風のたより

つれづれに

               ~~~~~   河井寛次郎記念館  その1  ~~~~~

2014-09-30 | 京都散策



途中、御岳山の噴火で話が飛んでしまいましたが、前回の京都の続きです。

京都へ行ったら是非寄りたい所がもう一つありました。
これも「ぶらぶら美術館」で紹介されていた五条の近くにある「河井寛次郎記念館」です。

河井寛次郎は、大正から昭和にかけて京都を中心にに活躍した陶芸作家で、彼が設計し亡くなるまで
暮らしていたという住居が現在は一般公開されています。

住居は寛次郎が暮らしていた当時のままで、館内には彼が制作、デザインした家具や調度品の数々や
陶芸作品の一部が公開されていて、中庭奥には実際に使われていた窯や陶房もそのまま残されている
ということでした。

市バスから降りて、さてどっちの道を行けばいいのか迷うほどの細道の先に記念館はありました。





入口を入って右の和室。
落ち着いた和の雰囲気のお部屋が目に入りました。





入口正面の土間。
間口は狭いが奥行きが長い、いかにも京都らしい作りです。
この先の右側に受付が、、、入館料は大人900円とちょっと高めでしたが、、、





入口から先ず見えるこの部屋の雰囲気を見た瞬間、、、、来てよかったと思いました。
どっしりと落ち着いたこの重厚な雰囲気の中に、どこかゆったりと流れる時間を感じられます。

落ち着けそうな、とっても良い感じです。





反対側から見ると、、、
全体が木の調度品が多くどっしりと落ち着いた雰囲気で、変った木の腰掛けが目に着きました。





窓際にはこんな変わった物が??
これは一体?
ステンレスでできたストーブでしょうか?





ストーブの前には、いかにも座り心地よさそうな木の腰掛けが、、、

実際座らせていただいたら、お尻がすっぽりと収まり安定があり座り心地満点でした。
これもきっと彼の作品なのでしょうね。





この部屋の中心らしき場所には、こんな変った神棚らしきものがありました。
今まで見たこともないユニークな作りです。





横から見ると、こんな作りで、、、
今で言う食器戸棚でしょうか?





その隣には囲炉裏があり、紅白の餅花が飾られていました。
きっとこの変った自在鍵も彼の作品なのでしょう。





この部屋から2,3段上がった所には二部屋の和室があります。
ここは窓側の和室。





そしてこちらは奥の部屋。





木のテーブルの上に置かれた季節のあしらい。
女郎花と菊、そして胡桃の実が秋を感じさえてくれます。





次々と訪れる客の中には外国の方もけっこう見えました。
皆さんガイドブック片手に各作品をじっくりと観賞されていました。





一階の部屋の中をゆっくり見せて頂いた後は、今度は二階のお部屋に~~。

二階にはどんな作品や調度があるのでしょうか。
わくわくしながら階段を上がりました。

                      ~~~~~  御岳山の噴火  ~~~~~

2014-09-28 | Weblog



長野県と岐阜県境の御岳山が27日午前11時53分頃噴火したというニュースにびっくりしました。
御岳山には登ったことがなくても、うぬまの森の展望台からはよく眺めている山です。

久しぶりに朝のウォークングを兼ねうぬまの森へ~~~
午前6時過ぎ、眼下に見える町もまだ静か。





展望塔のある広場から、、、
南に連なる山々を朝霧が流れていきます。





白い衣をたなびかせたように流れる朝霧~~~~

残念!!
いつも登れる展望塔は工事中で上まで登れず、ここからでは御岳山は見えませんでした。
仕方なくもう少し東の方に移動です。





やっと東のはずれまで来ました。
ここからなら御岳山が見えるはずですが、、、、、??

いつもなら見える御岳山が、きょうはどこ???
あの白雲が上がっている上の辺りのはずですが、、、、





あたりが少し明るくなってきましたが、御岳山はやっぱりはっきりとは分かりません。





でもやっぱりあの白い雲の上だと思うのですが、、、、、
あの白い雲の流れも水蒸気爆発のせいでしょうか?

南側斜面を噴煙が3キロ以上にわたり流れる様子も記録されたとか。





御岳山の左に連なる山々は、いつものように見えていました。





眼下には木曽川の流れが、、、、
ここで大きく南に蛇行していきます。





家に戻りテレビや新聞のニュースで、山頂付近ではまだ30人以上が心肺停止の状態ということでした。
思いがけず大きな災害になってしまった御岳山の噴火、いつ収まるのでしょうか?
被害に遭われた方々の一日も早い回復を祈るのみです。

やっぱり災難はいつやってくるか分らないことを知らされました。

              ~~~ 秋の彼岸法要、、、、そして「伊藤若冲の名宝展」へ ~~~

2014-09-25 | 京都散策



秋の彼岸法要の御案内をいただき久しぶりに京都、西本願寺へ。
JRを乗り継いで2時間半、車窓を楽しんでいるともう京都です。

この日は丁度お彼岸のお中日でお天気にも恵まれ、いつもながら参拝者は全国各地からいっぱいです。
龍虎殿で受付を済ませ、御影堂から廊下を渡り法要のある阿弥陀堂へ。
もうすでにいっぱいの人が、法要の始まりを待っていました。





10時より最前列に10人、壇を上がった両側に5人づつ計20人の僧侶のもと、いよいよ
秋の彼岸法要が始まりました。
読経と鐘の音が広い講堂に流れ荘厳な雰囲気が漂います。

