風のたより

つれづれに

               ~~~~~    ニースから鷲の巣村エズへ    ~~~~~

2014-11-30 | クルーズ その1 (地中海クルーズ)



ニースのホテルに一泊後、ニースの市内観光になりました。

「イギリス人の遊歩道」と言われるプロムナードが長く伸びています。
ここから城壁のある階段を登っていくと、頂上からは「天使の湾」と言われる長く伸びたニースの海岸線が
一望できました。
綺麗ですね。

快晴の朝の空気がいっそう新鮮です。





屋上にはこの辺りを描いたこんな絵がありました。





このニースの海岸に面して建っているマンション群。
毎日こんな素敵な海岸を眺めて暮らせるなんて、なんて贅沢なことでしょう。





折れ曲がった高い階段を下りて、、、、





ニースの海岸沿いの瀟洒なホテル。
ここは泊まったホテルではありませんが、このホテルの前を通り朝市へ、、、





遊歩道近くの旧市街にあるサレヤ広場の朝市へ、、、





新鮮な野菜や果物が所狭しと並んでいます。
朝から活気がありますね。

形の変わった真っ赤なトマトは、「牛の心臓」と言われている物かもしれません。





ガーリックもこんなにいっぱい。
さすがここはフランス、ガーリック一つでもどこかおしゃれな雰囲気です。





朝市見学後は、ここからさほど遠くないエズ村へ。

エズはフランス南東部コートダジュールの街にあり、ニースとモナコの中間に位置していて、多くの観光客が
訪れる人気の場所です。
私もここに一度来たいと思っていました。

エズはフランス地中海に面し標高427mの高い崖を見下ろす場所にあるため、「鷲の巣村」と言われています。





バスを降りて入り組んだ階段や坂道を登っていきます。





その入り組んだ道の途中にはお洒落なレストランやお土産品店が並んでいます。





ちょっと覗いてみたいですが、先ずは頂上を目指して、、、





さらに石の階段や坂道がくねくねと続き、、、





やがて、やっと頂上までたどり着きました。
眼下には紺碧の地中海が広がっています。思わず深呼吸!!

青い海と空、そして赤い家々の屋根がマッチしまるで絵のような美しさです!!





エズは岩山の上に民家が集まっていて、天空の村ともいわれていますが、鷲の巣村と言われるこのような
場所はこの辺りには他にもたくさんあるのだそうですが、ここエズはその中で一番有名な場所のようです。





どこまでも続く青い地中海、、まるで天に浮いているような村、、、





こんなところから、エズはまるで「天空の城ラピュタ」のようだといわれるのかもしれません。





エズの鷲の巣村からおりてから、山の下にある香水工場に立ち寄りました。

その後バスは一路国境を越え、イタリアのジェノバ港を目指しました。
いよいよジェノバ港から今回のクルーズが始まります。

(続)

                  ~~~~~     憧れのモナコ公国へ    ~~~~~

2014-11-27 | クルーズ その1 (地中海クルーズ)



トリノの観光後、バスは世界で二番目に小さいモナコ公国に向けて走りはじめました。
トリノから地中海に面したモナコ公国までは、270キロ近くバスで約3時間の移動です。





走りはじめて1時間が過ぎるころから、道はいつしか右折し待望の地中海沿いの道に入ってきました。
初めて見る地中海の海です。





たまたま左側に座っていたのでモナコまでの地中海沿いの風景を思う存分眺めることが出来ラッキーでした。





モナコ公国に入ったころには、日もすっかり傾きかけていました。
初めて見る憧れのモナコ公国の夕景です。





これが昼間の時間だったら、、、、このような光景に遭遇できたことでしょう。
(写真はネットよりお借りしました)





バスはやがてモナコF1グランプリで有名な道路に入ってきました。
この道路が、、、、と思うとちょっとわくわくです。





F1グランプリの時に通る有名なトンネルのようです。
バスの中からではうまく撮れずですが、テレビなどで見たことのあるどこか見覚えのある場所でした。





そしてこれが、その中でも有名なヘアピンカーブです。





ここも昼間見ると、こんな光景です。まさにヘアピンカーブですね!!
(これもネットからお借りしました)





