風のたより

つれづれに

                    シドニーだより  ・・・・・   ワイルドな動物園

2015-01-17 | オーストラリア滞在記  その2



毎週日曜日の午後は、シドニーに住む娘とSkypeでおしゃべりすることになっています。
前回の話題は、年末二人で出かけたという動物園の話でした。

シドニーから車で5~6時間の場所にあるダボという所にある動物園だそうです。、
動物園といっても、そこは園内に宿泊出来る上に夜の動物の様子も観察できるユニークな
動物園だったようです。

広い園内はたくさんの宿泊者のテントがいっぱい!!
家族連れも多いようで、堀の向こうに放し飼いにされた動物を見たり時にはもっと身近に
動物との触れ合いも出来るようです。
さすがオーストラリア、動物園もワイルドですね。

娘婿が撮った写真でちょっと園内の様子をご紹介です。





まづ最初はミーヤキャット。
木の上に立ちあがって何かを見ています。





キャットというぐらいなのでどこか猫に似てますね。
こんな風にお座りもする姿、可愛いですね。





次はガラパゴス像亀。
やっぱり大きくて甲羅の部分が凄い!!
ガラパゴス像亀、初めて見ました。





これはフクロテナガザル。
テナガザルの仲間で最も大型で他のテナガザルの2倍だそうです。

黒い体毛をなびかせ声を上げながら綱から綱へ忙しく飛び回っていたとか、、、





右はアフリカゾウで、左はウシ科のアダックス
アダックスは主に砂漠などに生息し、薄明かり時や夜間に活動するのだそうです。
これも見たことありません。





広い園内にはこんな風にテントが張られ、このテントの中で一夜を明かすオーバーランナイト
が人気のようです。

動物は放し飼いされているようですが、広い堀の向こうなのでまったく危険はなくそのあたりは
安全に管理されているようです。





次に登場は、オーストラリアといえばこのコアラです。
木の上で気持ちよさそうにおねんねしたり、ユーカリの葉っぱをたべたり、、、





左は、エランドアンテロープ。右はサイ。
エランドアンテロープは大鹿またはヘラジカとも言われるようで、体重は1トン近くあるのに
ジャンプ力は凄いとか。

右のサイは英語でRhino(ライノ)と言い、ギリシャ語で”鼻に角を持つもの”だとか。





これはシマウマ。
体全体の縞模様が綺麗ですね。





次は動物園の定番のライオンとキリン。
必ずどこの動物園にもいますね。子供達にはなじみの動物でしょう。





最後は左がチーター、右はアフリカディンゴ。
両方とも日本ではあまり見ることは少ないですね。

チーターのこのヒョウ柄、綺麗ですね。
ディンゴはオーストラリア大陸とその周辺に生息する大陸オオカミの一種のようですが、これは
アフリカディンゴ、体全体に黒い模様が入っていていかにも怖い感じですね。

まだまだいっぱい写真はあり、ご紹介は一部になりましたが、こんなワイルドな自然の中で
テントで一夜を過ごすとは、なんとスリリングなことでしょう。
さすがオーストラリアですね。

             ~~~  シドニーだより ・・・・・ 真夏のサンタクロース ~~~

2013-11-25 | オーストラリア滞在記  その2



11月も残り少なくなり、いよいよ暦も残り1枚になりました。

日本はこれから次第に寒い冬になっていきますが、南半球のオーストラリアは
今がまさに真夏の季節を迎えます。

毎日曜日はシドニーに住む娘とSkypeでおしゃべりの日になっています。
この日は娘夫婦はダーリングハーバー周辺を散歩したようで、青い目の義理の息子が
最近趣味で始めたカメラで撮ったクリスマスシーズンの写真がたくさんあるというので
「あら、見たいわ、送ってよ」ということになり、快く受け入れてくれた彼が数枚の写真を
添付して送ってくれました。

この写真には4人のサンタさんが写っていますが分かりますか?

このハーバーに浮かぶ素敵な水上レストラン、私もシドニー滞在中この周辺を歩いたので
良く覚えています。





青い空に青い海、、、そしてサンタクロースの真っ赤な服が映えてます。

2009年に行ったシドニー滞在記は、よろしかったらこちらからご覧ください。





日本と季節が全く逆なオーストラリアでは、クリスマスのサンタは“サーフボードに乗って
やってくる”と言われるほど。

真夏を迎えるシドニーではサンタは雪の上をソリでではなく、こんな感じで登場するのも
お国柄ですね。





ダーリングハーバーはもともと貿易港の為近くにはコンベンションセンターをはじめ大きな
公共施設がたくさんあり、いつもたくさんの観光客で賑わう界隈です。
コンベンションセンターの壁をよじ登るサンタさん!!





