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十分でランタン上げをしてから、バスは九份に移動してきました。
今回の台湾の旅の大きな見どころである九份の街の散策です。
ここ九份は、2001年公開の映画「千と千尋の神隠し」に登場した湯屋を彷彿させる建物がある
として急に脚光を浴び始め、今や台湾で行きたい観光地ナンバーワンとなりました。
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バスをお土産屋さんや食堂が並ぶ基山街の手前で降車し、そこからは徒歩での散策になります。
階段を上りかけると、細い路地の階段に沿って古い館が並び、提灯が灯るノスタルジックな風景
が出てきました。
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細い石の階段を多くの観光客がひしめくように上がっていきます。
階段の両脇にびっしりと並ぶ店からは、強烈な臭いを放つ臭豆腐や、
腸詰めなどのローカルフードなどが並んでいました。
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更に階段を上っていくと、やっと湯婆婆の湯屋のモデルといわれる茶芸館が出てきました。
茶藝館の名前は「阿妹茶酒館」。
この建物の下は多くの観光客がスマホやカメラでの撮影で賑わっていました。
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私たちのツアーは、ちょうどこの「阿妹茶酒館」の真ん前のレストランでの夕食が用意されていました。
このレストランの建物も三階で、まず階段を上って二階へ。
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さらに上って三階へ。
ここからは「阿妹茶酒館」の全体が見えています。
こんな建物だったんですね。
確かに「千と千尋の神隠し」に登場する湯婆婆の湯屋そのものです。
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このレストランでは皆さんと台湾の郷土料理を頂きました。
眼下には基山街と、その向こうには東シナ海の海が見渡せました。
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お食事後階段を下りて「阿妹茶酒館」の前へ。
お食事をとっているうちにあたりも少々暗くなり、赤い提灯が一団と綺麗になってきました。
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さらのこの「阿妹茶酒館」の先にも石の階段はつづき、上がってみることに、、、、
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途中の階段では、こんな見覚えのあるお人形が並んでいました。
ここではいたるところに「千と千尋の神隠し」の関連グッズが置かれています。
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まだまだ階段は上へと伸びていましたが、とても最後までは行けず途中で引き返し、、、
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周りが暗くなり、一段と赤い提灯の綺麗な湯婆婆の湯屋の前まで戻ってきました。
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そして更に灯とともに観光客の数もぐっと増えてきています。
今やここが台湾旅行のメインなんですね。
かつて九份は金の採掘が盛んに行われた場所で、一時は、ゴールドラッシュの賑わいだったようですが
1900年代半ばには徐々に採掘量が減り、1971年についに閉山。
九份はかつての静かな地方の村へと戻りました。
そしてその後1989年、映画「非情城市」の舞台になったことをきっかけに再び注目を集め
更に2001年公開の映画「千と千尋の神隠し」で一躍有名になりました。
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九份は雨の多いエリアでも有名で、必ず傘持参が合言葉のようですが、この日は幸いにも好天で
提灯の灯る時間帯にこの茶藝館の光景を目にすることができたのはラッキーでした。
眼下には灯の灯り始めた夕景の基隆湾と、遠くに東シナ海が静かに横たわっていました。