風のたより

つれづれに

               ~~~  台湾の旅(番外編) バスの窓から見た台湾  ~~~

2017-05-16 | 台湾の旅



台湾の旅の番外編として、バスの窓から見えた今の台湾の姿をご紹介します。
(揺れるバスの車窓からの写真ばかりですので、わかりずらい点はご容赦を。)

台湾というとまず思うのは街中を走るバイクの多さですが、今回もたくさんの
バイクの走る姿と、ずらっと並んだ駐輪されたバイクを見ました。





街中のバイク、信号で一時停止ですが、その後一斉にgo!!
この姿は台湾のどこでも見られる光景でした。

日本の軽自動車にあたるものはないので、一般の人々(特に若い人)の通勤はこのバイクが主流
なのだそうです。

冬でも日本ほど寒くならないのでできる通勤ですが、台風や雨の時は大変でしょうね。





台湾の高速道路には2014年に全土に自動料金収受システム(ETC)が導入され
料金所はすべて廃止されたそうです。

道路上に設置された(四角い横長の)装備e-TAGと呼ばれる小型ラベルを読み取る方式で
料金は徴収される為日本のような料金所はどこにもありませんでした。

これは日本よりかなり進んでいると思いませんか?





これはグワバの畑、延々と続いていました。
グワバの畑、やっぱり南国です。





畑に転がっているのは、、、、スイカでした。





川沿いには、たくさんのアヒルが飼育されているのが見えました。





またこんな風景も、、、、

これは台湾のお墓です。沖縄で見たお墓の形によく似ています。
日本のお墓の形とはだいぶ違います。





台中の街中のバス停留所。

近代的な停留所にびっくり!!





台北に近づいた車窓からは、建物の上に大きなタンクが並ぶ光景を見ました。

生水が飲めない台湾では、まだまだこうした貯水槽が欠かせないのだそうです。





高速道路沿いの高層マンションは、投資目的の為に空き部屋が多く、夜は真っ暗な部屋が
多いとか。





かつて蒋介石の妻が経営にも携わっていたといわれる台北屈指の有名ホテル圓山大飯店
が見えてきました。

いよいよ台湾を走る高速道路からの台湾の紹介も終わりです。

                 ~~~  台湾の旅⑧ 国立故宮博物院  ~~~

2017-05-13 | 台湾の旅



台湾旅行4日目の最終日は、台北にある国立故宮博物院の見学でした。

故宮博物院は、世界四大美術館の一つとされ、中国の歴代王朝の収蔵品を中心に歴史が育んだ
銘品や珍品が数多く展示されています。

本館の正面に立つ石造りのアーチ型門。





本館前には朝から多くの観光客が訪れ、ひっきりなしに記念撮影が行われていました。





この故宮博物院には69万点もの秘法が収蔵されており、その中の約2万点が常時展示されています。

中でも特に世界に誇る秘法の代表格は、この「翠玉白菜」
天然翡翠から仕上げられた白菜の彫り物で、故宮博物院のシンボルだそうです。





これも翡翠の置物でしょう。

翡翠の深い色合いの見事な置物です。





これは幻の技が生んだ見事な象牙細工です。

21層になった球体のすべてに透かし彫りがなされていて、一体どんな風に彫られたものか
しばし立ち尽くして考えてしまいます。(笑)