こっちもリバーサイド側のおおきなショッピングセンターのサンタさん。
クリアな写真でこのショッピング街辺りを歩いたことを懐かしく思い出しました。
リバーサイドに面した大きな窓が開放的ですね。

“真夏のクリスマス”日本人にはなんともなじめない光景ですよね。
今思い出しても、なんとも不思議な感覚でした。





送ってくれた写真の中にシドニー湾で有名なハーバーブリッジの写真が、、、、

このハーバーブリッジははブリッジクライミングとして登ることができ2007年には娘夫婦の
プレゼントでこのブリッジクライミングのイベント券をもらい主人と搭乗した思い出があります。
命綱を付けてこの橋のてっぺんまで登り上からのシドニー湾を楽しみました。
今となっては全て懐かしい思い出です。

2007年の滞在記はよろしかったらこちらから~~





今回娘婿から送ってもらった写真の中で、彼が気にいっているのはこの鳩の写真だそうです。
鳩は平和の使いですものね。

Skypeでおしゃべりしている最中に写真はメールで、、、、
こんな便利な時代に本当に感謝です。

さよなら!シドニー

2010-02-25 | オーストラリア滞在記  その2




     空港でのチエックインも無事済み、早起きして空港まで送ってくれた娘たち夫婦と出発までの
     時間コーヒーを飲みながらしばしおしゃべり。
     そうこうしているうちに、いよいよ出発の時間が迫り娘夫婦とはここでお別れです。

     飛行機は定刻を30分以上遅れてやっと飛び立ちました。
     座席は今回も窓際が取れちょうど翼の上。
     飛び立つとすぐに眼下に湾沿いの風景が目に入ってきました。
     あれはいったいどこ?
     どのあたりを飛んでいるのだろう?







     どこか見覚えがあるような、、、
     ひょっとしたら以前娘と行ったボタニー湾に突き出たラ・ペローズ(La Perouse)の海岸だろうか?

     ラ・ペローズはシドニーから南西に行ったボタニー湾の入口辺りにあり、昔先住民と入植者が初めて
     出あった海岸とも言われているとか、、、







     まわりには何もない所だが、この辺りはボタニーベイ国立公園になっていて、広い高台には緑の
     芝生が広がりその先には桟橋で繋がった島がありました。






     このなんでもない桟橋、、、
     実は映画トムクルーズ主演のミッションインポッシブルⅡに出てきた桟橋とか。
     桟橋で繋がれた島はベア島というのだそうです。

     この桟橋に記憶のある方は、相当の映画通でしょうね。
     けっこうシドニー郊外は、映画の撮影場所になっている所が多いようで、、、






     この辺りの海岸でよく見かけたなんとも変わった岩の波打つような形。
     波打ち際には、波の浸食でできたのか無数の穴が、、、、
     変わった動物や植物が多いオーストラリアですが、自然もどこか違うようで、、、






     ボタニー湾の沖合をゆっくりと進む荷をいっぱい積んだ船。
     荷上げは近くのポートボタチーでも行くのかと娘と眺めていたことを思い出しているうちに、、、

     機体は一気に上昇しシドニーの街はあっという間に視界から離れて行きました。
     また来るね!!






     来る時には途中気分が悪くなり映画を見るところではなかったのに、帰りは少々ゆとりも出て
     最近日本では話題になった映画「アマルフィー女神の報酬」を鑑賞。
     イタリアのアマルフィの海岸は行ってみたいところの一つです。

     一台づつついたモニターで皆それどれ映画鑑賞です。
     シドニーから乗り換えの香港までは7時間ほどあり、あとはゆったり、、、






     香港国際空港では、来る時にはあれだけ気になっていた乗り換えもスムースに済み一安心。
     シドニーを朝早く出る便は同日には日本到着なのでぐっと楽なのです。

     ここまで来れば日本ももうすぐ、、
     窓から見えるこの準備中のキャセイに乗ればいいだけです。






     現地時間4時半過ぎ出発した飛行機の翼に夕日があたり、朝9時過ぎシドニーを発った時からの
     時間の経過をかんじながら、、、







     刻々と変わる窓の外の風景。
     次第にオレンジ色に広がる夕景を楽しみながら、心ははや日本へ、、、

     モモ君はどうしているだろう?
     雪は残っているのだろうか?

