風のたより

つれづれに

                    ~~~  二条城、京都御所、そして嵐山  ~~~

2016-04-09 | 京都散策



京都二日目は、二条城の見学から始まりました。

二条城の見学は、遠い昔高校の修学旅行で来て以来のことです。
ただその当時の記憶は全くなく、内部の見学も今回初めてという感じでした。

絢爛豪華な立派な唐門。

二条城は徳川家康が慶長8年(1603年)に京の宿館として建設した平城で、この唐門も家康の趣味をふんだんに
盛り込んだものなのかもしれません。





二条城見学はまづ二の丸御殿からですが、残念なことに内部の撮影はすべて禁止でした。
きっちりと障子が閉められているのが、今見てきた二条城、左から大広間、式台の間、遠侍の間です。

二条城内部には車寄側からはじまり,遠侍・式台・大広間・蘇鉄の間・黒書院・白書院などが連なっています。

特に大広間では慶応3年(1867年)10月,15代将軍慶喜が諸藩の重臣を集め,大政奉還を発表した歴史的な部屋です。

ただ内部の各部屋の障壁画は狩野探幽を主とする「狩野派」による障壁画が描かれてるのですが
なんと残念なことに現在目にできるのはすべて複製画と分かりちょっとがっかりしました。

本物は傷まないように展示・収蔵館へ移されていて見るには別料金が必要なのだとか。
複製画でさえ撮影禁止とは、、、、???





少々残念な思いで内部の見学を終え、広いお庭の方に出てきました。





二の丸庭園は小堀遠州によって造営された桃山時代を代表する池泉回遊式庭園で、その後家光などによって
改修されています。

ここ二条城にもたくさんの外国からの観光客が多く、聞こえてくる言語も中国語、英語、フランス語、、、
イスラエルからというグループもみえました。

この後落雷で焼失してしまったという、かつてあった天守閣跡の天守台へ上り上からの二条城を眺めました。





二条城には江戸時代につくられた二の丸庭園,明治時代の本丸庭園,昭和時代の清流園の3つの庭園があり
その一つである清流園を散策後、二条城を後にしました。





次に向かったのは京都御所です。

ここにもたしか来ているはずですが、、、、、ただただ広い!!!

近くにいた警備の方のお話では、中の見学は予約が必要で当日の見学はできないとのこと。





広い園内は今や京都府民をはじめ多くの観光客の為の市民公園になっているようです。





園内をぶらぶら~~~

桜の下でお花見をする外国からの観光客の姿がありました。

日本の桜の下でのランチいかがだったでしょうか???





その後バスで移動し嵐山へ。

京都観光の代名詞でもある嵐山、松越しに渡月橋が見渡せます。





渡月橋界隈は、ほとんど海外からの観光客で埋め尽くされた感じです。





桜にはちょっと早かったのが残念でしたが、着物姿で渡月橋界隈を闊歩する若い女性の姿、、、いいですね!!





さすがここは京都、前を行くのは本物の舞妓さん、それとも舞妓の着付けをした観光客の女性達でしょうか。

いづれにしても京都の風情を楽しんだ二日間でした。



                ~~~  清水寺のライトアップ!!  ~~~

2016-04-07 | 京都散策



京都の旅の続きです。

平安神宮を見学後、市バスで丸山公園まで来て散策したあと、清水寺界隈までやってきました。





二年坂から三年坂界隈をぶらぶら。
桜にはちょっと早くてもこの日も観光客はどこへ行ってもいっぱいです。

ここでも綺麗な着物姿の女性もいっぱいでしたが、着物姿のカップルも多く目にしました。
二人そろって着物姿で京の街を散策する姿は、さすが京都です。





両側にある土産物店を覗きながら階段を上がっていくと正面は清水寺です。

この日は清水寺のライトアップがある日。
青い光が音羽山を斜めに走り仁王門と三重塔が浮き上がって見え普段は見られない光景が、、、、





階段を上り振り返って暮れゆく京の街を眺め、さらに上がって清水寺の本堂へ、、、





本堂を抜けて清水の舞台が眺められる場所へ、、、

やはりここからの眺めは最高!!
ライトアップされた清水の舞台がくっきりと浮き上がり、普段とは違う雰囲気です。





桜の花もライトアップされて~~~





清水の舞台の東側に広がる森もライトアップされて、白く浮き上がる木々!!






普段では見られないもう一つの清水の舞台の幻想的な風景に足が止まりました。





舞台の上からの光景をもう一度眺め、音羽の滝で清めの水を頂き階段を下がって~~~





下から見上げる清水の舞台。

また違った表情です。





暗闇をバックに浮き上がる桜と、朱の三重塔と、青い光の共演は、見ごたえ十分でした。



                      ~~~~~   平安神宮の「神苑」  ~~~~~

2016-04-03 | 京都散策



伏見稲荷大社に続き海外からの観光客に外せない京都の観光地は、やはりこの平安神宮のようです。

ここでも大きな朱塗りの應天門 をくぐると、これまた大きな大極殿が目の前に現れます。
今回はこの 大極殿の左側より入り神苑の拝観をしてきました。

平安神宮には今までに何度も来ていますが、神苑の拝観は初めてでした。





神苑内は明治時代に造営された広大な池泉回遊式庭園で、中は社殿を取り囲むように東・中・西・南の
四つの庭からなっています。





散策をはじめるとすぐに立派な池泉回遊式庭園が現れてきます。

明治の有名な造園家7代目小川治兵衛らの手になるもので、明治二十八年(1895年)、平安遷都1100年を記念して
行われた京都博覧会のメインパビリオンとして建設されたものとか。





