風のたより

つれづれに

              ~~~  金華山 めいそうの小径を上る  ~~~

2017-12-29 | 自然観察ウォーキング



いよいよ今年もあと二日になりました。

嬉しいこと、悲しいこと、いろいろあった一年でした。
過ぎてしまえば一年はあっという間。

来る年はどんな年になるのでしょう。

帰国中の娘の希望で先日岐阜の金華山に上ってきました。
簡単にロープウェイを使ってではなく、岐阜公園の下から「めいそうの小径」を
ただひたすら徒歩での登りです。

登ってすぐ、こんな木の根っこが道を塞ぐような荒々しい光景が、、、





暮れの押し迫ったこんな時期に金華山に上る人などいないと思っていたのですが、、、

途中数人の人に出会いました。

「イノシシ注意」の立て札が気になりましたが、下りてきた人が「昼間はいませんよ、出会ったらラッキー」
と言われちょっと安心。





また「めいそうの小径」にふさわしい、こんな立て札に勇気づけられたり納得したり、、、





やっと三分の一ぐらい登った地点で、木の間隠れに長良川と岐阜の街並みが見下ろせました。





でも頂上まではまだまだはるか、、、、

木の根っこがやたら多い登り道です。

足を引っかけて滑らないように、、、





次々に現れるがれ場のような険しい足場です。





次には石段が続きます。

途中何度か休憩を入れて、、、

ここまで来ては上を目指し、ただひたすら歩くしかありません。(涙)





途中の岩場には、ヒトツバと言われる常緑のシダがびっしり自生していました。

名前の由来は、葉が単葉で根茎が一つづつ分かれていることからつけられた名前とか。





今度はガリレオガリレイの言葉が、、、、

”うーん、確かに!!”





だいぶ上まで登ってきましたが、まだ頂上まではあと少しです。


北側の風景で、すぐ下に見えるのは長良川です。





休み休みやっとここまでやってきました。

もう頂上の岐阜城が見えています。

最後にこの階段を登って、、、





やっと岐阜城到着!!!

下から約50分かかりました。





北側に目をやると、、、、カアーカアーとなぜかうるさいほどのカラスの群れが上空を
飛び交っていました。





西側にはゆったりと流れる長良川が見渡せました。





少し左に目を移すと、、、、岐阜市内の街並みが、、、、





さらに左に、、、偶然にも南の雲の間から降り注ぐような光芒が差し込み、左の上には木曽川の流れが
そして右側の上には長良川の流れが、かすかに見渡せました。

今回歩いた頂上までの道は「めいそうの小径」ということでしたが、ハアハアと喘ぎながら登った
かなり険しい道で、瞑想に浸る余裕はありませんでした。(笑)


一年間ブログにお付き合いいただきありがとうございました。

それでは皆様どうぞ良いお年をお迎えください!!


               ~~~  再び猫たちのいる陽だまりへ  ~~~

2017-12-25 | 



猫たちを見てから気になってここ数日は何度かあの場所へ、、、

この遊歩道の左の土手の南側が猫たちのいる場所です。





いるかなと覗くと、、、いましたいました!!

色違いのサバトラ猫と黒ちゃん。





落ち葉の絨毯の上で日向ぼっこ??

ご飯もたっぷり食べて満足気です。





こんな姿を見ると、まるでモモ君がいるみたいな気分です。





特によく似ているこの子!!

猫のしぐさはみな同じ、モモ君もこんな格好してました。





この日も毎日見に来ているという母娘お二人に会いました。

すっかり慣れて脇でくつろぐ白猫ちゃん。





陽だまりのふかふかの落ち葉の上で気持ちよさそうに日向ぼっこ。

こんな姿を見ると、やっぱり癒されますね。





そのうち仲良くご飯タイム!!

いつも誰かがご飯を持ってきてくれているようで皆丸々としていてほっとします。





南側には広い畑が広がりのどかです。

なぜか森口だいこんが抜かれてあちこちに???





場所をちょっと変えた所に行ってみると、畑の脇を悠然と歩くちょっと太った猫ちゃんが、、、

もしかしてお腹に赤ちゃんが???





どこへ行くのかと後をついていくと、、、

この広い畑を耕すために置いてあるトラクターの中へ、、、





いましたいました。

この中なら冷たい風も雨も防げます。

賢い賢い!!

置かれた環境の中で、たくましく生きている猫たちは皆逞しい!!

また来るね!!


            ~~~ いつものウォーキングコースに猫の姿が!! ~~~

2017-12-23 | 



我が家から猫の姿が消えて早や2週間以上が過ぎました。

今まで部屋の中に動くものがいることが日常だっただけに、動くもののない部屋は
一層寂しい気持ちがつのります。

この寂しさを癒すように今まで以上にウォーキングに出かけるようになりました。

”自然は大きなホスピタル!!”





木曽川沿いの遊歩道は私の好きなウォーキングコースです。

大きな自然の中に身を置くと、自然と気持ちも落ち着き、新鮮な空気が気分を一新してくれます。

いつものコースを、いつものように歩いていたのですが、、、
この日ふと遊歩道沿いの雑木林の向こうに何か動くものが見えました。





よく見ると、、、、なんと白猫が、、、

この猫の姿を見た瞬間、まるで吸い寄せられるように猫の歩いていた畑の方に歩いて行くと、、、





先ほどの白猫が雑木林の南側の陽だまりの中で毛づくろいを始めました。

雑木林の南側に広がる畠は、この地方で有名な「森口だいこん」の畑です。





周りを見渡すと猫と戯れる人が二人。

その方の猫なのかと思っていたら”いえ、ここにいる野良猫ですよ”とのこと。
お二人は母娘で、猫たちを見てから気になり毎日この場所に来ているのだとか。

猫は白猫のほかに茶色と黒がいました。
人の姿を見ると猫たちは尻尾をあげて近づいてきます。

特にこの茶猫はぐんぐん近づいてきて、なんとこの後私の膝に乗ってきました。
思わず可愛い!!

