風のたより

つれづれに

               ~~~  松の内の犬山本町通り  ~~~

2019-01-05 | 犬山散策



お正月も早五日。

朝の雨も上がった午後、日差しがさしてきたので図書館の帰り、久しぶりに犬山の城下町を
歩いてみました。

そこかしこには、まだまだお正月気分がいっぱいです。

いつも立ち寄る磯部邸、門松飾りもちょっと一風変わっていますね。





元は呉服問屋。

細長い土間の向こうには奥座敷が、、

お正月だからか、飾り棚には犬山城を描いた三枚の金色のお盆が飾られていました。

純日本家屋は、やっぱり落ち着けていいですね。





広い土間に飾られた正月飾り。

あらためて日本のお正月の良さを感じます。





その後は本町通りをぶらぶらと、、、、

犬山名物に、こんなおもちもあったんですね。

知りませんでした。





箱の中は何が入っているのかと思ったら、、、どうやらこれはおみくじでした。

おみくじの形もずいぶ変わったんですね??





ここにはアユの塩焼きがたくさん並んでいました。

今の若い人も食べるんでしょうか??

缶ビールにアユの塩焼きというところでしょうか??





立派な土蔵を利用したこんなお店もありました。

以前には見なかったような、、、





本町通りの先に、そろそろ犬山城が見えてきました。





針綱神社の手前には、たくさんのお店が並んでいます。





今回は針綱神社のお隣の三光稲荷神社に上がってみました。

長年住んでいてもこの稲荷神社は初めてです。

上がってびっくり!!赤い鳥居が並んでいます。

この赤い鳥居は京都の伏見稲荷によく似ています。





この「おもかる石」も同じでした。

願いを込めて、、さてそれは重かったか軽かったか???





赤い鳥居を抜けると犬山城への近道に通じていました。

この坂道も初めてです。





さすが松の内、犬山城の見学者もいっぱい。

門の隅からちらっと犬山城が見えています。





帰りに歩いた路地裏には、まだこんな風情ある門構えの建物が、、、

かつては旅館だったのでしょうか??

いや、ひょっとして今でも営業中???





この通りにはお店はないと思っていたら、、、なんと鄙びた店構えですがお店に近づずくと
コーヒーの香りが、、、

後でopenの看板に気づきました。

近くにいても、まだまだ知らない犬山、そして近年ますます面白くなった犬山の本町通りです。


               ~~~  国宝犬山城の鯱(しゃちほこ)修理   ~~~

2018-02-26 | 犬山散策



去年7月落雷の影響で天守閣の北側の鯱が破損した愛知県にある国宝犬山城では
あれ以来ずっと修復のためのネットが張られ、こんな状態が続いていました。





木曽川の川岸に立つ国宝犬山城。

今年は戌年ということもあり、いつもの年より観光客も多いと聞ききますが、訪れた観光客にとっても
城の一部にネットが張られ綺麗な姿の犬山城が見れないことは残念でした。





城の北側と屋根の部分に張られたネットと地上からぐんと伸びたクレーン車は場違いな感じで
やっぱり風景にそぐわないものですね。





対岸の場所から見た犬山城もづっとこんな風景でしたが、、、
どうやらこの不慣れな光景も今日で最後になりそうです。





というのも、奈良県内の瓦工場で復元された国宝犬山城の鯱の取り付け作業が、
今朝から始まったようで夕方までには完成とか。

朝からお城の上空をあわただし気にヘリが飛んでいます。
たぶん取材の為でしょう。





となると、、、、
今となってはこんな光景は二度とは見れない貴重な光景だったかもしれません。

どうやら今日の夕方までには取り付け作業は終了する様で、
来月17日には新しい鯱のお披露目のイベントがあるようです。

午後になってもまだへリの音が続いています。



              ~~~  犬山散策 その② 雛飾り  ~~~

2018-02-23 | 犬山散策



本町通りの散策後、今年で六回目を迎える「犬山城下町おひなさまめぐり」へ。

まづは旧磯部家住宅へ。

毎年この時期になると見せていただいていますが、いろいろな時代のお雛様がぎっしりと並ぶ
ここ旧磯部家のお雛様の展示はその中でも圧巻です。





今年も可愛いつるし飾りがいっぱいありました。





入り口付近にはこんなお雛様も、、、

何とも趣があり、今のお雛様とは違う風格がありました。
今や貴重なお雛様ですね。





旧磯部家は江戸期に呉服商を営んでいたそうです。
主屋は江戸時代の建築で、とても趣があります。

間口は狭く、まさにウナギの寝床ですが、主屋から土間を通ると奥には中庭、中座敷、土蔵などがあり
この時期その土蔵の中にもお雛様が展示されています。





中庭に出ると、、、ここにも和服を着た若い女性の姿が、、、

後ろからということで一枚撮らせていただきました。

華やかでいいですね。





立派な土蔵です。

この土蔵は明治期に建てられたものとか。
中に入ると、、、





ここにも何組かのお雛飾りが並んでいます。





屋根に鯱の飾りをもった神殿づくりのような変わった珍しい飾り方です。





この時期はこのお雛様を見学に来る人が多く、この日も外国からの観光客もチラホラ。
日本の素晴らしい伝統の文化ですね。

寒い今年の冬に我が家のお雛様もまだ出していません。

今年はここでお雛様を楽しませていただきました。





街中に戻り店先に並んだお土産の中に、こんな変わった物を見つけ二つほど買ってきました。。

棒の上に並んだ小さいサルボボがいっぱい!!