バスをこの近くで下り、この道を渡りこの階段を登り、坂の上にあるグランカジノに向かいました。





坂を上がったところに、世界のセレブが集まるグランカジノの豪華な館が見えてきました。





これがグランカジノの正面玄関です。
どこか重々しく、それでいてやっぱり華やかさと格式を感じられる正面玄関の構えです。





ここが夜な夜な世界のセレブ達が大金をかけてカジノを楽しんでいる場所なんですね!!
周りにはこれまた高級車がずらりと並んでいました。

モナコは世界でも有名はタックスヘブンの国で、自然に世界のお金持ちが集まっているようです。
その人口は約3万人ぐらいですが、実際のモナコ国民はその16%ぐらいで、あとはフランス人や
イタリア人、その他の国々の人とか。





このグランカジノの横には、これまたモナコで有名なホテル、オデルドフランスがありました。
ハリウッド女優からこのモナコ公国のお妃になったグレースケリーもよく使っていたホテルだとか。

どちらもライトアップされて煌びやかに夜の闇に浮かびあがっていました。
もうこうなると、、、、ただただため息しか出ません。(笑)
まさに夢の世界です。





そのあとも歩いてモナコ大聖堂に。
ここにあのグレースケリーも埋葬されているのだそうです。





次は、ここからちょっと離れた大公宮殿へ。
ここも丘の上にありました。
この宮殿にグレールケリーが住んでいたのですね。





この大公宮殿のお庭からは、美しいモナコ湾の夜景が楽しめました。

でもなかなかカメラにはうまく収まリませんでしたので、素晴らしい夜景は今回もネットからお借りしています。
この日は海沿いに移動遊園地の光が入りますます綺麗でした。


モナコは旧市街地と新市街地があり、平地の面積が極端に少ないため人口密度が高く、街はびっしりと
建物が密集している上に、前に地中海、後ろに山を控えた立地で階段と坂の多い街なのですが、お洒落な
お店が立ち並び、なぜか豪華で華やかでやっぱり世界の人々の憧れの地であることは間違いありません。

夜景は、まさに不夜城ですね。





この後はモナコの街中のレストランでちょっと遅いお食事となりました。

メイン料理の中には、薄切りの白トリフが、、、、、
こんな大きい白トリフは現地でも珍しいということでした。

みんなで回しあい匂いをかがせていただきましたが、ちょっと独特なガーリックの香りがしていました。
この大きな白トリフを見つけ大手柄をたてたのは、、、、なんとこのワンちゃんでした。

(続)

                 ~~~~~    聖骸布のあるトリノ大聖堂   ~~~~~

2014-11-25 | クルーズ その1 (地中海クルーズ)



ミラノのホテルで1泊し、朝食後バスは次の観光地トリノに向けて出発しました。
トリノはミラノから西へ約140キロ、バスで約1時間40分の移動となります。

程なくしてバスの窓から雪をいただいたスイスアルプスの山並みが見えてきました。





更に進んで青空にスイスの山並みがくっきりと現れてきました。
車窓から見えるアルプスの雪山の姿にうっとり、、、





やがてバスはポー川を渡り、ピエモンテ州にある都市トリノ市内に入ってきました。





トリノはミラノに次ぐイタリア第2の工業都市で、自動車産業の盛んな街ということでしたが、街は
意外に落ち着いた感じで、街には早くも丸いボンボンのクリスマスの飾りつけがされていました。





街の中心にある広場でバスを下り、ここから徒歩で市内見学が始まりました。
ヨーロッパの秋は日本の紅葉のような感じはありませんが、黄色く色づく木々が見えました。





石畳の道を最初の見学場所の王宮に向けて歩きます。





やがてこの地を治め、今や世界遺産になっている華麗なサヴォイア王家の王宮群が見えてきました。





王宮の前に立っている像は、イタリアを統一に導いたガリバルディ将軍。





更に歩いて、聖骸布(キリストを包んでいたと言われる布)が納められたドゥオーモ(大聖堂)へ。





ヨーロッパで見る大聖堂の中はどこもみな立派で荘厳な雰囲気がありますが、このトリノ大聖堂には
聖骸布があるということで有名になっているようです。





堂内には聖骸布のいきさつを説明したビデオが流されていました。

聖骸布とはイエス・キリストが十字架で処刑された際に遺体を包み埋葬されたとされる縦4.36メートル、
横1.1メートルの布のことで、その布にはうっすらと人の姿が浮き出ているといわれています。
真偽のほどはわかりませんが、信者にとってはこれ以上神聖な場所はないのかもしれません。





