風のたより

つれづれに

            ~~ 初めての韓国  その3  韓国料理と伝統のお菓子 ~~

2013-01-16 | 韓国の旅




旅の三日目の最後に訪れたのは、今回四つ目の世界遺産となる宗廟(チョンキョ)
ソウル近郊にはたくさんの世界遺産があることが分かりました。







宗廟は李氏朝鮮王朝の歴代の王とその王妃の位牌が祀られている場所でした。

建物は柱により19室に分けられ、それぞれに王や王妃の位牌が祀られています。
1995年ユネスコ世界遺産に登録された建物です。







ここにも敷地内には立派な敷石があり、その真ん中は魂の通り道として設けられていました。
その道を誰かが、、、、観光客の子供さんでしょうか?(笑)







韓国最後の夜は、ツアーをちょっと離れ、娘と二人地下鉄に乗ってソウル市内をブラブラ。
ソウルの地下鉄は綺麗で広く、改札口にはこんな韓国のイケメンスターが並んでいます。
ここを押して入ります。

入ったのはいいのですが、ここからの乗り換えが大変!!!
次の乗車口まで延々歩かないとつきませんでした。







電車内は日本の地下鉄の電車とは違い広いのにまずびっくり!!
きっと電車の軌道が違うのでしょうね。

新しく整備されたのか、電車内はピカピカでしたよ。







そして、、、、ここは空港ではありません。

まるで空港と見まごうほどに立派なソウルの複合駅。
国鉄、私鉄、地下鉄の総合乗り入れの駅のようですが、大きくて立派でした。

この地下鉄利用で行った南大門では、ツアーとは違い娘と自由時間を十分楽しめました。







今回の韓国旅行での楽しみのひとつは食事でした。
特に韓国料理が好きということではないのですが、珍しいもの見たさが手伝い
どんな料理が出てくるか興味深々でした。

韓国料理といえば、まづ焼肉!!
お肉をハサミで切る韓国式を目にしました。

牛肉を何時間も煮込んだソルロンタンはコラーゲンたっぷりです。
おなじみビビンバは食べたことありましたが、、、







今回の旅行中一番のご馳走は、鶏をまるごと煮込んだ参鶏湯(サムゲタン)でしょうか。

現地で食べる参鶏湯、スープの中に滋養強壮がいっぱい溶け込んでいるようで、鶏一羽で
お腹いっぱいになりました。

街中の喫茶店で味わった高麗人参茶と漢方茶。(これもツアーについていました。)
どちらも独特な匂いと味わいでしたが、どちらも体に良さそうという感じでした。

娘とそれぞれ違うのを頼み、半分づつ味わいましたが、どちらかというと漢方茶の
方が私の好みでした。美味しかったですよ。







今回お土産で買った「龍のひげ」という、王に献上されたという韓国伝統の茶菓子です。

昔王様が食間や食後に楽しんだというお菓子で、中に黒ごまやアーモンドなどのナッツ類が
入ったもので、口に入れるとさーっと溶けてしまいそうでした。







街中では韓国のイケメンが、このお菓子の作り方のデモストレーションをしていました。
その作り方がおもしろいんです。
軽妙な話術も然ることながら、その作り方の技に観光客は釘付けです。

水飴にとうもろこしの粉で練り上げた物を腕に巻きながら、何度も何度も引き伸ばし
一本が二本、、二本が四本の倍々ゲームのようになって最後は何百本にもなって、、、
そして最後はまるで絹糸のように広がっていきます。
こんな作り方を見るのは初めて、国が違えば作り方もいろいろですね。


今回の旅には、途中キムチ専門店でのキムチ造りのおまけまでついていて
出来上がったキムチは専用容器にいれてお持ち帰りができました。

三泊四日のはじめての韓国旅行でしたが、十分楽しめました。
やはりお隣の国、これからも仲良くしていかないといけませんね。

この旅から戻った翌日、娘は真夏のオーストラリアに戻って行きました。
-10度から3~40度の世界、温度差がすごいですが、、、
飛行機の中で脱ぎながら戻っていったようです。(笑)

お付合いいただきありがとうございました。

           ~~ 初めての韓国その2  昌徳宮、南大門、景福宮、北村韓屋村 ~~

2013-01-13 | 韓国の旅




午後からは、市内五大王宮の中で最も保存状態の良い、世界遺産の昌徳宮(チャンドンクン)へ。

韓国ドラマで一躍有名になった場所のようですが、知らない私にとっては古い王宮でしかありません。
事前にドラマを見ていたら、もっと感激した場所になったでしょうね。







広い宮殿の庭に、観光客の雪を踏みしめる足音だけが静かに聞こえます。
ガイドさんも白い息を吐きながらの説明です。







王宮の屋根に下がった”つらら”、、、、、
つららを見るなんて何年ぶりでしょう。

今年の韓国は特に寒いと言いますが、やっぱりオンドルの国の訳が分かりました。







宮殿の横にはオンドルの焚き口がありました。
このオンドルで宮殿内の暖房は、なされていたようです。

今で言うセントラルヒーティング。
韓国では王宮以外でも昔からこのオンドル装置があったわけですね。

王宮の建物の屋根の間に見えるレンガの煙突、オンドルの煙突だそうです。
覗いた王宮の台所は、冷え冷えとした感じでしたが、ここにはオンドルはあったのかどうか?







