風のたより

つれづれに

                  ~~~  千里浜なぎさドライブウェーから東尋坊へ  ~~~

2016-05-25 | 岐阜、富山、石川ドライブの旅



日本海に沈みゆく夕日を眺めた後、さらに国道249号線を南下し、その夜は千里浜なぎさドライブウェー
近くのホテルに入ったのが夜の8時前でした。

松林の中に佇む落ち着いたホテルで一泊し、源泉かけ流しのたっぷりとした湯船で旅の疲れをとり
翌日はホテルから約2分という場所にある千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェーに寄ってみました。





ここは日本で唯一、自動車をはじめバスやバイクなども海岸の砂浜の波打ち際を走ることができる道路です。

このような道路は世界的にも珍しく、アメリカのデイトナビーチ、ニュージーランドのワイタレレビーチの
3ヶ所だけとか。





この日も朝から爽やかな晴れの日で、全長8キロの波打ち際を行ったり来たり、風を切って波打ち際を走る
爽快感は最高でした。





ここ千里浜なぎさドライブウェーが自動車やバスが走行できる理由は、この海岸の砂粒が特にきめ細かく
締まっていて、海水を吸って舗装道路のように固くなり普通の砂浜のように沈まないからとか。

千里浜なぎさドライブウェーの走りは、とっても爽快な経験でした。





なぎさで一遊びした後、車は更に国道159号線から8号線に入り東尋坊へと向かいました。

この場所はトンビが多く生息し,着いてすぐに真後ろから来たトンビに買ったばかりのソフトクリームを
あっけなく奪われるというアクシデントを経験しました。
あっという間の出来事で、何が起こったのか分からないほど見事な奪い方でした。(笑)





ごつごつした岩肌の柱状節理が延々と1kmに渡って続く東尋坊は、国の名勝で天然記念物に指定されています。

ここにも以前撮影旅行で来ていますが、その日は曇りから小雨の日で、この日のようなカラッとした
天気ではなかったので印象がだいぶ違いました。





岸壁の高さが20メートル以上に及ぶ断崖は壮絶で、波の浸食によって荒々しく削り取られた
断崖絶壁の景観は迫力がありました。





この日は足場の悪い岩場の一番下まで降りて下からの風景を眺めました。

下から見上げた東尋坊も一見の価値ありでした。





帰り道は305号線をひた走り。

海岸沿いのくねくねとした細道でしたが、右に日本海に落ちていく夕日をこの日も眺めながらの
ドライブでした。





帰りは予定では琵琶湖まで行き、琵琶湖周辺で夕日を撮るつもりでしたが、それも無理と分かり
途中で車を止めて~~~





最後はくねくねと続く真っ暗い305号線の道を、遠くを行く前の車のライトやところどころついている
道沿いのライトを頼りのドライブになりましたが、こんな光景にも遭遇しました。





暮れていく夜の闇の中に見えた遠い海のかなたの小さい光???
あれはいったい何だったのでしょうか?

ひょっとしたらイカ釣り漁船の漁火???

だとしたら、暗い海の中の遠い水平線に見えたイカ釣り漁船の漁火は、
初夏の夜の日本海の幻想的な景観だったのかもしれません。

娘との2泊3日の富山から能登への旅は、幸い好天にも恵まれ思い出多い旅になりました。

              ~~~  富山湾の雨晴海岸から日本海の白米千枚田へ  ~~~

2016-05-22 | 岐阜、富山、石川ドライブの旅



翌日は高岡の青銅製の大仏を見た後、国宝である瑞龍寺に寄りました。

瑞龍寺は、加賀藩二代藩主前田利長公の菩提寺として造られた曹洞宗の禅寺で
この山門は国宝に指定されています。

山門までの長い八丁道といわれる参道を通り瑞龍寺の総門へ、、、





昨夜の雨で緑を増した芝生が目に鮮やかです。

伽藍は総門、山門、仏殿、法堂を一直線に配し、左右に禅堂と大庫裏を置き、四方は廊下ではなく
長い土間が続いている珍しい造りでした。





瑞龍寺を見た後は富山湾に面した義経伝説で有名な雨晴(あまはらし)海岸へ、、、
ここには以前能登の撮影の旅で来ています。

手前の岩が義経一行が雨宿りしたといわれる伝説の義経岩で、遠くに見えるのが女岩。





雨晴海岸というとポスターなどでお馴染みの岩場の光景ですが、やっぱり何度見ても風情があります。
冬場にはこの岩場の後ろには立山連峰が見えるとのことですが、残念今回も見えませんでした。





写真を撮っていると、ちょうど赤い電車がやってきました。

カメラ好きの絶景の撮影ポイントとして有名な雨晴海岸を通る氷見線のようです。
この氷見線は、高岡と氷見を結んでいて車窓から富山湾と立山連峰、能登半島の景色を
楽しむ事ができるため、人気のスポットとなっています。

雨晴海岸を見た後は、かつての高速道路で今は全線無料となっている能越自動車道に乗りました。





能越自動車道は全線無料にもかかわらずほとんど車がなく、まるでワンマンドーロのようで快適そのもの!!
能越自動車道を走ること数十分、やってきたのは七尾湾です。

釣り人が、ゆったりと七尾湾での釣りを楽しんでいました。





そこからは七尾湾にかかる能登島大橋をわたり能登島へ、、、





さらに能登島を通過してツインブリッジのとを渡り対岸へ、、、





のどかな漁村が見えてきました。
向こうに見えるのは船宿でしょうか?