最後にカステッロ広場に面して建つ、もう一つの宮殿「マダマ宮殿」へ。

この宮殿は王侯の妃たちのための宮殿だったとか。
階段を登り優美な装飾が目を引いた宮殿内を歩きました。





ヨーロッパの街はほとんどが石畳が多いのですが、トリノの街にはこんな丸石を敷き詰めた珍しい
道がありました。





王宮や大聖堂を見た後の自由時間に、娘と二人紛れこんだこんなパッサージュ?
規模は小さかくちょっと古めかしい感じがしましたが、ミラノで見たガレリアによく似ていました。





トリノの街歩きにはこんな出会いも、、、、
偶然知り合ったアンナさん。

現在トリノで日本語でガイドが出来るイタリア人は彼女を入れてあと一人とか。
上手な日本語はベネチア大学で学んだのだそうです。

彼女は自分が持っていたチョコを「どうぞどうぞ!!」と分けてくれました。
アンナさんと一緒に撮った写真は、いただいたメールアドレスに昨日添付して送ったところです。

                  ~~~~~    ミラノ大聖堂     ~~~~~

2014-11-22 | クルーズ その1 (地中海クルーズ)



ミラノ観光の始めは、中世(15世紀)にミラノを支配したヴィスコンティ家が使い、のちにスフォルスコ家が使ったスフォルスコ城へ。

今は中は博物館になっています。
このお城は19年前にも主人との旅で一度訪れています。





城内はかなり広く、見上げるほどの高さの赤い城壁が印象的でした。
城壁の全面に等間隔で開けられている穴は窓でしょうか?それとも一体何だったんでしょう?
今回もガイドさんに聞くのを忘れましたが、、、、、





城内の前には焼き栗のお店が、、、

大きくてほっこりとしたヨーロッパの秋の風物詩の焼き栗、以前ローマのスペイン広場前で買ったことがありますが
とても美味しかったのを思い出しました。





スフォルスコ城見学後は、ミラノの観光で欠かせない有名なミラノのスカラ座へ。

イタリアオペラの殿堂として最高峰とされる歌劇場ですが、外観は意外に質素でちょっとびっくり。
以前にも訪れたはずでしたが、周りに隣接している建物の方が立派であまり印象に残っていませんでした。





ミラノの街には自転車シェアリングの置き場があちこちにありました。

市内にはこんな100以上のステーションがあり、どこで借りてもどこに返してもOKで、料金は最初の30分は
無料。以降は30分毎に0.50ユーロのレンタル料金がかかります
ミラノの街をこんな自転車で廻るのも楽しそうですね。





次に訪れたのは、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世ガレリア。

ミラノにある有名なアーケードで、ガラスのアーチと鉄製の屋根に覆われており、屋根までの高さは
見上げるほどで、この一方がミラノのスカラ座に通じています。
巨大なガラス張りのショッピングアーケードといったところです。





このガレリアの中央には、青いタイルで囲まれた牡牛のモザイクがあり、そのやや窪んでいる所に踵を合わせて
クルリと一回転すると幸せが訪れるとの言い伝えがあリ、旅行者はここで皆クルリクルリ!!!





このガレリアを抜けると正面に現れるのがドゥオーモ広場。
広い広い広場です。





そしてその正面にどーんと現れるのはミラノ大聖堂です。

以前来た時には修復中で布で覆われていたので、今回初めてのご対面でした。
その見事な世界最大のゴシック建築にはただただ圧倒されるほど、、、

今回ミラノに行ったら是非やってみたいことの一つに、この大聖堂の屋上まで登ってみることでした。
大聖堂の中の見学もそこそこに、さっそく娘と大聖堂の左側にある階段を登り始めました。