どこかモモ君の顔に似ていました。





ちょっと離れた場所には黒猫が、落ち葉の絨毯の近くに置かれた葉っぱの上のカリカリを
食べています。





お二人の話によると、この茶と黒は兄弟とか。





お二人と話していると、林の中をもう一人の人が来て二匹の猫を抱き上げいつまでも
愛おしそうに撫でていました。
猫たちも慣れた感じです。

どうやらこの人もここを通る度に立ち寄っているようでした。






よく見ると周りにはいくつかの発泡スチロールのお皿があり、その中にはカリカリが入っています。

小さい空き缶の中には、お水の入った物もいくつか、、、





近くの林の中には二本の傘が広げられていました。
誰かがきっとこの猫たちの為に持ってきてくれたのでしょう。

すぐ近くを歩いていても、まさかこんな処に野良猫ちゃんがいるとは気づきませんでした。

お二人の話だと、この辺りには十匹ぐらいの野良ちゃんがいるとのこと。

晴れた天気の日中は暖かくても、夜や朝方の寒さにはどうしているのでしょう??
更にこれからの雨の日や雪の日は、、、思っただけであまりにかわいそうで胸が痛くなりました。

しばらく猫たちの姿を見た後も、なぜか離れがたく後ろめたい思いで戻りました。


              ~~~  モモ君に届いたシンピジュームの花 ~~~

2017-12-19 | 



モモ君が亡くなってから明日で早や2週間になりますが、今更ながらモモ君の存在の大きさに
びっくるする日々が続いています。

元気なころ日中はいつも我が家の玄関の門の上で道行く人を眺めるのが好きだったモモ君ですが
そんな時毎日散歩されるご近所のご夫妻から良く声をかけていただくことがありました。

”モモスケ君!!元気??”(モモ君に向かって) 
”そこでお昼寝は危ないよ”(道の真ん中でごろりしていると)

そのお宅からなんとこんな立派なお花が届いたのです。
もうびっくり!!

その暖かな心づかいに感謝するとともに、今更ながらモモ君がみんなから愛されていたことを
あらためて感じる日々が続いています。





可愛いピンクの立派なシンピジュームのお花には、暖かいご夫妻の心のこもったメッセージが
添えられていました。

”モモスケ君へ。長い間楽しませてくれてありがとね。,,,,,,,。〇〇のおばさんより”

なんとうれしいことでしょう。
なんと心優しいご夫妻でしょう。

そして、、、、なんと幸せな猫だったのでしょう。





お外が大好きなモモ君は、元気なころはいつもこうして道行く人を眺めたり
ここで私の帰りを待っていてくれました。





そしていつもここに、まるでスフィンクスのように座り、我が家の門番をしてくれていました。

”僕がおじさんの代わりにおばさんを守るんだ!!”と言わんばかりに、、、

我が家のスフィンクスでした。





事情を知らない通りがかりの人々は、きっと我が家の飼い猫と思っていたことでしょう。

そしていろいろの人に愛されたモモ君でした。





ご近所の可愛い三人の女の子にも、、、

”モモ君、可愛く描いてあげるね!!”





下校途中の中学生のお姉さんたちは、毎日のように立ち寄って可愛がってくれました。

そしてモモ君の方も下校時間ぐらいになると決まって玄関先で待っていました。(笑)
可愛がってくれる人をちゃんと分かっていたのでしょうね。





そして我が家の二人の孫たちにも、可愛がられたモモ君でした。

孫たち家族はドイツに行く前に、しばらく会えないからとわざわざ会いに来てくれ
名残を惜しんでいきました。


尻尾を立てて嬉しそうに孫娘達と近所を散歩するモモ君の姿は忘れられません。






ドイツにいる娘にはモモ君の死をLINEで知らせたのですが、、、、

二人の孫たちが余りに可愛がっていたのでショックを受けると思い今だモモ君の死を
知らせられづにいると返事がきました。

でもいづれ分かることです。

”モモ君はお星さまになって、ジージのいる天国へ行ったんだよ”
と折を見て言ってねと返信しました。

東京にいる私の親友からも電話が入りました。
”その後どうしたかと気になって、、、??”

モモ君の様子は時々伝えていたのですが、、、、


こんなにみんなから愛されていたモモ君は、なんて幸せな一生だったのでしょう。

きっと今頃天国で、先に行った主人と楽しくゴルフボールで遊んでいることでしょう。


              ~~~  え!!?そこにいるのは??? ~~~

2017-12-16 | 



モモ君が亡くなってから早十日が過ぎました。

悲しみは少しづつ薄らぎ、やっと気持ちも落ち着いてきました。

そんな中、今朝東の窓を開けると、いつもモモ君が日向ぼっこをする私の車の上になんと
ちょこんと乗った黒猫が!!!

びっくりして、もう一度見直します。
”え、モモ君じゃないよね??”

なんとこの黒猫ちゃん、モモ君の飼い主さんが飼っているあと五匹いる中の一匹の黒猫のTちゃんでした。






モモ君が我が家にいるようになってからも時々偵察に来ていたようで、庭をノコノコと歩きながら
家の中をのぞくようなしぐさをしていました。

元は一緒に飼われていた猫ちゃん、モモ君がよその家で何しているのか気になっていたんでしょうね。









こうしていつも車の上で日向ぼっこしていたモモ君の姿が忘れられません。





娘に写真をLINEで送ったら、さっそく返事がきました。
”え!!モモ君の後釜狙ってるんじゃないの??”(笑)

そんな娘も今夜オーストラリアから戻ってきます。