池の中ほどにある飛び石の「臥龍橋」





こんな橋は珍しいのでしょう、多くの外人観光客が列をなしてこの飛び石を渡っていました。

もちろん私たち母娘も渡りましたが、バランスを崩したら大変!!
ちょっとスリルがありました。





しばらく歩くと池の向こうに見えてきたのは、、、、、「泰平閣」といわれる橋殿のようです。

池に映る「泰平閣」の眺めもなかなか風情があり、京都らしい佇まいを感じます。





支え木の添えられた赤松。
枝ぶりが見事でした。





ここまでくるとやっと「泰平閣」の姿がはっきりと見えてきました。

まさに池にかかる橋殿です。





屋根のある橋の真ん中で休憩方々記念写真を撮る観光客も多く、中国からのカップルもしきりにスマホで撮影。

古今東西を問わづ若者はみなスマホでの撮影が多く、また自撮り棒での撮影も多かったです。
そういう我々母娘もしっかり自撮り棒でスナップ写真を撮りました。
もちろん撮影は娘任せでしたが、、、、





橋を渡ってあちら側へ~~~~

枝垂れ桜が咲いているようです。





この日(3月末)は京都の桜はまだ3分咲きぐらいだったのですが、枝垂れは見事に咲いていました。
やっと桜に巡り合えた感じです。





初めて拝観した平安神宮の神苑、京都らしい風情あるお庭の佇まいを満喫しました。



                ~~~~~  赤い千本鳥居の伏見稲荷大社  ~~~~~

2016-03-31 | 京都散策



一泊二日で娘と京都の旅へ。
先ずは京都観光の中で、特に海外からの観光客に人気の赤い鳥居の伏見稲荷大社へ。

この日も駅を降りると海外からの観光客でいっぱい!!!
特に多かった中国からの観光客に交じり、欧米からの観光客もけっこういっぱいでした。





伏見稲荷大社といえば、全国に3万もある稲荷神社の総本山とか。
朱塗りの大きな山門も通り本殿へ。

どうやらここ伏見稲荷大社は、本殿の奥にある稲荷山全体が信仰の対象となっているようです。





願い事はこの赤い鳥居に書いて~~~

無数の願い事がびっしりと下がっています。





朱塗りの柱と灯籠が並ぶ本殿。

知らずに撮っていたら、、、ここは撮影禁止だったようで、、、???





ここから赤い鳥居がトンネルの様に続く千本鳥居の始まりです。

綺麗な着物姿でお参りの若い女性達。
あちこちで着物姿を目にしましたが、街中には着付けと着物のレンタルのお店がいっぱいあったので
ひょっとしてレンタルだったのかも???

京都の町を着物姿で散策するのも風情があっていいですね。





いくつもの赤い鳥居を潜り抜けて、、、、、このあたりで鳥居が二股に分かれています。

道順に沿って右側に~~~





さらに進むと奉拝所があり、ここには狐の形の絵馬がいっぱい下がっていました。

狐の絵馬というのも伏見稲荷大社らしいですね。





伏見稲荷大社はこの赤い千本鳥居が有名なようですが、実は赤い鳥居は一万本もあるのだとか。

稲荷山全体にめぐらされている無数の鳥居、、、、
長い階段を上ったり下りたり、、、、かなり疲れました。

ベビーカーで来ていた外人さんのファミリー、ご夫婦でベビーカーを持ち上げていましたが
こんなに階段があることを知らなかったのでしょうね。
お気の毒でした。





階段の途中にあった「おもかる石」

この石灯籠前で願い事をしてから石灯篭の頭を持ち上げ、軽く感じれば願い事が叶い、重く感じると
願い事は叶わずとか。

やってみましたが、、、、重かった!!!(笑)





とても全山征服とはいかず途中で戻りました。

全体図を見ると本当に全山に巡らされている赤い千本鳥居です。
山全体が信仰の対象なんですね。





途中の休憩所で出会った伏見稲荷大社の森の茂みにいた猫ちゃん!!
どこからともなくミャアミャアと鳴きながら現れて~~~

白いエプロンと白いソックスを履いたような白黒の可愛いい猫ちゃんでした。


                ~~~~~   河井寛次郎記念館  その3   ~~~~~

2014-10-04 | 京都散策



中庭を通り、次は工房と登り窯のある一段上の場所へ、、、、
途中にあったのは、かまどの神様を祭った物でしょうか??





一段上がった場所のここは、休憩所と入って左には工房がありました。
この工房でいろいろの作品が生まれたのでしょう。





工房の一部は、作品の展示室にもなっているようでした。
窓から覗きこんで~~~~





陶房の窓側には、「けろくろ」が二つ。
障子の一部がガラスになっているのは、明りを取り込んだ工夫でしょうか。





工房の見学者の通路側には、試験用に焼かれたたくさんの陶片が並んでいました。





綺麗に並んだ陶片を見るだけでも、作者の作品を想像出来る気がします。





展示室に並んでいた河井寛次郎の作品の数々、、、、

どれも個性的でユニークですね。





工房を抜けて、いよいよ裏の登り窯のある場所へやってきました。
かなり大きな登り窯です。

自宅の庭に登り窯まで作ってしまった作者の情熱まで伝わってきそうです。





ここにも登り窯を祭る神棚がありました。





登り窯の左を登っていきます。

いくつもの窯が並んでいます。
横から見るとかなり大きな登り窯ということが分かります。





寛次郎が好んで使っていたという、下から三段目の窯です。

心なしか一番痛みがあったような気がしましたが、、、、、





登り窯の一番上まで来て全体を眺めます。

この登り窯もいかにも手作りという感じがしました。





今はもう使われることのない登り窯、そしてその工房ですが、作者の生きた時代と作者の作品への
熱い意気込みが今でも見る者に伝わってきて、とても感動した素晴らしい記念館でした。