上品な色合いの白磁や、、、





、、、青磁の器。





真ん中の器は不思議な形です。

どんなふうに使ったものか、説明文をしっかり読んでこず不明です。





こちらは器の中に500文字もの銘文が刻まれた「毛公鼎」と言われる青銅の器。





今では採ることもままならない赤珊瑚の飾り物。





こちらは翡翠を使った48枚の翡翠の屛風。
特に驚きは、裏表両面とも同じ彫になっていることです。

一時昭和天皇に献上されたものでしたが、終戦後返却されたものだそうです。

まだまだいっぱい素晴らしい名品、珍品が勢ぞろいでしたが、今回紹介できたのは
ほんの一部でした。





広大な国立故宮博物院の敷地内には中国式の庭園が広がり、木々の緑も鮮やかでしたが
この後旅行中初めての小雨になりました。

長い間台湾の旅、お付き合いいただきありがとうございました。
台湾を旅するご予定のある方に少しでもお役に立てたら幸です。


                  ~~~  台湾の旅⑦ 台北101からの夜景  ~~~

2017-05-11 | 台湾の旅



台湾3日目の夜は、台北の誇る超高層ビル台北101からの眺めを楽しむオプションに参加しました。
台北101の高さは509.2mで、地上101階、地下5階からなり、台北101の名前はここから来ています。

東京のスカイツリーは地上634mで高さから言うと高いのですが、東京スカイツリーは
電波塔なのに対し、台北101は台北国際金融センターとしての商業施設ということでした。





建物の中に入り5階まで上がります。
建物の中には有名ブティックのお店や高級品の並ぶお店がありましたが客は少なめです。

いよいよここ5階からからエレベーターに乗って展望デッキのある89階まで上がります。





エレベーターの中の天井の煌めが綺麗です。
東京スカイツリーで乗ったエレベーターの中の装飾にやや似ていました。

5階から89階までの382mを、たった37秒で登ります。





あっという間に展望デッキに出ました。

眼下には台北の夜景が広がっています。
うっかり窓のガラスに近付けずに撮ったら、、、、風景はぼやけてしまい失敗!!





場所を移動してこちら側へ、、、、

綺麗な台北の夜景を、今度はなんとか、、、





ここは89階からの眺めですが、条件が揃えば91階の屋外展望デッキからの夜景を楽しむことが
できるということでしたが、この日は残念ながら風が強いため出られませんでした。





代わりに一階下がりこの超高層ビルの安全を守る大きな仕掛けを見てきました。

それがこの「マスダンパー」という重さ660トン、直径5.5メートルの巨大な玉です。
主な目的は建物のバランスを保ち、強風が吹いたときの揺れを低減させることで、87階~91階の
中心となる位置に設置されているのだそうです。