     そのうち漆黒の闇に入り、機体が無事中部国際空港に着いたのは夜の9時過ぎでした。
     そこから入国審査やセキュリティーチェックを済ませ、空港からの特急に飛び乗って我が家に
     着いたらもう11時を過ぎていました。
     駅からはタクシー。我が家に無事着き、、、、ヤレヤレ!!

     これでなんとか一人で行って帰って来られたことに満足の旅も無事終わりました。


         ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆


     シドニーだよりを長い間お付き合いいただきありがとうございました。

     はや2月ももう数日で終わりですね。
     もうすぐ3月。
     本格的な暖かい春ももうすぐそこに、、、


     夢の住宅地めぐり

2010-02-21 | オーストラリア滞在記  その2




     いよいよ日本への帰国を翌日に控えた土曜日、娘と湾沿いの高級住宅地巡りに出かけました。
     以前にフェリーで廻った場所を今度は車で陸から回ってみようと、、、、
     女性にとって家を見るのはそれだけでも楽しいものですね。
     ちょっぴり覗き趣味もありますが、、、(笑)

     シドニー郊外に広がる高級住宅街はみな湾沿いに広がっています。
     DAUBLE BAY(ダブルベイ),ROSE BAY (ローズベイ) 、、、
     ダブルベイと言われるこの辺りは、土地も家のお値段も2倍するところからダブルペイとも
     言われているようですが、さすが坂の上には豪邸が続きます。








     黒塗りの車が数台並ぶ坂道からはシドニー湾とハーバーブリッジが望めます。
     豪邸はどこの国でも坂の上にあるものなんでしょうか?
     長い塀の間にある入り口の奥には豪華な玄関がありました。
     玄関までの引き込みが長いこと!!







     反対側のこちらもかなりの豪邸です。
     やっぱり高い塀が巡らされています。
     塀の向こうはどうなっているのかと覗いてみたくなり、、、
     背伸びしてみると、、、、(失礼しました)







     現れたのがこのお庭!!!
     なんと立派なフランス式庭園にテニスコート!!
     家の下には専用の船着き場もあるようで、、、
     さすがお金持ちは違いますね。







     この辺りはローズベイと言われる高級住宅街。
     同じ湾沿いに続く二つ目の住宅街です。

     前には湾、後ろには山を控えた絶好のロケーションです。
     はたして本当に一軒の住宅かしらと思うほどですね。
     一体どんな人が住んでいるのでしょう?







     こちらは依然娘たち夫婦と一緒にウォーキングして回ったカナダベイ。
     シドニーの中心街から車で15分もするとこんな風景が広がる場所です。
     郊外とは言えない近さでも、こののどかさがいいですね。







     目の前をカナダベイに向けて立つ大きなサンルームを持った家。
     ベランダも広く気持よさそうです。
     湾沿いを歩きながら娘夫婦とあれこれ夢をかたりながら、、、、







     いつかはこの辺りに一軒家を持ちたいと大きな夢を持つ二人。
     夢は大きければ大きいほどいいですものね。
     いつかはきっと、、、、ちょっぴり期待しましょう。







   ロックス街歩き

2010-02-17 | オーストラリア滞在記  その2




     いよいよシドニーの滞在期間も残り少なくなり、まだ見残していたロックスへ出かけました。
     サーキュラキーまでは例の555のバスに乗り、、そこからロックスまでは歩いてすぐです。
     シドニーの中心街より北に進んだこの辺りからは中心街の高いビルも見えますが、周りは何となく
     雰囲気が違います。









     それもそのはず、この辺りは歴史の浅いシドニーの街の中で、最もオーストラリアの歴史を感じ
     られる場所で、1788年1月26日アーサーフィリップ総督率いるイギリスからの移民船がこの
     ロックスに上陸しイギリスの植民地を宣言した場所なのだそうです。
     ロックスという名はこの辺りはゴツゴツした岩場が多いことから付いた名だとか。









     ロックスは言わばシドニーの歴史地区と言ったところでしょうか。
     シドニーの中心街とはちょっと趣を異にするレンガ造りの街並みが続きます。
     この古い建物は19世紀中頃に建てられたテラスハウス。
     窓からのぞくと今でも当時を彷彿とさせるような家具が並び雑貨や食べ物が売られていました。








