風のたより

つれづれに

                  ~~~  二年ぶりのヒレンジャク  ~~~

2013-01-29 | 野鳥















いま冬鳥の飛来が多い時期か、思いがけず鳥を撮るチヤンスが多くなりました。

ヒレンジャクが来ているというので、さっそく一昨年行った太田宿に出かけてみました。
昨年は一羽も飛来しなかったようなので、二年ぶりの再会です。


鳥は行けば必ず会えるということでもなく、下見ぐらいの気持ちで出かけたのですが、、、
行ったらもうすでに10人ぐらいのアマチュアカメラマンがずらっと並び、高い木には
ヒレンジャクの姿がありました。
これはラッキーです。

















数十羽のヒレンジャクが、高い榎の木に宿ったヤドリギの実をついばんでいます。
下からではよく見えないのですが、、、どうやら今年も来ているのはヒレンジャクが多く、
尻尾の黄色いキレンジャクは見当たりません。








ヒレンジャクが止まっている高い榎の木の下には、時々水を飲みに降りてくる水場があります。

きっとヒレンジャクは、水を飲みに降りてくるタイミングを木の上から見ているのでしょう。
一羽が降りてくると、次々にさあっと水場に降りてきて素早く水を飲んで、また高い木に戻っていきます。
その素早いこと!!
人間を警戒しているようにも思えました。













ヒレンジャクの餌は、この榎の木に宿ったヤドリギの実のようです。
透き通ったような小さくて丸い実がそれですね。
食べた後は、長い糸のような糞が垂れ下がっています。(汚い話でご免なさい。)

たくさんのアマチュアカメラマンの方々は、ヒレンジャクが水場に来て水を飲む
瞬間を狙っているようで、その瞬間、パチパチパチとカメラの連写音が、、、、








そんな瞬間はなかなか撮れませんが、一度だけちょっと近い場所に来てくれたので
間近にヒレンジャクの姿を見ることができました。
まるで歌舞伎のくまどりのような顔と、ピンと上がった冠羽に特徴のある鳥ですね。

写真はほとんどトリミングしています。
トリミングしなくて済むような立派なレンズ、やっぱり欲しいですね。(笑)

                      ~~  雪の朝に、、、、??? ~~

2013-01-27 | 




昨日からの小雪も、今朝には庭に雪の花を咲かせてくれました。
庭の白木蓮に積もった雪が、まるで小花が咲いたように、、、、







雪の朝にもすっくと立っている高砂百合も、雪の綿帽子をかぶっています。







まるで犬のように雪が大好きなモモスケ君も、今日はコタツから出てお庭の散歩。
さっそく高い木の上で鳴く鳥を見つけて、、、、







ちぃちぃと忙しげに鳴く鳥が気になるようで、、、、、
一点を見つめて、、、、ハンターの血が騒いできたかな?(笑)

木々の間に見慣れない鳥が、、、、









ちぃちぃと鳴きながら枝から枝へ、、、、
今までに見たことがない羽根の色の鳥です。
結構丸々としています。















どうやらアオジのようです。
間違いなければ、アオジは私にとって初撮りです。
ちょっぴり嬉しい気分ですね。

モモスケ君のお陰で初めて出会えました。
モモくんありがとうね!!











もう一羽、アオジとは違う鳥が、、、、??
可愛い顔をこちらへ向けてくれました。
アオジと混じって一緒にちぃちぃと鳴いています。

どうやらジョウビタキの雌のようにも見えますが???
後ろの羽根に綺麗な黄色と青がちらっと見えるようにも思うので
違う鳥かもしれませんが。

ひょっとしてカワラヒワという鳥でしょうか??
だとしたら、、、一日で初めての鳥を2種類も見たことになるのですが???

ご存知の方教えていただけますか?

                   ~~ 木曽川のコハクチョウ ~~

2013-01-23 | 野鳥




木曽川沿いに飛来しているコハクチョウに会いに行ってきました。

去年は近くまで行きながら出会うことが出来ませんでしたが、今回やっと出会えました。







今日は幸いにも川のこちら側に寄ってきていました。
かなりの数です。

頭や全体が灰白色なのは幼鳥のようですが、親とそんなに体の大きさ変わりませんね。







一斉に潜って、、、、川底の藻でも食べているのでしょうか?
しきりに頭を突っ込んでいます。







こっちに美味しいものあるよ!!
どれどれどこ??
みんな一斉に方向を変えて、、、、







大な羽根を広げて、、、、親鳥でしょうか?

