風のたより

つれづれに

             ~~ 台湾の旅② 「千と千尋の神隠し」・・・湯婆婆の湯屋へ  ~~

2017-04-28 | 台湾の旅



十分でランタン上げをしてから、バスは九份に移動してきました。
今回の台湾の旅の大きな見どころである九份の街の散策です。

ここ九份は、2001年公開の映画「千と千尋の神隠し」に登場した湯屋を彷彿させる建物がある
として急に脚光を浴び始め、今や台湾で行きたい観光地ナンバーワンとなりました。





バスをお土産屋さんや食堂が並ぶ基山街の手前で降車し、そこからは徒歩での散策になります。

階段を上りかけると、細い路地の階段に沿って古い館が並び、提灯が灯るノスタルジックな風景
が出てきました。





細い石の階段を多くの観光客がひしめくように上がっていきます。

階段の両脇にびっしりと並ぶ店からは、強烈な臭いを放つ臭豆腐や、
腸詰めなどのローカルフードなどが並んでいました。





更に階段を上っていくと、やっと湯婆婆の湯屋のモデルといわれる茶芸館が出てきました。

茶藝館の名前は「阿妹茶酒館」。
この建物の下は多くの観光客がスマホやカメラでの撮影で賑わっていました。





私たちのツアーは、ちょうどこの「阿妹茶酒館」の真ん前のレストランでの夕食が用意されていました。

このレストランの建物も三階で、まず階段を上って二階へ。





さらに上って三階へ。

ここからは「阿妹茶酒館」の全体が見えています。

こんな建物だったんですね。
確かに「千と千尋の神隠し」に登場する湯婆婆の湯屋そのものです。





このレストランでは皆さんと台湾の郷土料理を頂きました。

眼下には基山街と、その向こうには東シナ海の海が見渡せました。





お食事後階段を下りて「阿妹茶酒館」の前へ。

お食事をとっているうちにあたりも少々暗くなり、赤い提灯が一団と綺麗になってきました。





さらのこの「阿妹茶酒館」の先にも石の階段はつづき、上がってみることに、、、、





途中の階段では、こんな見覚えのあるお人形が並んでいました。

ここではいたるところに「千と千尋の神隠し」の関連グッズが置かれています。





まだまだ階段は上へと伸びていましたが、とても最後までは行けず途中で引き返し、、、





周りが暗くなり、一段と赤い提灯の綺麗な湯婆婆の湯屋の前まで戻ってきました。





そして更に灯とともに観光客の数もぐっと増えてきています。
今やここが台湾旅行のメインなんですね。

かつて九份は金の採掘が盛んに行われた場所で、一時は、ゴールドラッシュの賑わいだったようですが
1900年代半ばには徐々に採掘量が減り、1971年についに閉山。
九份はかつての静かな地方の村へと戻りました。

そしてその後1989年、映画「非情城市」の舞台になったことをきっかけに再び注目を集め
更に2001年公開の映画「千と千尋の神隠し」で一躍有名になりました。





九份は雨の多いエリアでも有名で、必ず傘持参が合言葉のようですが、この日は幸いにも好天で
提灯の灯る時間帯にこの茶藝館の光景を目にすることができたのはラッキーでした。

眼下には灯の灯り始めた夕景の基隆湾と、遠くに東シナ海が静かに横たわっていました。



                 ~~~  台湾の旅① ランタンフェスティバル  ~~~

2017-04-26 | 台湾の旅



オーストラリアから帰国中の娘と、三泊四日の台湾のツアーに参加してきました。
台湾までは飛行機で三時間少々、気軽に出かけられる海外です。
以前に一度行っていますが、娘にとっては初めての台湾です。

台北の桃園国際空港からはバスで台北市内に入ります。





バスの車窓からは、日本が台湾統治時代の総督府の建物が見えました。

今でも残るレンガ造りの立派な建物です。





台北観光の初めは、この国立中世記念堂からです。

中正紀念堂は、中華民国の初代総統である蒋介石を顕彰し1980年に竣工した建物です。





中には蒋介石の執務室を再現した展示や、、、





その当時に使っていた立派なキャデラック車の展示などがありました。





この中正記念堂の立っている場所は、かつて日本の統治時代の歩兵第一連隊の軍用跡地でもあったとか。

広い敷地内は、今では観光客のほかにも一般市民の憩いの場となっているようです。





その後バスは、ランタンフェスティバルで有名な十分に向かいました。

着いたところのランタン上げの場所にまずびっくり!!
なんと線路沿いにびっしりと人、人、人、、、

”え?こんなところで上げるの??電車が来たらどうするの?”と心配でしたが
私たちがランタン上げをやっている間は、幸いにも電車は来ませんでした。(よかった!)





