風のたより

つれづれに

                   ミュンヘン滞在記 その13     コウノトリ

2013-08-29 | ミュンヘン滞在記




二人目の孫の誕生から早1週間が過ぎました。
出産後3日目には無事退院となり、今は家に戻り娘は数時間ごとの授乳に
追われる日々が続いています。

写真は、今回娘が入院した病院の中庭です。







森に囲まれた病院の外観です。
窓にからまる蔦が綺麗でした。







入院した病院は緑の木々に囲まれたイギリス庭園のすぐ横にあり、
病院とは感じられない雰囲気でした。

それもそのはずで、元は貴族のお屋敷だった所だったようです。







エントランスホールの先には素敵なカフェがありました。
まるでここはホテルかと見まごう感じで、白い内観はどこかハワイのホテルで出会った
ホテルに似ていました。







階段を上って3階の病室へ、、、、
病室の窓からも森に広がる緑が見渡せました。







出産後の夕食のメニューです。
けっこうボリュームのあるメニューのようです。

お腹がすいたRちゃんが、横からちょっといただいてしまいましたが、、、、、(笑)







病室を出た所には出窓があり、隣接している森の緑が広がっています。







病院内をちょっと見学させて頂くと、、、
廊下を進むと広い居間に出ました。







どうやらここは書斎を兼ねているようです。
かつてどのような人がこの館で過ごしていたのでしょうか??







元はお屋敷だけに、読書室があったりひろいリビングがあったり、、、







玄関ホールの先のカフェを抜けると、緑の芝生の広がる中庭が広がっています。







右側の近代的な建物の3階に病室がありました。
緑の芝生の白い長椅子に腰かけてRちゃんと一緒にひと休み。

退院の日、ここでみんなで記念のスナップ写真を撮りました。
きっと数年後の良い思い出になることでしょう。







この病院の蔦のからまる建物の窓には、、、、、
赤ちゃんを運んで来るという「コウノトリ」の置物がありました。

こんな光景も病院らしく、またいかにもヨーロッパらしいものですね。

           ミュンヘン滞在記 その12   Rちゃんはお姉ちゃんになりました!!

2013-08-23 | ミュンヘン滞在記




ミュンヘンの爽やかな夏空のもとに、今朝(8月22日)無事もうひとりの孫娘が誕生しました。
そしてRちゃんは、お姉ちゃんになりました。






妹の誕生を楽しみにしていて、”赤ちゃんが生まれたらおうどんたべさせてあげる”
と言っていたRちゃんは初対面に”赤ちゃんかわいいね!!”を連発し泣き出した赤ちゃんに
優しくトントンしていました。
もうすっかり立派なお姉ちゃんぶりを発揮しています。

写真は294段の狭い石段の階段を上り、聖ペーター教会から見た新市庁舎です。
前回はこの新市庁舎からこの聖ペーター教会方面を見ています。







ドイツ、ミュンヘンで生を受けたもう一人の孫娘の健やかな成長が楽しみです。
二人とももうしばらくはこのミュンヘンの空の下で、、、、、
元気で仲良く過ごしてくれることが今一番のバーバの願いです。

まだまだ猛暑の続く日本だと思いますが、ここミュンヘンは爽やかな風が吹き、時には
もう肌寒い日が、、、

バーバのお役目ももうしばらく続くので、帰るころには涼しくなっていることを祈っていますが
さあどうでしょうか??

             ミュンヘン滞在記  その11      ミュンヘン中央駅

2013-08-17 | ミュンヘン滞在記




娘の出産までにはもうちょっとあるようなので、この日は街歩きのついでに気になっていた
ミュンヘン中央駅に行ってみました。

この日もちょっと遠回りしてしまいウロウロ、大きな時計があったのでここが駅と分かりました。







中央駅の前を連結されたトラムが走っていきます。







道を渡って中央駅構内に入ってきました。







広いコンコースの先にホームが見えます。
ヨーロッパの駅には改札というものがなく誰でも構内へ入っていけます。
ずらっと並んだいろいろの列車、、、、

ミュンヘン中央駅は、5番線から36番線までが1列に並ぶ巨大な終着駅で、列車の頭がずらりと並ぶ
頭端式ホームといわれるホームのようです。








構内にはパンやジュースを売る売店があちこちにあり、列車に乗り込む乗客が買い求めています。
こんな光景もヨーロッパの駅構内となるとなんだか絵になりますね。








左奥の白い車体に赤い線の入った列車は、ベルリンやフランクフルトなどの主要都市を結ぶ
特急列車のようです。











そして赤い列車は国鉄のようです。








空港にしても駅にしても旅への出発点、こんな雰囲気は旅の始まりが感じられていいですね。
「人生もまた旅」を実感し、構内を行く旅人を階段を上がった二階のテラスからゆっくりと眺めました。

              ミュンヘン滞在記 その10     ニンフェンブルグ城

2013-08-10 | ミュンヘン滞在記




8月に入り孫娘Rちゃんも幼稚園が夏休みに入り、娘と三人でニンフェンブルグ城に出かけることになりました。
この日は連日の暑さも一休みの感じで朝からちょっと曇り空です。

ニンフェンブルグ城はミュンヘンの西側にあるヴィッテルバッハ家の夏の離宮です。
広大な公園の敷地内には、宮殿のほかにもいくつかの館が連なっています。
宮殿前庭の池には白鳥が優雅に泳いでいます。
絵になりますね!!







