風のたより

つれづれに

                       ~~~  冬の公園 ~~~

2017-01-26 | 自然散策



先日冬の公園に出かけてみました。

初夏には綺麗な蓮の花の咲く近くのため池も冬場の表情はぐっと違って見えます。





花の時期には賑わう公園も今は誰もいません。

華やかに咲いた蓮の花の残骸がどこか侘しく見えるのですが、、、





よく見ると残骸同士群れを組んで、どこか逞しくも見えてきます。
でもこの下では、もう春への準備をしているのかも、、、

こんな時期があってこそ、また綺麗な蓮の咲く時期がやって来るのかもしれません。





雪のちらついた数日後の河川環境楽園の公園では、、、

木曽川の上流部から下流部までの自然や渓谷美を再現した園内の木曽川水園の岩場には
うっすらと雪が残っていました。





木々の梢の先に鳥の鳴き声が聞こえるだけで、ここにも人の姿はちらほら、、、





園内をめぐり茅葺き屋根の農家の裏に回ってみると、、、裏庭に蝋梅の花が咲いていました。

茅葺き屋根に残る雪と黄色い蝋梅の花が印象的です。





池の近くにある水車小屋も今は休業ですが、、、、





近くの水辺には、時折野鳥が水を求めてやってきます。

時折鳴く野鳥の声のほかは、しーんと静かです。





木道が続くこの辺りにも、まだうっすらと雪が残っていました。





訪ねる人の少ない冬場の公園に、淡い冬の光がさしています。

この公園に賑やかな声が聞かれるのは、もう少し先でしょうね。



                      ~~~  濃霧・・・ ~~~

2016-12-06 | 自然散策



昨日の朝は、最近にないほどの深い霧の朝となりました。

今までにも深い霧の朝は何度かありましたが、昨日の朝ほど何も見えないほどの霧は
そうありません。

玄関の戸を開けてびっくり!!
門扉の先の道路がまっしろにぼやけて見えないのです。

朝の8時半を過ぎでも道路を走る車はライトをつけていました。
こんなことは今までにありません。

いつもの散歩道の合戸池もこの通り、、、





いつもは見える池も昨日の朝は何も見えません。





合戸池正面からも湧き上がる朝靄と霧でぼんやりと霞んで、いつもなら見える池の向こうの
住宅街も霞の中です。





公団の中にある階段を降りて汚池の近くに行ってみると、ここもぼんやり、
大きな木のシルエットだけが不気味に浮き上がっています。





そんな濃い朝霧の中で、終盤を迎えた鮮やかなもみじが印象的です。





汚池の横に伸びる遊歩道も霧に中~~~

更にここから「うぬまの森」に登ってみることに、、、





「眺望の丘」まで登り眺めると、、、、眼下に見える住宅地の中を流れるような霧の海が見え
遠く養老山系の山がぽっかりと浮いています。

こんな幻想的な風景を見るのも初めてです。





刻々と山を這うように上がってくる朝霧。

「眺望の丘」から更に急ぎ足で「うぬまの森」の展望塔のある頂上へ~~~





展望塔からの眺めはまさに雲海~~~

流れる霧の切れ間に見え隠れする山並み~~~





眼下に見える町並みも流れる霧で見えたり隠れたり~~~

晴天なら遠くに見える名古屋の高層ビル群も今日は霧の中!!





少し霧が流れ下に見えてきたのは、こんもりとした鵜沼城址と、朝霧の立つ木曽川の向こうに
うっすらぽつんと飛び出して見えるのが犬山城。





いつもならはっきりと眺められる木曽川とその奥の濃尾平野、そして名古屋のビル群も
昨日はいつまでも流れる霧の中に~~~





展望塔にはいつもの山歩きの方々が集まり、この光景を楽しまれていました。

そのうちに”霧の朝は晴れる”の例えどうり、いつしか上空は青空になり~~~





いつの間にか上空には幾筋かの飛行機雲の流れも現れてきました。





ただ昨日の深い霧の流れはなかなか消えず、山並みを縫うように流れたり現れたり~~

午後になってやっと霧も晴れ晩秋の暖かい日差しになりました。



                 モミジバフウの紅葉  (大高緑地公園)

2016-11-22 | 自然散策



今や日本列島は紅葉の真っ盛りですが、先日娘家族の住む家から歩いて20分程の所にある
大高緑地公園内のモミジバフウの紅葉を見てきました。





紅葉というとモミジや楓が主流ですが、ここ大高緑地公園内にはモミジバフウの木が多く
ちょうど見頃を迎えていました。

道路に敷きつめられた様なモミジバフウの落ち葉の美しさに、ふと足が止まりました。





モミジバフウ(紅葉葉楓 )は別名をアメリカフウといい、原産国は北米中南部~中米で、
日本には大正時代に渡来したものだそうです。

分類上ではマンサク科フウ属 の落葉高木で、主に公園や街路樹 に使われることが多いとか。





落ち葉の色は赤やオレンジや黄色のグラデーションが美しく、まさに錦織りなす風情です。





錦秋の色そのもので、渡来したものといいながら今や日本の秋の美しさに貢献しているようですね。

モミジバフウは楓や紅葉より葉が大きいので色合いが濃く見えるようです。





訪れたこの日は、大高緑地公園内のミミジバフウは最高に美しかったかもしれません。(11/15)





この大高緑地公園は、何十年も前に住んでいた社宅からすぐでしたので、娘たちが小さかった頃社宅の
お母さん方と子供たちを引き連れてよく遊びに来ていた場所でした。

ここは大高緑地公園の中で”若草山”と呼ばれる場所で、緩やかな芝生の坂を子供たちが
競って滑っていたことを思い出しました。





若草山はもっと広いゆったりとした丘という感じでしたが、その当時と違うのは周りの木々が
それぞれ大きくなっていたことです。

数十年も前のことですから当然なことですが、、、でも懐かしい風景です。





かつて何度か来た懐かしい思い出の場所に来られたことと、
すぐ近くに今度は娘家族が住むようになることの
不思議な巡り合わせに感慨深い思いです。





大高緑地公園は結構広く全部回ることはできませんでしたが、
帰り道にもモミジバフウの紅葉を愛でながら~~~





新幹線がすぐ脇を通る大高緑地公園内の恐竜公園まで戻ってきました。

恐竜の間からも真っ赤なモミジバフウの木が高く聳えているのが見えました。