二日目の夕方はソウルの台所と言われている南大門市場へ。

いつも観光客でいっぱいのようですが、この日も気温はもう零下の世界です。
こんな寒い中、道端に並んだ店店、、、、
威勢の良い声が飛び交って、、、、韓国の人は寒さに強いのでしょうね。










オプションをつけて上った、ソウルタワーから眺めたソウル市内。
タワーまでの急な坂道も滑りそうで怖いほどでしたが、眺めはとても綺麗でした。、、
函館からの観光客も”まけた!”と言っていたとか。







韓国三日目の朝は、景徳宮での王宮守門将交代儀式の見学から始まりました。
独特な太鼓の音色や変わった民俗衣装での儀式が目を引きます。

ちょっと長いですが、、、お邪魔な方はスルーしてください!!










王宮の交代式の見学後は、韓国ソウルの歴史地区とも言える北村韓屋村(プクチョンハノクマウル)へ。











路地裏の急な坂道の両側に並んだ見慣れない作りの家々、、、、、
韓国の伝統的な住居が続きます。

住宅には現在も皆さん住んでいるようですが、丘の上の静かな住宅街といった感じでした。

             ~~ 初めての韓国 その1   健陵、龍珠寺、水源華城 ~~

2013-01-09 | 韓国の旅




お正月三ヶ日過ぎ、娘と極寒の三泊四日の韓国の旅に参加してきました。

日本ではテレビをつけると必ずどこかのチャンネルで韓国ドラマが流れるほど韓国ブームが
続いていますが、残念ながら私はほとんど見ることもなく、韓国は私にとって近くて遠い国でした。

それなのに何故??
娘の滞在期間を考えるとちょうどぴったりのコースの上、娘にとっては何度目かの韓国なので、
私にとってもお抱えガイド付きの気楽な旅となりました。(笑)

上の写真は世界遺産になっている昌徳宮(チャンドンクン)







旅の初めは、雪の残る朝鮮王朝時代からお墓の健陵(ゴルソン)へ。
この日は気温-10、バスを降りたとたん身を切る様な外気温に耐えながら、高い林を抜けて、、、







周りは奥深い山の中を過ぎた場所。
冷たい空気と目に眩しいほどの雪の照り返しです。
持っていったサングラスが役立ちました。







やっとたどり着いた所が法事の執り行われる館があり、その後ろにはなだらかなお墓が見えました。
館には中壁がなく、後ろの墓が見えます。
魂が自由に出入りできる為だそうです



20



この階段は、亡くなった位の高い人の魂の通り道。
普通の人は、通ってはいけない階段です。

韓国の一般家庭では、今でも法事は大切な行事で、親戚を呼び最大に行われるのだとか。
この健陵(ゴルソン)も世界遺産に登録されています。







次に訪ねた場所は、三十三観音聖地の一つ龍珠寺(ヨンジュサン)へ。







韓国独特の色使いの鮮やかなブルーの梁の絵柄が華やかで綺麗でした。
このブルーの色は、高貴な場所にしか使えないのだそうです。

この絵柄にも何か意味がありそうですが、、?







さらに進んだ場所に建っていたこの門も、日本では見かけない造りです。
上に向かって矢のようなものが立っていました。







階段を上った先には、たくさんの提灯が所狭しと下がっていました。
何か祭りがあった後なのか、いつもこんなにたくさんの提灯が下がっているのか??







寺院の屋根の隅がせり上がった造りも、日本にはない姿ですね。







午前中の最後に訪れたのは、韓国の万里の長城とも言われる水源華城(スウォンファソン)へ。

総延長5.7キロにも及ぶ石積みの城壁が目の前に広がっています。
確かに北京で見た万里の長城を彷彿させる風景です。
この水源華城も世界遺産です。






広場の中程の高台の建物からは、四方八方が見渡せます。







遠くに珍しいオンドルの設備がある見張り台が見えます。







雪の長い坂道を足元に気をつけながら登っていきます。







見張り台の中に入ってみると、堅固なレンガ造りの壁が円形になっていて、下にはオンドルの焚口が
ありました。






見張り台の上からは水源華城の全景と水源の街が見渡せます。

ここ水源華城は、韓国ドラマ“イサン”や“チャングムの誓い”のロケー地で有名な所とか。
ドラマを見ていない私にとっては、ちょっと馴染みはないのですが、、、、








この水源華城の高台からは、古いお城とは対照的な高く聳える立派な教会が見えました。

ガイドさんの話では、今や韓国人の三割強がクリスチャンなのだそうです。
これは意外でしたが、確かに街中ではあちこちにたくさんの教会を目にしました。

昼食後は、またまた韓国ドラマで有名な、これまた世界遺産の昌徳宮(チャンドンクン)へ。