの風景を楽しみました。
車窓に見えるのは、モロッコの集合住宅???





1週間前モロッコのカサブランカ空港に着く前に飛行機から見えた住宅の光景をふと思い出しました。

周りには高い建物がなく四角の箱形が並んだように見えた住宅は、、、これだったのかもしれません。





カサブランカ空港に到着!!

ここで1週間お世話になった現地ガイドのモハメッドさんとはお別れ!!
お世話になりました。





空港内はここもたくさんの人々が、、、、
アラビア文字の表示がいかにもイスラム圏の雰囲気です。

カサブランカの空港で残っていたHD(ディラハム)を使わないと日本では換金は無理
と分かり皆さん待ち時間を利用し構内のお土産やさんに最後の買い物です。

私達もここでモロッコの履物バブーシュを購入。
なぜか観光地の旧市街で買うより安かったのには喜びました。(笑)





モロッコのカサブランカ空港を飛び立って約7時間半後ドバイ到着時は、もう現地時間の午前1時半。
約1時間後、いよいよドバイ空港を飛び立ちました。
機体の外に見えるドバイの深夜の眩いばかりの光景にねむい目をこすり眺めました。

眠らない街ドバイの夜景は、まるで不夜城のようで綺麗でした。





遠ざかっていくドバイの夜景を惜しみながら眺め、、、、いつしか眠りに。





ドバイを発って約9時間後に見えてきた日本の急峻な山並み~~~~





夕方5時近く関西空港に無事到着!!

ここで数時間の待ち時間の後、エミレーツ専用のシャトルバスで名古屋に着いたのは夜10時半。
帰りはドバイからも名古屋までの専用バスも体を横にできるスペースがありラッキーでした。





今回モロッコの旅で買った数少ないお土産は、、、、
カラフルな色合いの小ぶりのタジン鍋と可愛い調味料入れ、右はミントティに使う銀のポット。
そしてバブーシュ。

今回の買い物で一番良かったのが、カサブランカ空港で買ったこのモロッコの履物バブーシュでした。
履き心地満点なのです。
やはり手作りの良さなんでしょうね。





外は羊の皮、中側はヤギの皮、そして外履き用には下側が牛皮を使っているようでした。
戻ってきてから早速室内履きとして寒い冬に大いに今役立っています。

~~~~~  ~~~~~  ~~~~~  ~~~~~

こうしてモロッコ周遊8日間の旅も無事終了となりました。
たくさんの異文化体験は、私にとってとても楽しく貴重なものでした。

サハラ砂漠で見たた神々しいほどの朝日、そして真っ赤に沈みゆくアフリカの大地の夕日。
アトラス山脈で見たた雄大な山並み、どこまでもどこまでも果てしなく続くカスバ街道。

親しみやすいモロッコの人々、体に優しい味わいのモロッコ料理の数々、、、
そしてそこで暮らす人々の素朴な日常。

どれもみな忘れられない思い出となりました。

             ~~~  モロッコ周遊8日間の旅    メクネス  ~~~

2014-01-23 | モロッコ周遊の旅



ローマ遺跡ヴォルビリスを発ったバスは、古都メクネスにやってきました。

ここメクネスは、メディナや古都としての文化財が認められ、1996年にユネスコの世界文化遺産に
登録されています。
今回モロッコの旅での5つ目の世界遺産の場所です。

道々に見えるアラビア文字の看板もモロッコに来てからずいぶん目にしました。





バスを降りて先ずはアフリカでもっとも美しい門と言われる“マンスール門”へ。
城壁に囲まれた立派な門をこれまでもたくさん見てきました。





精密で精巧なモザイクタイルは、時間によってその表情を変えると言われているとか。





メクネスでも早速旧市街メディナの散策がありました。
相変わらず道幅が狭い路地裏が多く、以前見たマラケシュやフェズと良く似た感じです。





通りに面した場所で仕事している衣料品店の数人の男性。





路地裏で物乞いするのジュラバを着た人。

イスラム圏ではイスラムの教えとして、五行というのがあるのだそうです。
1、信仰 “アッラーの他に神は無い。ムハンマドは神の使徒である”
2、一日五回の礼拝
3、喜捨  収入の一部を困窮者に施すこと。
4、断食 ラマダーン月の日中、飲食やその他の行動を慎むこと。
5、巡礼 メッカに巡礼すること。

きっとこの男性は、喜捨の気持ちを持った人々に施されるのでしょう。
行きずりの私たち一行は、喜捨の心もなく素通りでした。(笑)





メディナの散策後は、これまた広いエディム広場に戻ってきました。
ここで15分間のフリータイムがあり、皆一目散に近くの店にお土産を買いに~~~





片側にずらっとお土産店が並んでいます。

色とりどりのタジンやランプやこまごまとしたお土産品の数々。
愛想のいいお兄さんが元気に声をかけてきました。





女性はこういうこまごまとした綺麗な色合いのお土産品にに弱いんですよね。
旅もいよいよ終わりと思うと余計に何でも見たくなります。(笑)

思わずあれこれ物色しフリータイムすれすれで何とか合流!!





メクネス観光を終えた後は、いよいよ最後の訪問地ラバトへ向け2時間半のバスの移動でした。

しばらくすると車窓に広がる綺麗な夕焼けが~~~~





刻々と変わる夕焼けの流れをしばし眺めて~~~





そしてこれが、アフリカの大地で見る最後の夕景となりました。

アフリカの大地を真っ赤に染めてゆっくりと焼けていくこの夕景は、いつまでも
忘れることができません。

明日はいよいよモロッコ最後の地ラバト、そして帰国です。