その後海岸を離れ、そこから国道249号線に入り日本海側に出て能登の里山海山にある白米千枚田へ。

運転を担当した娘にとって、この白米千枚田までの山越えのルートは、簡単な案内図とナビだけで走るため
一番心配な行程だったようですが、千枚田に着無事着いた時は、お互いほっと安心しました。


この白米千枚田も以前能登の撮影の旅で立ち寄っています。





日本海に突き出ただんだん畑の白米千枚田は絵になる場所で、能登を訪れる旅人には外せない
場所になっています。

棚田は一枚づつオーナー制度になっていると聞きました。





以前来た時には時間がなく回れなかった棚田を、今回はゆっくりと見ることができ、こんな場所を発見!!

一番右奥が元首相の小泉純一郎さんの棚田、その隣りが息子さんの小泉進次郎さん、さらにその隣りが
現安倍首相の奥様の昭恵さんの棚田だそうです。

皆さんそれぞれ来られて田植えをされたかどうかは定かではありませんが???





ハート型のこんなかわいい棚田もありました。

そろそろ陽も傾きかけてきました。
この日は朝から快晴、きっとこのままこの場所にいたら棚田に映る綺麗な夕景を撮れたかも
しれなかったのですが、、、、

不覚にも今夜の宿がちょっと遠かったため先を急いでしまいました。





もうちょっといればという後悔の念。

日本海に落ちていく夕日がやっぱり気になり、車の窓から何度となく眺め、ついには途中車を止めて
落ちていく夕日をやっと撮りました!!
なんとか間に合いましたが、、、、、





夕日が沈んだ後の、辺りをピンク色に染める夕景も素晴らしいものでしたが、、、

この夕景を眺めながら、長かった今日の一日に思いを馳せました。

              ~~~  五箇山の菅沼集落、相倉集落、そして高岡へ  ~~~

2016-05-20 | 岐阜、富山、石川ドライブの旅



娘との気楽なナビの旅も回数を重ねるごとに距離も伸びて、今回はまだ見ていないという
富山県の五箇山を見てから石川県の能登の方を回ることになりました。

先ずは五箇山へ、、、
私は何度も来ていますが娘は初めて。





五箇山は菅沼集落と菅沼集落から12キロほど離れた場所にある相倉集落の二つがあります。
共に世界遺産になっています。

ここは菅沼集落で、立派な合掌造りの軒下の縁側には所狭しと土産物が並んでいます。





この菅沼集落のメインの場所からトンネルを挟んだ反対側に、もう一つ「合掌の里」という集落があります。
ここは昔罪人の流刑地だった所とか。

いつもはメインの菅沼合掌造り集落を見るだけで、ここまで足を延ばしていませんでした。





菅沼合掌造り集落を見てから、ちょっと離れた相倉合掌造り集落へ、、、、
相倉集落まで来たのは初めてでした。

田にはすでに水が入り田植え前のようです。





ここ相倉集落には現在地域住民60人が実際に生活していて、庭先には洗濯物がたなびき農機具が並ぶなどの
生活感があり、菅沼集落の店が多い雰囲気とはちょっと違っていました。





集落を歩いていると、ちょうど茅葺き屋根の葺き替えをやっているところに遭遇しました。

茅葺き屋根の下はこんな風になっているんですね???





集落を一回りしていると高台に集落全部が見渡せる場所があるとの案内板がありました。
さっそく高台までの坂道を登っていくと、、、





程なくして集落が見渡せる場所に出ました。

なかなかの眺めで、遠くの山には人形山といわれる山も見えています。
前回行った白川郷の集落より見渡せる集落がすぐ下ににあり、より身近に感じられた集落でした。





相倉集落を出て車が高台に差し掛かると、眼下に南砺市の平野に広がるこの地方独特の
散居村が見えてきました。





散居村は家の周りにカイニョと呼ばれ座敷林を巡らし、冬の西からの強風や豪雪を避け、
さらに盆地の夏の暑さを避けるために工夫された生活の知恵とか。

また家の周りにそれぞれ自分の田畑を設け一軒づつ散らばったような感じになったため、
この地方独特の風景を生み出したようです。





さらに走ること数時間、今夜の宿のある高岡にやってきました。

ホテルに荷物を預け、車で20分ほどの場所にある帆船海王丸が常駐しているという射水市にある海王丸パークへ。





富山湾からの寒い海風を受けながら待つこと30分ほど、午後7時頃からやっとライトアップが始まりました。
帆こそ張ってはいませんが、虹色にライトアップされた海王丸の姿は綺麗!!!の一言です。

周りには我々母娘の他には誰もいなません。
こうして毎晩ライトアップしているというのに、、、、もったいない!!