このコハクチョウは、遠くユーラシア大陸のツンドラ地帯から4000キロもの長旅を約2週間かけて
やってくるようです。

途中なんども休憩地で休みながら渡ってくるようですが、こんな長い旅路をよく道を間違えずに
渡ってくるものだと感心してしまいます。
きっと鳥には地場を感知する何かがあり、空にはちゃんとコハクチョウが通る道があるのでしょうね。







運良く餌付けの様子を見ることができました。
餌はお米とか。
餌をくれる人がわかるのでしょう。みな一斉に近づいてきます。







この人は2年ほど前から餌付けをしているようです。
もうひとりの方は、川の近くに住んでいる人で、もうかなり以前から餌付けをしているとか。

いずれにしても餌付けの様子を見れたのは、ラッキーでした。







餌が撒かれた後は、、、、、みな一斉に川底に頭を突っ込んで沈んだお米を食べるのに夢中です。
ちょっと微笑ましい光景ですね。

川底は浅いので、目のいい鳥はすぐ沈んだお米を採れるのでしょう。







しぶきを上げながら喜びのポーズでしょうか?
コハクチョウは、オオハクチョウに比べ体は幾分小さいようですが、それでも羽根を広げると
かなり大きいですね。

夜はこの川の中で寝るようですが、その方が天敵から襲われないためだとか。
事実この川にも近くにはイタチやキツネがいるそうです。







大きく羽根を広げて、、、、

ハクチョウの飛行速度は、平均時速50km、追い風では70km、気流に乗ると100kmに達するとか。
きっとコハクチョウも同じでしょうね。

ハクチョウは標高3,000mの山脈を上昇気流に乗って越えていくようです。
なんだか凄いドラマを感じますね。

北に帰るまでには、もうしばらくあるようです。
近いうちに、またこのコハクチョウ達に会いに行きたいなと思います。

                ~~ 天浜線の冬の風物詩 ・・・・・ ユリカモメ ~~

2013-01-20 | 野鳥




天浜線の冬の風物詩といわれるユリカモメをお仲間と一緒に見に行ってきました。

東名を走ること約1時間半、東名から降りてすぐの天竜浜名湖鉄道の佐久米駅。
飛来シーズンに、駅に併設されている喫茶店のご主人の餌付けにより、この時期
ユリカモメがたくさんやってくることで有名になったようです。







餌が撒かれる時間帯に電車が入ってきました。
すると、時間が分かるようにユリカモメが、どこからともなく自然に集まってきました。







喫茶店のご主人がパンくずをいっぱい何度も撒きました。
いつもなら、もっとたくさんのユリカモメが集まるようですが、、、、








どうやらこの日は、ユリカモメはいつもより少なかったようでした。
ご主人のお話では、風の強い日や雨の日にはもっと集まってくるとのこと。

お天気の方が、たくさんのユリカモメに会えると思ったのですが、これは意外でした。
きっとお天気のいい日には、自分たちで餌を取るのに苦労しないのかもしれませんね。
普段は、魚や甲殻類を主食とし、時には昆虫や雑草の種まで食べる雑食にもなるとか。







この時期、電車はこの餌をついばむユリカモメを見るために1分間の停車をします。
これも乗客へのサービスなんですね。







お腹いっぱいだったせいか、ちょっとパンをつついだり、遊び食いしたり、、、
駅を訪れる人々から不定期にもらう餌で、お腹いっぱいなのかもしれません??







電車が走り出した後は、後を追うようにユリカモメも電車と一緒に追いかけたり、、、
そのうち皆ぱっと海の方へ、、、、追いかけっこ??







