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このゼントリンガー通りの先に一風変った教会があります。
アザムという画家と彫刻家の兄弟が私財をなげうって自分たちの美意識の赴くままに建てたと
言われるアザム教会です。
ミュンヘンに来ていろいろの教会を見ましたが、個人が建てた教会を見るのは初めてのことでした。
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このアザム教会は、大通りに面した建物の連なる場所にあるため、一見すると教会とは
気づかず素通りしてしまいそうです。
ここがその教会ですが、自宅の隣に自分たち専用の教会を建てたとのこと。
一体中はどんな感じの教会なのでしょう。興味が湧きました。
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ここが教会の入口。
かなり豪華な設えです。
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一歩足を踏み入れて、、、、、まずその豪華さに圧倒されました。
鉄製の豪華で繊細なデザインの扉の奥には、、、、
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決して広い教会内ではありませんでしたが、どこを見回しても一部の隙もないほどに
施されたその絢爛豪華な後期バロック様式と言われる装飾に息をのむ思いがしました。
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中央祭壇から天井にかけて、、、
隙間なく施されている彫刻と絵画。
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中央祭壇から左上部。
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どこを見ても絢爛豪華としか言いようがありません。
天井から左右上下の装飾の息の詰まるような豪華さに、ただただ見とれました。
さすがに絵画と彫刻のふたりの兄弟、、、、
そこかしこにふんだんに取り入れられている絵画と見事な彫刻の数々、、、うーん凄い!!
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祭壇中央から右上部。
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後ろを振り返ると、、、、大通りから差し込んだ光が天窓からも差し込み、鉄の扉の装飾が
まるでレースのような繊細なシルエットとなっています。
思わず“綺麗!!”
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ぐっと近づいて、、、、まさに鉄のレースそのものです。
綺麗ですね。
そして優美な色合いの天井画もここまで広がって、、、、
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入る時には気づかなかった入口の天井、、、
ここにも優雅な天使のような彫刻が、、、
太陽のデザインも斬新そのものです。
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飽きるほど気の済むまで眺めた教会内部。
帰りがけに見つけたこの看板の言葉の意味は、、、、???
この教会は、18世紀半ば二人の兄弟が教会などからの何の制約も受けず、自分たちの思うがままに
美と芸術を追求し、絵画と彫刻にバロック様式とロココ様式をふんだんに取り入れ、そして自分たちの
思いを惜しみなく注ぎ込んだ個人の教会でした。
その凄さをただただ圧倒されながら目上げてきました。
ミュンヘンの教会の中でも、一風変わったこのアザム教会は、一見の価値十分ありでした。