大聖堂の屋上まで登るには階段かエレベーターがありますが、ここはやっぱり細い石の階段を一段ずつ
踏みしめながら登ることにしました。

中ほどまで登ったところから下の広場が見えてきました。





やっと屋上に近い部分までやってきました。
大聖堂の屋上はこんなふうになっていたのですね。

ここからでもまだたくさんの尖頭が天に向かいそそり立っているのが見渡せます。





大聖堂の対面の建物に夕日が当りはじめました。
いつしかもうこんな時間になっていました。





写真右上の金色に輝くのは、大聖堂の一番高い尖塔の聖母マリア像。

この中央尖塔の建設には、ミラノの美術家たちに設計案を募り、その中にはレオナルド・ダ・ヴィンチも
応募したそうですが、残念ながら彼の案は落選だったとか。






大聖堂の尖塔は大小合わせて145本もあり、彫像は外部に2200体、内部に1300体もあるとのことです。
まるで彫刻群の林の中に紛れ混んだような贅沢な気分です。

林立する尖塔の向こうにミラノの街が広がっています。





更にここからもう数十段段上り、、、、、ついに大聖堂の一番高い屋根の部分まだやってきました。
ここからの眺めは格別で、やってみたかった目的を一つクリアできた喜びと風景の素晴らしさに感激でした。





屋上からの眺めを楽しんだ後は、集合時間までに急いで下りないと、、、、、

階段の窓からミラノの街に落ちていく夕日の美しさを横目に、帰りは運よく係のおじさんの計らいで無料で
エレベーターで下まで降りることが出来、やっと集合時間に間に合いました。(ヤレヤレ!!)


(続)

                ”初めての地中海クルーズ”   関西国際空港からドーハ、ミラノへ

2014-11-18 | クルーズ その1 (地中海クルーズ)



帰国中の娘と12日間の地中海クルーズの旅のツアーに出かけていました。
正確にはフライト&クルーズでしたが、、、
海外旅行は数多く出かけてきましたが、クルーズの旅は今回が初めてでした。

旅の始めは、名駅前よりシャトルバスで約3時間をかけて関西国際空港へ。
関西国際空港からドーハを経てミラノへ行き、ミラノからトリノに周り、トリノからモナコ、ニースを経て
ジェノバに到着し、このジェノバ港からいよいよ地中海クルーズへの乗船となりました。





関西国際空港からは初めてのカタール航空へ搭乗します。
飛行機の垂直尾翼に描かれているシンボルマークは、アラビアオリックスだとか。

カタール航空は最近エミレーツ航空と並び話題になっている中東の航空会社のようです。





関西国際空港を発って約6時間でドーハ国際空港へ到着しました。
アラビア文字の表記がいかにも中東に降り立ったことを実感します。





ドーハからはイタリアのミラノへの乗り換えとなり、搭乗時間まで空港内の売店をぶらぶら。
砂漠の国にふさわしく、売られているお土産品にもラクダの置物が多く、去年行ったモロッコを
思い出しました。





ドーハに着いたのが現地時間朝の5時近くでしたが、それから約3時間後、ドーハを飛び立つ頃には
周りも明るくなっていました。





ドーハの空港を飛び立ってすぐに眼下に空港付近の街並みが見えてきました。
まだまだこれからも大きくなっていく様子が分かりますが、どうやらこの新しい空港建設には、
日本の建設会社が携わっていたようです。





飛び立ってしばらくしてからの2回目の機内食。





アラブの国の飛行機ということもあり、飛行ルートの表示とともにときどきメッカを指し示すこんな
表示が出ていました。





飛行機はやがて雪の残る山岳地帯を通過。





そしていつしかアドリア海上空まで飛んできたようです。
座席前のディスプレーに飛行ルートが表示されるので、今どのあたりを飛んでいるか確認できます。





ドーハを発って約12時間、眼下の雲間にイタリアのミラノの街が見えてきました。





さらに飛行機は降下し、ミラノの街がくっきりと、、、





そして飛行機は無事ミラノのマルベンサ空港に到着しました。
到着後すぐに待っていたバスに乗り込み市内観光となりました。

幸いにも今回乗ったドーハからの飛行機は空き席が多く、皆さん2,3席を自由に使うことが出来
私も娘も4席を使い体を伸ばして寝ているうちにミラノに着いたようでとっても楽なフライトでした。(笑)


(続)