ランタン上げは台湾の旧暦の正月15日(元宵節)あたりに行われる催しのようですが
今やいつでも観光客のため行われているイベントのようです。

大きなランタンの四方に、皆思い思いに願い事を筆で書き込んでいきます。





書かれている文字もいろいろで、中国語、韓国語、英語、、、そして日本語などなど。





私たち母娘も同じツアーのご夫妻と組んでランタン上げをしました。

ランタンを持ち上げると、係のお兄さんがランタンの中に火をつけてくれます。
そして合図と一緒に手を放すと、暖められたランタンがふわっと上がっていきます。





いくつものランタンが次々に上げられ空高く上がっていきました。
夜だとランタンの赤い光が並びもっと幻想的になったことでしょう。

ツアー中では時間が選べませんが、次に行った九扮では期待どおりの光景に出会えました。



                    ~~~  あの時の猫の親子は、、、、今  ~~~

2017-04-24 | 



数年前に実家に帰った時にいた猫の親子はその後どうなったかと思っていましたが
今回母猫と子猫一匹の姿がありました。

実家の床下をねぐらにした猫の親子は、知らない人影にちょっぴり怯え顔です。
特に子供の方は、おっかなびっくりこちらをうかがっていました。

右のお母さんはちょっとゆとりがあります。





あの時、子猫を三匹引き連れていた母猫のこのお母さんの顔には見覚えがありました。
元気でいたんですね。

”おばさんの顔覚えてる??”
”おばさんは覚えてるよ。”





母猫は見知らぬ人に警戒しながら子供にご飯を先に食べさせています。
すっかり大きくなったあの時の子猫、今では母親より体は大きいような、、、、





危険がないとわかると子供と競ってご飯を食べています。

数年前に見たときには、子猫達をさしおいて母猫がガツガツと必死に食べていましたが、、、

ご飯はいつの間にか長姉がやるようになった為住み着いたようです。





ご飯を食べて一段落!!

このころからやっと落ち着きを取り戻してきました。

あの時にいたもう二匹はその後育たなかったんでしょうね。

”でもお母さん、子供が一人でも残ってよかったね!”
ノラで生きていくのはやっぱり厳しいんでしょうね。





日当たりのよい実家の庭先の端と端に分かれて日向ぼっこする猫の親子。





どうやら母猫はこの木の椅子がお気に入りのようで、いつもここに座っているのを見かけました。





母猫とちょっと離れているのは子供です。

この子猫、オスなのかメスなのか分からないのですが、あの時いた三匹のうちの一番大きな子
だったのではないかと思います。

鼻の上にちょっと汚れたような色があった子です。





母猫がちょこんと座っている木の椅子、、、、こんな木の椅子実家にあったかな??

記憶にないので、その後長姉が調達したか誰かが持ってきたのか聞くのを忘れました。





今では実家の玄関先にも、三軒先のモモスケ君がしてくれたような門番さんがいました。
しかも母子二匹で、、、

”門番さん達!!おばあちゃんをよろしくね!!”



                     ~~~  大洗海岸(茨城県) ~~~

2017-04-22 | Weblog



ちょっと出かけていた為延び延びになりましたが、茨城の旅の続きです。

翌日は長姉を交え娘と三人で実家から1時間半程にある大洗海岸に出かけました。

ここ大洗海岸は、波が荒いことでも知られています。





夏は海水浴場で賑わう海岸で、日本の白砂青松百選に選ばれている景勝地です。

幼いころ、父や姉たちと夏の数日間を近くの宿で過ごしたことを思い出しました。





寄せては返す波の音を聴いていると、遠い記憶がよみがえってきます。

高台のベンチに座り大洗の海を眺めながら姉と共に懐かしい思いに浸りました。





岩場の向こうには鳥居が見えます。

かつて神様が下りたっと処とか、、、、





砕け散る荒波を受けて立つ鳥居。





この鳥居を入れての朝日、夕日の写真をよく見かけます。





時折波が収まると遠浅の海岸が見渡せます。

本当に何十年振りかの大洗海岸は、懐かしい風景の一つになりました。


                   ~~~  西山公園(茨城県)の桜まつり  ~~~

2017-04-17 | 季節の草花



お墓参りの後、久昌寺から少し山を登った所にある西山公園の桜を見に行ってきました。

1日から9日までの桜まつり期間中は、ぐづついた天気だったようですが、この日は朝から晴れて
青空の下での絶好の桜見物の日となりました。





実家に帰るのは桜の時期より秋が多く、こうしてゆっくり桜見物をしたのは
本当に久しぶりでした。

近くに黄門様で有名な水戸光圀公の隠居所として有名な西山荘があり、いつも多くの観光客
が訪れています。





久昌寺裏の高台に徳川光圀公(義公)の遺徳を忍んで建立されたものが、この義公廟といわれるものです。

廟の中には、光圀公が生母の菩提を弔うために、法華教1部10巻8万3900字あまりを書き写した桧板30枚を
納める宝塔、光圀公が集めた明版一切経が収蔵されているといわれています。(案内板より)





この義公廟に続く高台の一帯は地元では西山と言われています。

お墓参りのたびに訪れ高台から市街地や遠くの阿武隈山系のなだらかな山並みを眺めていると
田舎に帰ってきたことを実感します。





上を見上げると青空に桜が鮮やかです。

オーストラリアから戻った娘にとっても、日本で見る桜はことのほか綺麗なようで
スマホでしきに撮っていました。

余談ですが、最近のスマホの写真の綺麗なこと!!

余計な設定も何も必要なく、片手でピと押すだけできれいな写真が撮れるなんて、、、
カメラはいらない時代だなとつくづく感じます。





思いがけず今年何度目かの桜見物を娘と共にゆっくりできたことは幸いでした。

夜になるとこのぼんぼりに灯が入りライトアップされていますが、その夜景は実家の
庭からも眺めることができました。