     こちらも赤レンガ造りの建物です。
     この周辺の古い建物は19世紀後半、伝染病根絶のため多くが焼き払われ、その後1970年代以降に
     開拓当時の姿に復元された物とか。
     一時はスラム化していた時もあったようですが、今では住宅街やホテルやパブ、その他芸術、工芸
     画廊、アンティークショップなどが並ぶ観光地となっています。









     ロックスは坂や階段が多く、細い横道や入り組んだ小道もあり、なんだかすっかり見知らぬ街に
     迷いこんだような楽しさがありました。

     すっかりすり減った階段をのぼってみると、、、








     この場所の詳しい説明の書かれた看板がありました。
     すべて英文なのですが、丁寧な絵入りで大体のことはわかりました。
     観光客もそれだけ多いということなんでしょうね。









     どうやらここは、18世紀後半イギリスからの最初の入植者達が住んでいた一角だったようです。
     すり減った階段は、その当時の人々が登り下がりに利用した階段だったのでしょうね。
     今では観光客もたくさんこの階段を登っていますが、、、

     今にも18世紀の恰好をした人々が戸口から出てきそうな雰囲気がありました。

    






     路地裏をぐるぐる廻っているうちにはこんな細道に、、、
     ロックスは町全体が巨大な迷路のようになっています。
     この細い路地裏の先には一体どんなお店が???

     まわりには小さいギャラリーや変わったカフェも、、、
     ロックスは路地裏の向こうに何が出てくるかわからない楽しさがある所です。









     大通りに面した場所にあった画廊に入ってみました。
     三階まで吹き抜けのゆったりとしたギヤラリーです。

     愛想の好さそうな店員が“日本の方ですか?”と話しかけてきました。
     日本人と分かると富士山や東京タワーや新宿などが一枚の絵の中に収まった油絵を
     得意げに紹介してくれましたが、、、、

     この辺りは画廊もいっぱい。
     オーストラリアのアーチスト、ケン・ドーンのお店もありました。
     なぜか写真にとれず残念でしたが、、、








     路地を曲がった先に開けた所にギャラリーとカフェが並んでいました。
     すっかり歩きまわりこの先のカフェで一休み。
     まろやかなカフェラテが疲れをとってくれます。
     





     にぎやかな街中からそんなに離れていないのに意外なほど静かな一角でした。
     ここでゆっくりコーヒーをいただき、、、









     一休みした後はまた街歩きです。
     ロックスは気ままにぶらっと歩くのが一番とか、、、

     勝ってきままに歩いているうちに、とうとうハバーブリッジの下まで来てしまいました。
     下からみるハーバーブリッジは大きいいですね!!
     この上には8車線の車道とシティレールの複線の鉄道線路と歩道が走っており、車線が世界一多い橋
     としても知られているのです。
     大きい筈ですね。










     戻り道で見かけたこのお店は、オーストラリアの男性が時々かぶっている帽子のお店。
     天井までぎっしりと並んでいました。
     テンガロンハットと言うのかと思ったら、この帽子ブッシュハットというものだそうです。

     昔の映画「クロコダイル・ダンディ」で主人公が被っている帽子も典型的なブッシュハットだとか。
     正式にはオーストラリアン・ブッシュ・ハットというそうですが、こちらの男性は本当によくこの
     帽子が似合うんですよ。









     にぎやかな一角に出てきました。
     どうやら今日はマーケットが開かれれているようです。
     マーケットの前ではギターの生演奏が流れ、パブでは生ビールを楽しむ人々が、、、、
     そういえばこのあたりにはパブ巡りのツアーもあるようです。








     一巡りしてまたここに、、、、

     ロックスの街に入り一番目に付いたこのなんでもないトンネル。
     その時はまったく知らずにずいぶん大きなトンネルだなと思ったぐらいでしたが、、、
     実はこのトンネル、ロックスで一番歴史が生々しく残っている場所かも知れません。
     「アーガイル・カット」と言われて歴史的にも非常に価値のあるトンネルだったのです。

     1843年から1867年の間にオーストラリアに渡った囚人達によってハンマーとノミだけで
     くり抜かれたトンネルだとか。
     そうと知っていたらもう少しじっくり見たのに、、、
     近くで見るとノミとハンマーの跡が今でもしっかり残っているそうです。
     そしてこのトンネルは、映画「マトリックス」のロケ現場に使われた場所だとか。

     ロックスは歴史の浅いシドニーの中でも18世紀の面影が色濃く残ったちょっと興味深く
     面白い場所でした。