この球体が地震や強風から守ってくれているのです。





パネルで見る台北101は、よく見ると8層おきに節があり、節は全部で8つ。

これは末広がりの八と節は竹の節を表し、ぐんぐん伸びる竹のイメージでこの101は
造られたということです。





会場には台北101を紹介するたくさんのパネルもありました。

他のビルに比べやっぱり高いですね。





この台北101は2004年12月31日にオープンしましたが、ここでも日本の技術が多く投入されました。

2007年中東のドバイのブルジュ・ハリファに抜かされるまでは、世界一速いエレベーターとして
ギネスブックにも認定されていたのだそうです。

最近ではこの台北101の節々から上がるカウントダウンの花火が話題を呼びました。


                 ~~~  台湾の旅⑥ 忠烈祠の衛兵交代  ~~~

2017-05-09 | 台湾の旅



午後は台中から台北に戻り忠烈祠の衛兵交代を見ることになりました。

ここ忠烈祠は、国のために活躍した33万人の英霊が祀られている追悼施設で
かつて日本の護国神社があった場所ですが、戦後は「忠烈祠」と改められました。





忠烈祠の衛兵交代は陸、空、海軍から選抜された兵士が大門と大殿を各2人で守護し
1時間毎に交代するイベントです。





陸、空、海軍から選抜された兵士の条件は、高卒以上で犯罪歴がなく、身長175㎝~195㎝、
体重65kg±1kgとか。

スマートですね。

微動だにせず、瞬き一つしない様子に観光客は不思議に眺めます。
兵士は40分間このままで、、、、一般人には決してできない行動ですね。





このイケメン兵士たちの衛兵交代は台湾観光の見逃がせない観光となっています。

衛兵交代は午前9時から始まり、この日も広場にはびっしりの観光客が取り囲んでいました。





衛兵交代は、大門から兵士が大殿に向かって行進します。

兵士の歩む石畳には数本の跡が自然にできたのだそうです。
引かれた線ではなく、毎日毎日一時間ごとに行われる式のために自然にできたものとか。





整列した兵士が足並みをそろえ歩む姿は清々しささえ感じます。

靴底の金具がガッガと響きます。
持っている銃は重さ6キロもあるとか。





大門から歩き出した兵士が大殿までたどり着き、ここで大殿にいた兵士との
交代が行われます。





交代を済んだ五人の兵士が、今度は大殿から大門に向かい歩みます。





この間観光客は自由にカメラに収めることが許されていて、みな兵士の周りに
着かづ離れずしながらカメラに納めます。





広場の真ん中で大門の兵士も歩み寄りここで合流し、交代式もいよいよ終盤となります。





ピーンとした張り詰めた雰囲気の中で、きびきびと行われた衛兵交代は、台湾旅行中
やっぱり一見の価値ありでした。



                    ~~~  台湾の旅⑤ 彩虹眷村と日月潭  ~~~

2017-05-06 | 台湾の旅



台湾旅行三日目は、台中の市内の彩虹眷村を尋ねました。

バスを下りるとすぐに、カラフルに色どりされた、まさに極彩色の家が現れました。





家の外壁から壁、通路、庭にある置物に至るまで一面に描かれた極彩色の絵です。





この超アート的な絵は一躍インスタグラムで話題になり、今や台湾旅行の人気観光スポットだとか。

でも誰が、何の目的でこん絵を描いたのでしょう??





さぞや若い人かと思いきや、、、、
この絵の中心にいる、このおじさんが描いたというのには驚きました。

戦後に中国大陸からの移住者が暮らした居住区の一つだったこの場所に、香港出身の黄さんが
2008年ごろから”退屈だったから”と描き始めたのだとか。
現在90歳を超えたお年だそうです。

それにしてもこのアート、若者に負けない迫力には圧倒されました。





彩虹眷村を見た後は、バスはさらに進み淡水湖として台湾最大の面積を誇る日月潭にやってきました。

エメラルドグリーンンの湖面が綺麗に見渡せます。





日本の統治時代にはダムの建設もなされ、また避暑地としても開発された歴史もあるようです。

日月潭の名前の由来は、湖に浮かぶ島を境に分けると太陽と月のような形に見えることからとか。
今や台湾屈指のリゾート地になっています。





湖の前に聳えるのは、文武廟。

文武廟は1938年に建立され、廟としては台湾で最大級のものといわれています。






廟は前殿、中殿、後殿の三殿様式になっており、前殿は文廟で文の神である孔子が、
中殿は武廟で武の神である岳飛や関羽が祀られています。

この階段を上って、、、、





前殿(文廟)と中殿(武廟)の間にある九頭の龍の彫刻は、この文武廟の中でも
特に有名な彫刻とか。





中殿(武廟)の境内から見た前殿(文廟)

朱塗りの建物と金の飾り物がますますきらびやかを出しています。





武廟の中に入ってきました。

煌びやかな武聖殿とおびただしい数の金色の仏像が飾られたドーム状の天井。
中央には岳飛(左)関羽(右・赤い顔)が祀られています

この廟の前では面白い占いがあると添乗員の頼さんがやり方を紹介してくれました。





机の上に載っている二つのウリのようなものを持って願いを込めながら祈り、その後ぱっと手から放ちます。

その時片側が表、片側が裏と出ると最高で、表表、裏裏ではダメでとか。
何回もやれますが、一度で裏表が出ると最高といいます。

教えどうりやってみると、、、、、なんと一回で裏表が出ました。

その後引いた竹のおみくじでは99番が出、その99番の竹をもって紙の札99番を頂きます。
その札を開けてみると上吉でした。

上吉は最高とかで書かれている内容に気を良くし、いただいた99番のおみくじの札は
日月潭で引いた思い出のおみくじとして今でも額に入れて飾っています。

当たるも八卦、当たらぬのも八卦といいますが”信じる者は救われる”ですからね。(笑)