風のたより

つれづれに

                ~~~  エリマキキツネザル、リスザル、マンドリル  ~~~

2016-02-14 | 日本モンキーパーク



モンキーセンターの中にはまだまだ変わったお猿さんがいっぱいいます。

これは同じキツネザルの仲間のエリマキキツネザル。
生息地は同じマダガスカルの熱帯雨林。





体の色はパンダと同じ白と黒の二色で、全体的にどっしりとした体形です。
顔のまわりには白い長い毛がエリマキのように生えていて、これが名前の由来のようです。





本来はマダガスカル島東部の湿度の高い常緑樹林に生息し、ほとんど樹上生活をしているとか。

このエリマキキツネザルも尻尾はかなり長いです。
この長いしっぽは首に巻いてエリマキになりそうですが、名前の由来は違うようですね。





こちらは体調30センチ足らずの可愛いリスザル。

木々の間をせわしなくぴょんぴょん飛び回っていて、なかなかカメラに収められません。
丁度木の上に登ったところを、、、、、





ふるさとは中南米の森林。
小さくて可愛いので今ペットとしての需要が多いのだとか。





こちらはなんともユニークなこの顔の色合いにくぎ付けになったお猿さん。
まるで歌舞伎役者の隈どりのような顔が特徴のマンドリル。

赤い鼻と青い頬と黄色いひげが特徴で、小さい目はその上にあるのですが、、、、、
色合いの鮮やかなのは雄で、雌や子供は地味な色だそうです。





ふるさとはアフリカ西部の熱帯雨林。

主に地上生活をしていて果実や木の実、キノコなどを食べ、時には昆虫や蛇やトカゲなど
食べています。





またマンドリルはたくさんの群れで生活することが多く、行動範囲は5~50k㎡とか。
性格はけっこう荒っぽいようで、この日もしきりに威嚇するような声を出していました。





現在このマンドリルは絶滅危惧種としてレッドリストに指定されているのだそうです。
このマンドリルはなかなか見られないお猿さんでした。

お猿さんの世界もいろいろあって面白いですね。



                 ~~~  日向ぼっこが大好きなワオキツネザル  ~~~

2016-02-12 | 日本モンキーパーク



犬山のモンキーセンターには可愛いお猿さんがいっぱいいます。

特にこのワオキツネザルは、人間が檻の中に入り自由に動き回る姿をまじかで見られるので
見物客に特に喜ばれています。

今年は猿年とあってか園内にはいつもの年より見物客が特に多いとか。





ちょこっと座った独特の姿がなんとも可愛い!!





ふわふわしたもっこりお尻も可愛いですね。





同じ方向を向いて何を見ていたのでしょう???





ワオキツネザルの名前は、どうやら輪の模様が入ったこの尻尾からきているようです。
それにしても尻尾は、こんなに長いんですね。

尾は体より長く、56cm-63cmにもなり、尻尾の輪の模様は14~15もあるとか。





マダガスカルが故郷のこのお猿さんは、寒い冬の日でも冬の日差しにお腹を出して日向ぼっこ。
日向ぼっこをするサルとして有名になりました。

やっぱりこの姿はユーモラスですよね。





”今日も寒いね!”
”寒いのはやだね”
なんて会話してるのでしょうか?





食べ物は小さい虫や木の実や葉っぱなど雑食で何でも食べるようです。





この子はこのアオヅタがお気に入りのようで、、、、
そういえば、みんなで食べていたのも(一番上の写真)シダでしたね。





ワオキツネザルはけっこう人懐っこいところがあり、見ている人のすぐ近くまでやってきて
手を出したりしてとても社交的。
でも係の方が”体には触らないで下さいと!”言っていましたが、、、

そのぴょんぴょんと飛び跳ねる可愛い姿は、見ていて飽きることがありませんでした。



                ~~~ 冬の風物詩・・・・・たき火にあたるお猿さん  ~~~

2016-02-09 | 日本モンキーパーク



この時期になると冬の風物詩の”焚き火にあたるサル”が今回も2015年12月22日~2016年2月28日の
土日祝日に犬山にあるモンキセンターで行われています。

ここには約160頭のヤクニホンザルの群れが住んでいます。





普通サルは火を怖がるらしいのですが,ここのヤクニポンザルは全くと言っていいほど怖がりません。
焚火が始まると、三々五々あちこちから集まってきて慣れた感じです。

寒い日はやっぱりお猿さんも暖を取りたいのでしょうね。





係りのお兄さんが焚火にあたると、一緒に暖を取っています。

そして焚火に集まるもう一つのお楽しみは、、、、なんと焼き芋でした。





こんな高い所から焚火の様子を見ているお猿さんもいます。





焚火から遠巻きに見ているこの子達は、焚火より焼き芋も待っているのかもしれません。





そろそろ午後2時半過ぎ、焼き芋の出来上がる時間になりました。

焼き芋を掘り起こす係りのお兄さん達~~~





煙を合図に、あちこちからサルが集まってきます。

もうもうと立ち込める煙で、上で見ている観客からはよく見えなくなりました。





そして、焚火から掘り起こされた焼き芋はサルたちに配られました。

焚火から出た焼き芋が熱いので、近くの水たまりに浸けて食べるお利口なお猿さんもいます。





この子は高い場所に上り一人黙々と、、、、、





親子のお猿さん、、、、美味しい焼き芋はちゃんと子供にも分けていました。

犬山モンキーセンターのモンキーバレーで行われているこの”焚火にあたるサル”のイベントは
この地を襲った伊勢湾台風以来の伝統行事になっているということです。
流れてきた廃材を使い始めたのが始まりだそうです。

”焚火にあたるサル”のイベントは、やっぱりこの時期にしか見られない冬の風物詩になっています。



                       そのほかの珍しいサルいろいろ

2015-02-17 | 日本モンキーパーク



モンキーセンターには、まだまだ変わったサルがいっぱいいます。
せっかくなので園内を巡ってみると、、、、

白と黒の体に長い尻尾がずらっと並んで、、、、これもサル??