宮殿前庭に咲く花々、、、、、
広い緑の芝生が目に鮮やかです。

ニンフェンブルグ城は「妖精の館」とも言われているようですが、その名にピッタリです。







宮殿の入り口までやってきました。
多くの観光客の姿が、、、







エントランスホールを抜けてすぐに現れるのが祝宴の間といわれる大広間です。

ここでも天井に描かれたフレスコ画の素晴らしさに目を奪われます。
天井画を見るために床に寝そべっている観光客もいてちょっとびっくり!!!







このニンフェンブルグは,夏の離宮ということで前回見たレジデンツより解放された感じで
また違った素晴らしさがありました。
ミュンヘンに来て何度こうした感動を味わったかわかりません。






宮殿の窓から見えるずっと見渡せる広大な裏庭。







ここはルードビッヒⅠが愛した36人の美女を描いた美人画ギャラリー。
いづれも甲乙つけがたい美女がづらっと並んでいます。

この中には王の座を揺るがすほどの話題の美女がいたようでしたが確認できませんでした。







この部屋はかの有名なノイシュバンシュタイン城を造ったルードビッヒⅡの誕生の部屋だそうです。
まさに王子様の誕生だったのでしょうね。







ここからも広大なお庭が、、、、
フランスのベルサイユ宮殿にもよく似ています。







お庭の方に出てみました。
この後ろ側に広がるのは、、、







遠くに白鳥やアヒルなどの水鳥が優雅に浮かぶ広大な池が広がっています。
こんな光景を見ているだけでも心が洗われる気がします。

あまりに広いお庭でRちゃんもすっかり歩き疲れ、宮殿内のレストランでランチをとることに。







ガラス張りの明るいレストランで、いつもよりちょっと優雅に、、、、、







四段重ねのプレートに並んだのは、何種類かのチーズと生ハムやサーモンのマリネやテリーヌなどなど。
ちょっとRちゃんのお口には合わなかったようでした。







ランチで一休みした後は、まだ見ていなかった馬車博物館へ、、、、
この博物館に並んだ絢爛豪華な夢のような数十台の馬車。
次々に現れる馬車に圧倒されます。
Rちゃんにとっては絵本で読んだシンデレラの夢のお馬車だったことでしょう。

ちなみにこれはルードビッヒⅡの乗った馬車だったようで馬車の前にプレートがありました。







そしてこれが、同じくルードビッヒⅡが乗っていたソリ。
ソリにしてもただのソリではありませんね。
ソリも何十台も並んでいました。







最後に回ったのは、狩猟の館として建てられたマリエンブルグ。
森を抜けてやっと見えてきたサーモンピンクの優雅な館です。







館に入ってまたびっくり!!
これが狩猟のために建てられた小屋、休憩所??

それにしては宮殿さながらの内装です。
それもそのはず、、、
この館はバイエルンの国立歌劇場を手掛けたクヴィリエの建築の中でも最高傑作といわれるものだったようです。

孫娘Rちゃんと出産をまじかに控えた娘と一緒にこの宮殿に来られたことはとっても幸せなことでした。

                 ミュンヘン滞在記 その9    ヴィクトアリエン市場

2013-08-06 | ミュンヘン滞在記




この日はミュンヘン市民の台所として有名なヴィクトアリエン市場を訪ねてみました。
中心街のマリエンプラッツから歩いて数分の場所にあるこの市場は、ミュンヘンの最大の青果市場として
1807年に開設されたとか。
広大な広場には140ものいろいろのお店が立ち並んでいます。







お店を覗いてみると、まず目に付くのは彩り豊かな野菜のお店。
品数も豊富で、日本ではあまり見かけないこんな変わった野菜類も、、、、







白い三角形のこの野菜は?
キャベツのようでもあり、形からするとキャベツのようでもなし、、、







海のないミュンヘンには、あまり生のお魚類は少ないと思っていましたっが、ガラスケースの中には
美味しそうな新鮮なお魚がいろいろ並んでいました。







生の魚のほかにも、こんな調理された魚も、、、
これもデリカテッセンというのかもしれません。







市場のシンボルはこの高い可愛いポール。
これはマイバウムというのだそうです。

英語で言うとメイポール、つまり5月の木の意味で、ヨーロッパ各地でよく見かけるもので5月の1か月間
春のお祭りのために建てられていたようですが、ここヴィクトアリエン市場では一年中立っているようです。







大きな木の下にはミュンヘン料理とビールを楽しむ人々がこの日もいっぱい!!
一般市民のほかに、きっとドイツ各地からやってきた観光客が多いのかもしれません。







大きなビールジョッキをウエイターが忙しげに各テーブルに運んだりしていましたが、
またこうして並んで買う人々もいっぱい!!







大きな木の下はどこもいっぱい!!
日差しを避けて皆木の下がいいようです。

今年のミュンヘンはいつもの年より気温が高いようで、日陰は涼しいのですが日差しの下は
石畳からの照り返しが思いのほかきつく結構暑いのです。






ベンチに座りたかったのですが、どこもいっぱい。
それにドイツの方々の中に入る勇気はなく、この日のランチはお店の高いテーブルの上ですることに。
美味しそうなソースがかかった魚のフライとポテトとライス、そしてサラダとクランベリーののったヨーグルトを注文。







日本にはこうして立って食べるお店はまずありませんが、ヨーロッパでは見かけることがありました。
こんな高いテーブルの上でのランチもヨーロッパならではの経験です。