お店の中に入りじっくり見せていただき、お店の方ともちょっとおしゃべり。

これは「南天九猿」と言い”難を転じて苦を去る”の意で、南天の船に乗った九匹の猿が、
難を持ち去り、良い方向に導いてくれるという縁起物だとか。





サルボボのお猿さんの着物は、ちりめんでできていて、顔は風船かずらの種だそうです。





先頭のお猿さんは、八匹のお猿さんを従えて船頭の役割をしているのだとか。

号令をかけながら、いっぱい積んだ難を運び去ってくれているのでしょうか??

この南天九猿の飾り物は、85歳のおばあちゃんが一生懸命手間暇を惜しんで作られているとか。

さっそく我が家の玄関飾りに並べてみました。


                ~~~  犬山散策 その① 本町通り  ~~~

2018-02-21 | 犬山散策



やっと明るい日差しが差し込んだ先日、久しぶりに犬山の街を散策。

犬山橋を渡れば、国宝犬山城のある城下町犬山はお隣の街で、この本町通りは
犬山の街の中でも一番城下町の雰囲気を十分残している場所です。





どこか京都の街中を思わせる軒下に下がるすだれや格子窓、
ちょっと座りたくなるような緋毛氈の腰掛が城下町の雰囲気を出しています。





着物姿の若い女性を見かけました。

城下町には着物姿が似合いますね。





若者がたくさん並んでいるこのお店は、、、飛騨牛を使ったにぎりのお店でした。





こちらは犬山の特産品やお土産を扱うお店。





中に入ってみると、、、いろいろな品がぎっしりと、、、





犬山森のマルシェ、、、以前にはこんなお店はなかったような??





犬山のすぐ近くの扶桑町で採れる有名な森口大根を扱うお店。

店先に下げられた長ーい大根が目を引きます。





豆類を扱うこのお店も以前は見かけませんでした。





ここもまた森口大根を扱うお店のようです。

それにしてもこの森口大根、こんなに長いものなんですね。

ちょっと中をのぞいてみると、、、





奥は細長く、、、





その奥には枯山水の箱庭があり、窓際にはお茶のできるテーブル席がありました。

ちょっと休憩には良いですね。





街中には観光客を乗せた人力車が走っています。

その先には、去年落雷で破損した鯱の修理中の犬山城が聳えています。

毎年来ているのに来るたびに新しいお店が増えているような、、、???


               ~~~  伝統の犬山祭り (ユネスコ無形文化遺産候補)~~~

2016-04-04 | 犬山散策



京都の旅のアップの途中ですが、4月2日、3日と行われた隣町の犬山祭りに出かけましたので、、、、

今年で三百八十二回目になる針綱神社の例祭は、今年も盛大に行われました。

木曽川を挟み隣町の犬山市に伝わる伝統の犬山祭りは、現在「重要無形民俗文化財」に指定されていますが
現在ユネスコの「無形文化遺産」の候補にもなっているとか。

毎年見る見慣れたお祭りですが、改めて伝統の重みが感じられるお祭りです。





針綱神社前に並んだ三層の絢爛豪華な六基の山車。

十三基が揃う姿は壮観そのものです。





それぞれの山車のからくりが奉納されます。





犬山駅前に並んだ七基の山車。
夕方6時からこの並んだ提灯にろうそくの灯が入れられます。

周りの観衆は、それぞれの山車に365個の提灯に灯が入るのを今や遅しと待っています。





夕方6時過ぎからやっと灯が灯り始めました。

どこからともなく”綺麗!!”の声が上がりました。





次々に点けられる提灯の明かり、、、次第に街の雰囲気も華やいで、、、





すっかり灯が入った山車。提灯の明かりが並びます。





駅の階段の上から眺めていましたが、、今度は下に降りて、、、、、





下から見上げる山車もまた綺麗です。





七基全部に灯が入れられるといよいよ山車が動き出し、駅前の広場で”どんでん”といわれる向きを
替える作業が行われるのですが、これが一仕事。

山車を担ぐ若者数十人が掛け声をかけての大騒ぎ!!!

周りにいる観客も係り員の"危ないから下がって下がって!!”の声に誘導されて~~~





祭りはこの辺りが最高潮!!!

山車の動きに合わせて観客もぞろぞろと街を練り歩きます。





本町通りには針綱神社からの山車がこちらに練り歩いてきます。
ぽっかりと浮かび上がった国宝犬山城をバックに祭りはゆっくりと終わりを迎えました。

娘は今回急用で羽田からとんぼ返りしたオーストラリア人のハズバンドにWifiを使い早速お祭りの様子を送信していました。
この伝統のお祭りと日本の桜をを見せられなかったことは本当に残念でしたが、リアルタイムでお祭りの
雰囲気を伝えられる便利な時代にいることも実感です。

今や世界は近く便利でありがたい時代です。