今夜は我々母娘の独り占め。
贅沢な時間を楽しみました。

でも寒かった!!!(笑)

                       ~~~  誕生日と二人の七五三  ~~~

2016-05-15 | 孫娘たちの成長



昨日は孫娘のRちゃんが無事6歳の誕生日を迎えました。

6年前Rちゃんが生まれた日は、5月の風が渡るさわやかな日でしたが、今年も同じように
気持ちの良い快晴の日になりました。

生クリームが苦手のRちゃんの為にお母さんがかわいいカップケーキを焼いてくれました。
お父さんやお母さん、それにバーバとシドニーからきているHおばさんからのプレゼントは
女の子に人気のシルバニアファミリーです。

これからは妹のMちゃんと一緒に楽しくお遊びできそうです。





午後からはみんなでお家から近い大高緑地公園内の交通公園に出かけました。

バーバやHおばさんとゴーカートに乗って大やしゃぎ!!!
妹のMちゃんとは可愛いパンダの乗り物でゴーゴー!!





今日は七五三の写真を撮るため皆で写真館へ行きました。
8月には妹のMちゃんが3歳になるので二人一緒の七五三になりました。

ふたりとも最初はちょっと緊張気味!!
髪を結ってもらったりお化粧をしてもらったりした後お着物を着ることに。

Rちゃんが自分で選んだお着物の色はブルー、そして妹のMちゃんは大好きな黄色の
お着物を選びました。

ふたりの孫娘が無事七五三のお祝いを迎えることができ、バーバにとってこんなうれしいことはありません。
これからも健やかな二人の成長を見守っていきたいと思います。



                      ~~~  築地本願寺の不思議???  ~~~

2016-05-11 | 横浜&東京散策



帰省後二日ほど東京に立ち寄りました。
先ずは今回娘がぜひ見たいという築地本願寺へ。

海外からの観光客の中で、東京界隈でこの築地本願寺はとても人気の場所だとか。
私にとっても初めての場所です。
何がそんなに人気があるのかとても興味が沸いてきました。





築地本願寺は、東京、築地にある浄土真宗本願寺派の寺院で、京都の西本願寺を本山とした
西本願寺の直轄寺院であることがわかりました。

でもどう見ても日頃目にする日本古来の寺院建築とは趣が違いまずびっくり!!
それもそのはずで、本堂は1934年に古代インド様式をモチーフとした建物で、
正面は蓮華をモチーフとしたインドの石窟寺院風のデザインになっているのだそうです。





寺院の入り口の緑の扉の上には、寺院とはおよそ似つかわしくない
ステンドグラスがはめ込まれています。





ただ本堂に入るとごく普通の寺院で、そんなに変わったようには見えません。

京都西本願寺で見た本堂とさして違いは感じなかったのですが、、、、





ボランティアで寺院内を案内している方の話では、当時の宗教施設としては珍しい木造ではなく
鉄筋コンクリート造で、大理石彫刻がふんだんに用いられているとのこと。

また当時から本堂には畳ではなく椅子が入れられ参拝所は靴のまま入ることができる上に
スチームストーブがあり冬場の本堂の寒さもスチームストーブにより快適に過ごせるとのこと。

正座が苦手な外国人にとって椅子はありがたいことで、これも人気の一つかなと思っていると~~~





”後ろを見てくださいと”促されて後ろを振り向くと、なんと大きなパイプオルガンが??
お寺にパイプオルガン、、、これも今までに見たことありません。

1970年に寄進されたドイツ製のもので、演奏すると約2000本のパイプから音色があふれ、
まるで音が天井から降ってくるように心地よく本堂を包み込むのだそうです。

ランチタイムや定期的にコンサートも開かれているとのこと。
このあたりりが海外からの観光客に人気があるのかもしれません。

寺院の入り口には英語をはじめ、中国語、韓国語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語などなど
数か国語に訳された案内が置いてあり、いかに多くの海外からの観光客が来ているかが分かりました。





この日も確かに海外からのお客様が熱心にガイドの説明に耳を傾けている光景を見ました。





寺院の外に出ると、ここにも可愛い猫ちゃんが、、、
築地本願寺をねぐらにしているノラちゃんでしょうか、それとも飼い猫???





近づくと,コロッとひっくり返ってポーズをとってくれました。(笑)
観光客が多いせいか人慣れしているようで可愛い猫ちゃんでした。





この築地本願寺からすぐの場所には、築地の場外市場があり新鮮な魚介類の美味しいランチが
食べられる店が多く、その中の一軒に入り新鮮な魚介類がたっぷり入った海鮮丼を頂きました。





食事の後歩いて初めて築地市場の前を通りました。
外からでもかなりの広さの施設だということがわかります。

この築地市場は日本橋から移転して今年で81年とかで、施設の老朽化が進んだため
今年10月には新しく豊洲に移転するようです。