冬場のユリカモメは、足と嘴が赤く、頬にグレーの斑点がありますが、夏場には
頭部が褐色になるのだそうです。

たしかこのユリカモメは、東京都の鳥に指定されていると記憶していますが、、、、







このユリカモメ、体調40cmほどの鳥ですが、集団で行動することが多く、この日も
餌の後は、集団でお遊びです。







日本で越冬したユリカモメは、2月中頃には北に戻っていく渡り鳥。
しばしの休憩に餌をいっぱい食べて、元気に北に渡ってほしいですね。







何回やっても動きの速い鳥の写真はうまく撮れません。

今回も撮った写真を見て、これじゃみんなボツとがっかりしたのですが、気を取り直し
なんとか見られるものをトリミングしてやっとアップしています。(泣)

            ~~ 初めての韓国  その3  韓国料理と伝統のお菓子 ~~

2013-01-16 | 韓国の旅




旅の三日目の最後に訪れたのは、今回四つ目の世界遺産となる宗廟(チョンキョ)
ソウル近郊にはたくさんの世界遺産があることが分かりました。







宗廟は李氏朝鮮王朝の歴代の王とその王妃の位牌が祀られている場所でした。

建物は柱により19室に分けられ、それぞれに王や王妃の位牌が祀られています。
1995年ユネスコ世界遺産に登録された建物です。







ここにも敷地内には立派な敷石があり、その真ん中は魂の通り道として設けられていました。
その道を誰かが、、、、観光客の子供さんでしょうか?(笑)







韓国最後の夜は、ツアーをちょっと離れ、娘と二人地下鉄に乗ってソウル市内をブラブラ。
ソウルの地下鉄は綺麗で広く、改札口にはこんな韓国のイケメンスターが並んでいます。
ここを押して入ります。

入ったのはいいのですが、ここからの乗り換えが大変!!!
次の乗車口まで延々歩かないとつきませんでした。







電車内は日本の地下鉄の電車とは違い広いのにまずびっくり!!
きっと電車の軌道が違うのでしょうね。

新しく整備されたのか、電車内はピカピカでしたよ。







そして、、、、ここは空港ではありません。

まるで空港と見まごうほどに立派なソウルの複合駅。
国鉄、私鉄、地下鉄の総合乗り入れの駅のようですが、大きくて立派でした。

この地下鉄利用で行った南大門では、ツアーとは違い娘と自由時間を十分楽しめました。







今回の韓国旅行での楽しみのひとつは食事でした。
特に韓国料理が好きということではないのですが、珍しいもの見たさが手伝い
どんな料理が出てくるか興味深々でした。

韓国料理といえば、まづ焼肉!!
お肉をハサミで切る韓国式を目にしました。

牛肉を何時間も煮込んだソルロンタンはコラーゲンたっぷりです。
おなじみビビンバは食べたことありましたが、、、







今回の旅行中一番のご馳走は、鶏をまるごと煮込んだ参鶏湯(サムゲタン)でしょうか。

現地で食べる参鶏湯、スープの中に滋養強壮がいっぱい溶け込んでいるようで、鶏一羽で
お腹いっぱいになりました。

街中の喫茶店で味わった高麗人参茶と漢方茶。(これもツアーについていました。)
どちらも独特な匂いと味わいでしたが、どちらも体に良さそうという感じでした。

娘とそれぞれ違うのを頼み、半分づつ味わいましたが、どちらかというと漢方茶の
方が私の好みでした。美味しかったですよ。







今回お土産で買った「龍のひげ」という、王に献上されたという韓国伝統の茶菓子です。

昔王様が食間や食後に楽しんだというお菓子で、中に黒ごまやアーモンドなどのナッツ類が
入ったもので、口に入れるとさーっと溶けてしまいそうでした。







街中では韓国のイケメンが、このお菓子の作り方のデモストレーションをしていました。
その作り方がおもしろいんです。
軽妙な話術も然ることながら、その作り方の技に観光客は釘付けです。

水飴にとうもろこしの粉で練り上げた物を腕に巻きながら、何度も何度も引き伸ばし
一本が二本、、二本が四本の倍々ゲームのようになって最後は何百本にもなって、、、
そして最後はまるで絹糸のように広がっていきます。
こんな作り方を見るのは初めて、国が違えば作り方もいろいろですね。


今回の旅には、途中キムチ専門店でのキムチ造りのおまけまでついていて
出来上がったキムチは専用容器にいれてお持ち帰りができました。

三泊四日のはじめての韓国旅行でしたが、十分楽しめました。
やはりお隣の国、これからも仲良くしていかないといけませんね。

この旅から戻った翌日、娘は真夏のオーストラリアに戻って行きました。
-10度から3~40度の世界、温度差がすごいですが、、、
飛行機の中で脱ぎながら戻っていったようです。(笑)

お付合いいただきありがとうございました。