途中、じゃりんじゃりんと音がするのは、参拝の方々が入れるお賽銭の音でした。
法要は1時間以上も続き、椅子をお借りしていてよかったと~~~





午前中の法要を無事済ませ、一度京都駅に戻りお昼をとったあと、今日のあと二つの目的のため
行動開始です。

先ずは今日が展示会最後の日という相国寺、承天閣美術館で開催中の「伊藤若冲の名宝展」へ。
京都駅から一日フリーのバスの券を購入し、上京区まで行き、バスを乗り換え同志社前で下車し徒歩5分。





山門の左側には開催中の「伊藤若冲の名宝展」の看板がみえます。

以前テレビの「ぶらぶら美術館」で紹介されていたので、京都へ行ったらぜひ見たいと思っていました。
ちょうどこの日が最後というのも観賞意欲をあおられました。





山門を入り左には相国寺があり、承天閣美術館はその右側で、臨済宗相国寺派の総本山である相国寺の
境内にある美術館です。

承天閣美術館は相国寺が伊藤若冲ゆかりの寺院であるため伊藤若冲の作品が多く所蔵されているようです。





作品は第一会場と第二会場に展示されていましたが、残念ながら撮影は禁止でした。
ここは第二会場へ続くロビーで、ここで一休みしてから第二会場へ~~~





ロビーの広いガラス窓の外には、美術館のなかの庭園、『十牛の庭』と言われるお庭が見られます。

いよいよ第二会場へ。
写真は順不動で、若冲の以下の作品はすべてネットよりお借りしたものです。






色鮮やかな左普賢菩薩、右文殊菩薩像。
文殊の知恵の文殊様ですね。





「鳴鶴図」双幅。
片方は首を上げ、もう片方は首を下げて~~~





繊細に描かれている葡萄と百合の花。





鹿苑寺(金閣寺)大書院旧障壁画。
違い棚の奥に描かれた葡萄の絵。





このほかにもまだまだ紹介しきれないほど若冲の作品18点が展示されていました。

この承天閣美術館のほかにも、こんな素晴らしい若冲の絵がいっぱいあるようです。
若冲の得意とした鶏の絵や草花。





若冲は江戸時代中期に京都で活躍した奇才の絵師で、最近では海外でも多くのファンがいるといわれています。

若冲は京都の錦小路の青物問屋の長男として生まれますが、家業を弟に譲り生涯独身を通し、絵を描くことが
人生の喜びの全てであるかのように絵に没頭した絵師と言われています。

商売をしていた関係か青物や庭で飼っていた鶏などから多くの鶏などが描かれています。
繊細で細やかな線と斬新な色使いは、今見ても素晴らしいものばかりでした。

一度ゆっくり見たいと思っていた伊藤若冲の絵をこんなまじかで数多く観賞できたのはとても幸いで
この日に京都へ来ることになった御縁ということでしょうか。

尚、もっと若冲を知りたい方はこちらからどうぞ。

                  ~~~~~  いつまでも、げんきでいてね!!  ~~~~~

2014-09-21 | 孫娘たちの成長



孫娘Rちゃんの通う幼稚園で、おじいちゃん、おばあちゃん達と一緒に遊ぶ楽しい一日がありました。
Rちゃんの通う幼稚園に行くのは、バーバにとっても初めてでした。

朝、園のバスに乗っていくRちゃんを近くのバス停までお見送りした後、今度は娘に送ってもらい
園のバスが出る公園まで行き、そこから可愛いバスに乗っておじいちゃん、おばあちゃんも丘の上にある
幼稚園に到着しました。

丘の上にある幼稚園の玄関では、可愛い子供たちのオブジェがお出迎えです。





明るくて綺麗に整頓された園の廊下を通り、おじいちゃん、おばあちゃんも各クラスに移動です。
Rちゃんは、赤の2組です。
廊下に並んだいっぱいのおもちゃも、きちんと方づけられ、壁にはお月見の絵が、、、、

Rちゃんのクラスはみんなで22人、みんなきちんと体操座りをして、おじいちゃん、おばあちゃんを
迎えてくれました。

ドイツから戻り、6月から通い出したRちゃんにとって新しいお友達との新しい園の生活です。





教室で元気いっぱいの歌やお遊戯を見た後は、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒にボールゲームをしたり
じゃんけんをしたり、、、

おじいちゃんやおばあちゃんにじゃんけんで勝ったら抱っこをしてもらい、負けたら肩叩きです。
Rちゃんを何度も抱っこしたり、Rちゃんに肩を叩いてもらったり、楽しい時間はあっという間でした。

最後に園長先生さんから一人ひとり手渡しで敬老のお祝いに紅白のお饅頭をいただきました。
「げんきでいてね」のコメント入りのカードはRちゃんからのプレゼントです。

この子たちが大きくなるまで、いつまでも元気でいたいと思います。

                  ~~~~~   コキアの季節   ~~~~~

2014-09-18 | 季節の草花



秋晴れの空に誘われて、フラワーパークに出かけました。
夏の終わりから秋の初めにはどんな花が咲いているのかと行ってみると~~~~





花壇の中には、緑から赤色に変わりつつあるコキアの株がいっぱい並んでいます。





株の下の方はもうこんなに真っ赤になっています。





夏には涼しげなグリーンだった色が、秋になるとだんだん紅葉してくるようです。





今はまだグリーンの部分が多いですが、そのうち真っ赤に色づくことでしょう。





このコキアは、アカザ科ホウキギ属の一年草で、原産国は南ヨーロッパだとか。
和名は「ほうきぐさ」で、昔はこの茎を乾燥させてほうきを作っていたそうです。

なんだか魔女の乗るホウキにそっくりですね。





遠くから見ると、もこもことした羊の群れが並んでいるようにも見えて、、、可愛いです。





もう少し経つと、真っ赤になったコキアの群生が見られそうですね。
株はほうきに、そして実はトンブリと言って食用にされ「畑のキャビア」と言われるそうです。