一団で固まっていると、どこが顔でどこが体か見分けがつかないほどですが、、、





こんな顔して気持ちよさそうに昼寝してました。

アフリカ生まれのアビシニアコロブスというのだそうです。





生まれたばかりの赤ん坊は真っ白で、約3か月でやっと大人と同じようなこんな配色になるとか。

こうして並んでいる姿、やっぱりユニークでサルのイメージとはちょっと違いますね。





次は全身が銀灰色の毛で覆われたアジアに生息するその名もシルバールトン。

生まれたばかりの赤ん坊は金色をしており、やはり3か月ほどで親と同じこの銀灰色になるようです。
動物は子供の時と違い大人になると色合いが変わるのが多いみたいですね。





額に変わった三日月型のオレンジの模様があるのは、アフリカ生まれのブラッザグエノン。

お洒落な帽子をかぶったようにも見えます。





二匹仲よく寄り添っているのは、東南アジアに生息するブタオザル。

ブタオザルという名前は、豚に似ているからでしょうか?? 不明ですが、、、





これはアルジェリアからモロッコにかけてのアフリカ西北部に生息するバーバリーマカクと言われるサル。

体の一部がちょっと淡いブルーがかっています。





おサルの顔はまっかっか、、、、というけど、ほんとこのサルの顔はまさに真っ赤。

名前もベニガオザル、(笑) 中国から東南アジアに生息しているとか。





アフリカ西部に生息するこのサルの名前は、バッティコファーグエノン。

舌をかみそうな名前で絶対覚えられません。(笑)
白い鼻と顎の下のふさふさの白い顎鬚は、まるでサンタのおじさんのようです。





顔のまん中が赤く、その両側には青色の縦の溝があり、下には黄色い顎鬚が生えるこのユニークなサルは
アフリカ原産のマンドリル。

鮮やかな色合いが目立ち、そのユニークさからモンキーセンターのパンフレットを飾るほどです。
正面の写真が撮れなかったのはちょっと残念でした。





大きな木々の間を元気よく走りまわっていたのは、その名もボリビアリスザル。
尻尾も長く確かにリスによく似ています。

ボリビアやブラジル、ペルーなどのアマゾン上流域に住んでいるようです。
体の黄色がけっこう目立ちます。





この日一番大きな声でうるさいほど叫んでいたのは、このフクロテナガザルでした。

名前の通り手が長く高い鉄塔の上をひょいひょいと綱渡り。
綱渡りしながら、子サルも加わって家族で大合唱でした。





このフクロテナガザル、スマトラ島やマレー半島に生息し、のどの大きな袋を膨らませて大声を響かせていたようで
その声は園内のどこにいてもよく聞こえてました。

さすがに日本モンキーセンター、見たことのないようなサルがまだまだいっぱいで見きれないほどでした。

                       ひなたぼっこ大好き!!  ワオキツネザル

2015-02-14 | 日本モンキーパーク



犬山の日本モンキーセンターにはヤクニンザルのほかにも珍しいサルがいっぱいいます。
その中でもこのワオキツネザルはとってもユニーク。

マダガスカルの南西部に生息するサルで、名前はどうやら尻尾の黒と白の模様が輪になっていることと、
顔が狐に似ている事から付いた名前のようです。





時間によっては檻から出されて自由に動き回る姿を見ることが出来ます。
、、、といっても、結局は見る方が大きな放し飼いのコーナーに入ることになりますが、、、





ふだんはこうして集団でメスを中心に五~十数匹で行動することが多いとか。





どうやらワオキツネザルの世界では、オスよりメスが強く、オスは4~5年で群れから離れ母親と子供達が
中心になっていく母系集団なのだそうです。

オスはなんだかちょっと可愛そうな気がしますね。





メスを中心とした集団の中でも優劣があるようで、縄張り争いをするのはメスの母親同士とか。
戦っているのはメス同士でオスが戦うことはほとんどないのだそうです。





ちょっと見にはどれが親でどれが子かわかりませんが、家族なんでしょうね。
長い尻尾を立てて、、、





そのうちにワオキツネザル独特のユニークな姿が始まりました。
冬の時期に見られる姿で、太陽に向かって大きくお腹を広げひなたぼっこです。





あっちでも、、、、





こっちでも、、、





ちょこんと座ってひなたぼっこする姿は、なんとほほえましいこと!!





思い切りお腹を日に向けて、、、





むこうには、変った尻尾の使い方をしているワオキツネザルの姿が、、、
まるで長い尻尾を襟巻のように首に巻いて、、、





白黒の襟巻はとってもお洒落です。





そしてやっぱりワオキツネザルのユニークなこのひなたぼっこの姿は、一番の見所かもしれません。
この姿もまた、この時期だからこそ見られるものですね。

このワオキツネザル、今では国際自然保護連合の保存状況評価によって、準絶滅危惧種としてレッドリスト
に指定されているのだそうです。

こんな可愛い姿、いつか見られなくなってしまうのでしょうか??